(挿) ◆二章あとがき|主要人物・用語まとめ①★
こんにちは、HaiRuです。
いつもご愛読ありがとうございます!!
二章《水の都市マージェス》はこれにて完結となります。
うん、相変わらず投稿頻度が遅い。二章を完結するのに2年も経ってしまった……
筆が遅いのは困ったものですが、一応書きたいものは全部書くことができました。またぼちぼち投稿していくので、面白がって見ていただければ幸いです。
来年こそは投稿頻度上がるはず……!
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ここから下はおまけの主要人物・用語まとめになります。
それでは三章《煌燈の系譜》でまたお会いしましょう!
またね〜!
主要人物・用語まとめ①
人物
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◆ジェイル=サファイア 18歳
煌燈十二軍の第一軍団【筆頭】の地位につく青年。
公国では珍しい黒髪黒瞳、左目に大きな傷跡がある。
幼少期の記憶がなく、物心ついた時には大陸中を旅する行商"オルセント一家"に育てられていた。
しかし5年前、ヨルムの括りが操る『悪魔』によって、一家が全滅。唯一の生き残りとなる。その後、大陸各地で魔獣狩りを行っていた所、フォルニカ公国の大公ユリエスにスカウトされ、様々な経緯を経て今に至る。
『熱量操作の特異魔力体質者』で、炎熱と氷熱による広範囲・高火力の魔術を得意としている。一方で、雷撃系と風衝系の適性は極端に低く、実践的な魔術はほとんど使えない。
公国に来た当初は粗暴そのものだったが、現在は別人のように落ち着いた性格になっている。
◆カレン=レストリア 16歳
第一章でジェイルに助け出された元奴隷の少女。煉瓦色の髪が特徴。
バラバ帝国の奴隷商にいたが、彼女の能力に目をつけたヨルムの括りによって、フォルニカ公国に連れてこられた。
極めて希少な『治癒の特異魔力体質者』らしく、瀕死の重症からでも再生させる『令束"』を使う。
当初は長い間奴隷として捕らわれていた為か、自身の命の価値が異常に低かった。しかし、本来は感情豊かで素直な性格。自身を救い出してくれたジェイルに対しては強い憧れを抱いている。
かつて広大な平原で同胞と共に暮らしていたらしいが、どういうわけか一族の名や当時の記憶がほとんど欠落している。
◆ナターシャ=レストリア 35歳
第一章に登場。
辺境の街イーンにある魔導器・雑貨店『オルセントの流れ屋』の女将。奴隷だったカレンを温かく迎え、国民証発行のために自身の家名を与えた。
オルセント一家とも面識があり、過去に天涯孤独となったジェイルの面倒を見たことがある。
◆リディアナ=シルヴァ 21歳
第二章に登場。
フォルニカ公国が誇る四大都市の一つ『マージェス』を治める若き領主にして、煌章院の一柱『公国保安庁』並びにその傘下組織『銀氷狼』を束ねる長。
銀髪金眼で凛とした顔立ちの淑女。
元は煌燈十二軍に所属する稀代の魔術士だったが、5年前の事件で両親が他界。そして4年前、次期大公だったユリエスと共に軍を脱退。18歳という異例の若さで領主の座につく。
現役を退いたがその腕は未だ健在で、氷熱系魔術や『同時起動』といった高等技術を得意とする。
◆ルーガン=ベオウルフ 18歳
煌燈十二軍の第二軍団に所属する青年。
紺青の髪に鮮血のような赤い瞳で、明るくさっぱりとした性格。
たびたび脳筋と言われるが、敵の弱点を早々に見切り、切り込んでいくクレバーな一面も持つ。
公国発祥の近接格闘術『魔闘拳』の名門『ベオウルフ家』の嫡男で、こと近接戦闘においてはジェイル以上の立ち回りを誇る。
◆ニナ=アッシュ 18歳
煌燈十二軍の第三軍団に所属する少女。
燃えるような深紅の髪を、麻紐で簡素にまとめているのが特徴。
気丈で負けず嫌いな性格。直情的なルーガンの歯止め役だが、自身も力技で解決しようとする節がある。
普段はジェイルやルーガンに厳しく当たっているが、それは深い信頼の裏返しであり、高い戦闘力を持つ二人に追いつくため、そして煌燈十二軍として誇れる魔術士になるために、常に努力を積み重ねている。
錬成魔術の大家『アッシュ家』の跡取りで自身もそれらを得意とするほか、治癒魔術や薬草学にも造詣が深い。
戦闘時には高速錬成魔術【アルケミー・ドローイング】で錬成した、先端に槍の付いた攻防一体の盾『アダーガ』を駆使して戦う。
◆タイタス=ヴァンダム 61歳
魔術士組合に身を置くマージェス随一の一級魔術士。
規格外の範囲から繰り出される【アルケミー・ドローイング】で、大量の大剣を錬成して戦う姿から『剣の砦』と謳われる。
その実力は他の一級魔術士とは一線を画しており、歴代の煌燈十二軍にも匹敵するほど。
用語
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『フォルニカ公国』
レヴェナ大陸中央部に位置する貴族国家。小国ながらも潤沢な資源を持ち、その上バラバ帝国やレヴィエント王国といった大国に囲まれているため、古くから侵略に脅かされてきた。
それに対抗するため、魔力技術の一種"魔術"を研究・開発しており、その技術力は大陸随一とされている。
このような背景があるため、各領主・貴族・平民は互いに非常に協力的。一致団結して国のために尽力するその様は"究極の一枚岩"とも称される。
『煌燈十二軍』
フォルニカ公国唯一の軍事機関。
公には第一軍団から第十二軍団まで存在し、各軍ごとに所属者は1名、最大で12名の人員から構成される。
各軍に1名しかいないにも関わらず軍団と称されるのは、その並外れた戦闘力に由来しており、一人一人が他国の一個軍隊以上の実力を持つ。さらに複数人揃うと、小国の軍事力にも匹敵する。
彼らの存在と公国の優れた魔術開発技術、銀氷狼や組合といった魔術組織によって、公国は守られている。
およそ100年前の煌燈十二軍が全盛期とされており、彼らは【世界を滅ぼす七つの厄災】の一柱『魔竜ラズルクシオン』の討伐や『第二次大陸大戦』にてレヴィエント王国、バラバ帝国、ラザビア南方諸国連合の3つの大国を同時に相手取るなど、規格外の偉業を成した。
『魔力』
大気中に存在する生命力の源"マナ"を体内に取り込み、昇華させたエネルギーのこと。あらゆる事象に繋がる神秘の力として、世界各国で魔力を用いた技術の開発が行われている。
作中で多く登場する『魔術』は、数ある魔力技術のうちの一つにすぎず、他にも魔導器や令束、錬金術、ルーン文字など国によって無数にある。
『魔術』
主にフォルニカ公国で発展してきた魔力技術。
呪文の詠唱を介して脳の深層意識に魔術式を構築、そこへ魔力を流し込むことによって術式の機能を具現化させる。
一度に魔術を発動できる回数や規模は"魔力量"、出力や威力は"制御力"、構築できる魔術式の難易度は"意識改変力"にそれぞれ依存する。
修練を積めば血統関係なく扱える利便性、術式を組み替えてほぼ無限にバリエーションを増やせる応用性、魔力変換の効率性などから、数ある魔力技術の中でも最優とされている。
ごく初歩的な魔術理論の一部は他国にも流出しているが、いずれも公国の保有するそれには遠く及ばない。
『魔導器』
主にレヴィエント王国で発展してきた魔力技術。魔導回路という特殊な術式を施した道具のことで、日常で使えるものから武器まで多くの種類が存在する。
魔力を流せば誰でも扱えるが、予め規格化されている機能しか使えない。
王国以外の国でも広く流通しており、特にフォルニカ公国の技術力は、本家である王国に負けず劣らずとされている。
『令束』
バラバ帝国を始め、大陸東部で広く発達してきた技術 。
魔術のように望む結果を出す魔術式を一から構築するのではなく、深層意識から世界法則そのものに干渉して望む結果のみを生みだす、限りなく神秘に近い技術。
いわば"個人で世界を書き換える力"であり、その性質上、発動には大量の魔力が必要となる。
極東の国ヤハムに出現する『妖"』と呼ばれる存在は、大衆の恐怖や負の感情が現実に映されて生まれたとされているが、これも令束の一種である。
また、令束を極めた極地の一つとして、周囲一体を自身の原風景に塗り換える『令束界域』がある。
『特異魔力体質者』
数千万人に一人の割合で生まれるとされる、先天性の特異体質者のこと。特定の魔力操作に極めて高い適性を持つ反面、別の魔力操作に対してほぼ皆無の適性を持つ。
100年前の煌燈十二軍は12人全員が特異魔力体質者だったとされており、それが歴代最強と謳われる所以でもある。
『特異魔術』
特異魔力体質者が、自身の魔力性質にあわせて一から術式を組み上げた魔術。ジェイルの【ゼロフィーラ】や【ゲヘナヴール】などが当てはまる。
威力が絶大な上、自身の適正を乗せているため魔力消費も少ない。
汎用魔術や改変魔術と異なり、特異魔力に合わせた完全な別物のため、同じ性質の特異魔力体質者でもなければ再現は不可能。
『改変魔術』
特異魔力体質者でない魔術士が、自身の適正に合わせて既存の汎用魔術に改変を加えた魔術。
言うなれば、特異魔術の一般魔術士版。
例えばルーガンの炎熱弐式【クリムゾン・ファング】やタイタスの【プロミネンス・ヴェール】は、二等軍用魔術【クリムゾン・フレア】を改変したものである。
会得難易度は高く、一流の魔術士になるための登竜門とされている。




