13時00分
やっぱり他の奴の目線ではやりにくい!!ということで今回からは作者こと南原恭平の目線でやっていきますのでよろしく!
正直、田川の話を聞いて俺は・・・・・・なんかワクワクしていた。
漫画とか噂では聞いたことあるけどまさか自分の身近で絶賛片思い中の奴がいるなんて思わなかったし
それに俺たちにこのことを話したってことは相談相手になったってことだし、そしたら進展とかも聞けるし・・・・・最高じゃん!
まともに相談に乗ってやってもいいけどそれじゃあ面白くないし
え?性格悪い?そんなの自分で分かってるってば
とにかくこの恋は俺が始めて見るナマの恋!
これは・・・・・・見逃せないZe!
その後、田川は俺たちの入っている将棋部の部室(ぶっちゃけ和室)でほぼ毎日のように相談をしてきた。
「なぁ・・・・・俺にいいとことかあんのかな?」
「あるある~」(ちょっと適当)
「たとえば?」
「明るいとこ!」
「他は?」
「元気なとこ!」
「まだある?」
「落ち込まないところ!」
「そっか・・・・・」
いや、納得してるけど全部大差無いよ?
ホントにコイツ大丈夫か?
最初は適当に受けていた相談も結構まじめに受けるようになり、こいつが落ち込むところとか見たくないな~なんて考えるようになっていた。
まあ、恋愛経験がほとんど無しの俺が言うことなんかアドバイスになるわけないんだけど
そして、何の進展も無いまま(ホンッッッット!!!に何も無かった)日は過ぎて行き
三学期の中頃にやってくれましたよ!
バカ田川が!!
「今日のLHRは一年の反省をみんなの前で言ってもらうからな」
担任のぐっさん(山口だから)が作った反省の時間
俺は・・・まあ・・・暗い感じで終わって・・・・・・・・・
いよいよ田川の番!
クラス全員の前に立った田川
何するのかな?と興味なさげに見ていたら田川は自分の反省を書いた用紙を見ずに一言
「皆さん、覚えていますか?一年の最初の頃に送ったメールを」
田川の言葉に最初は唖然としていたクラス一同だったけどしばらくたって
「あれのことか?」
「覚えてるよ~」
といった声が上がり始めた。
メール
一年の最初
その二つの言葉から思いつくのは・・・・・例の星空からの返信
もしかしてやるのか!?
告ッちゃうのか!?このタイミングで!?
予想外すぎて何もいえなかったけど顔はニヤニヤしている俺
・・・・・いやな奴だよね
ともかく!田川の勇気ある行動
本当に告るのか!
田川よ!?
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