プロローグ
暗く閉ざされた部屋
その中で少年の持つ携帯の画面が月光よりも明るく輝いている。
少年・・・・田川清久は待っていた。
自分は今のままでいいのか?という自分への疑問からの行動の結果を
行動といってもメルアドを知っているクラスメイトへメールを送っただけの些細なことではあったが
それでも、誰かが返してくれるんじゃないか?そのメールで少しは救われるんじゃないか?
そんな期待があった。
そして、しばらくの時間の後、携帯が震えた。
送信者を見るが不思議に思う
クラスの一人で間違いないが特に接点は無かったはず・・・
さっそくメールの内容を確認する
そこに書かれていた内容は清久に必要だったもの
勇気をくれた。
その後も何件かメールが来ていたが最初のメールと比べることなど出来ない。
それほどまでに心に響いた。
そして、心の底からメールをくれた彼女に感謝の言葉を
たった一言「ありがとう」を言いたい。
そんな風に思えた。
それがこの漫画みたいなベッタベタの恋愛の始まりだ。
どうも!人知らずです!
今回の話は僕の高校の友達の恋愛模様を小説化した実話です
純粋でありきたりな恋愛ではあると思いますが温かい目で見てやってください
よろしくお願いします