表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/16

第4話 ワキガ勇者が勧誘する

一斉に水の中に飛び込んできた悪党たち。


ヨシハルは余裕を感じていた。

そして、頭の中ではこう考えていた。


悪党とはいえ、人殺しをするのは気が引ける。

この世界にも正当防衛とかあるのかな?

どうするかな。


そんなことを考えるヨシハルに振り下ろされた悪党の剣。

真っ先に斬りかかって来たのは、坊主頭のすきっ歯野郎である。


それを見ることなく左手のヘクスカリバーで弾き返した。


ヨシハルの背後から2人の悪党が斧を振り下ろす。

それを振り返ることなく右手のヘクスカリバーで受け止める。


そこに左右から槍を突き出してきた悪党。

いとも簡単にそれを躱したヨシハル。

そして、その敵が持つ槍を両手のヘクスカリバーで叩き切った。


弱いな。

さて、どうしようかな・・・。


そうか。

敵を眠らせたら良いのか。

ナイスアイデアだ!


悪党たちが次々と繰り出す攻撃を軽やかに躱すヨシハル。

頭の中では無属性魔法をイメージしていた。

そして、それを行使する。


催眠ねむくしちゃうぜ!」


ヨシハルは何となくの感覚で催眠魔法を行使した。

それを受けた3人の悪党が、力なくその場に仰向けで倒れ込む。


「おい!どうした!?」


催眠魔法を逃れた悪党は2人。

慌てて水を掻き分けながら、倒れ込んだ仲間3人の下に駆け寄っていく。


ぶくぶくぶく。

眠った悪党は水に溺れていた。


溺れ死にそうになる仲間を担いで、必死に岸まで上げる悪党2人。


その様子を静かに見守っていた悪党の親玉である十字傷。

「魔法か。やっかいな奴だな。」


眠った仲間の頬を叩いて起こそうとする悪党。

べっちべち叩いているが、眠った悪党は目を覚ます気配がない。


「ボス!あいつヤバいですぜ!」


十字傷は、右手で巨大な斧を肩に担いだ。

「お前たちは下がっていろ。俺が相手をする。」


巨大な斧、それは両刃の戦斧せんぷである。

その重量は計り知れない。


十字傷が水の中に入って来た。

そしてヨシハルに近づいてくる。


「我が名はウォーレン。義憤のウォーレンとは我のことだ! 貴様も名を名乗れ!」

その見た目にピッタリのダミ声だ。


「おれ・・・我が名はヨシハル。双剣のヨシハルとは我のことだ!」


ヨシハルは調子に乗って、なぜか双剣という二つ名を名乗ってしまった。

名乗ってから後悔したヨシハル。


厨二病っぽくて恥ずかしい。

あまりの恥ずかしさに変な汗が噴き出てきたので、もう一度水の中に肩まで浸かる。


もちろん、それは脇汗わきあせを洗い流す為。


「水の中で何をしようとしておるのかは知らんが、我には通用せんぞ!」

戦斧せんぷを振りかぶった十字傷のウォーレン。


いや、ただ単にわきを洗っているだけです。


肩まで水に浸かるヨシハルに戦斧せんぷの怒涛の一撃が振り下ろされた。

それを両手のヘクスカリバーで受け止めるヨシハル。


「くっ!!」


その一撃は重かった。

この男、なかなか手強いぞ。


再びウォーレンが戦斧せんぷを振りかぶる。


その時。

ヨシハルは気付いた。


【絶望の脇臭オーラレベル】

――――――――――――――

Lv.0 ■■■■■□□□□□ Lv.10

――――――――――――――


間違いない。

そして、この絶望の脇臭オーラは俺ではない。


こいつだ。

義憤のウォーレンだ。


ウォーレンの強烈な一撃が振り下ろされる。

それをヨシハルは、左手のヘクスカリバーで軽やかに受け流した。


そして笑みを浮かべる。


「何が面白い!?」

怪訝そうな顔をするウォーレン。


ヨシハルは笑みを浮かべながら、あたかも包み込むが如き温かな目でウォーレンを見た。


「こいつ!気色が悪いな!」

気味悪がるウォーレン。


ヨシハルはこう思っていた。


同志おなかま


そして、大事な問題に気付いてしまった。

それは同志おなかまとしては、絶対に見て見ぬふりをしてはならないことである。

ヨシハルは右手のヘクスカリバーを一旦消した。


ビシッ!


右手の人差し指と親指を立てて、ヨシハルはウォーレンを指差した。


「なっ、なんだ!?」

意味が分からず一歩後退るウォーレン。


「俺は、君を救わなければならない。」


同志おなかまであるウォーレン。

だが、そのウォーレンは、自分がワキガであるという事実に気付いていない。

ヨシハルは、それを確信していた。


教えてあげなくては。

それが彼にとっての救いとなる。


果たしてそれは救いなのだろうか。

自分がワキガだと気付いた方が良いのか、気付かぬままの方が幸せなのか。

その判断は、読者の皆様にお任せするとしよう。


ワキガ勇者は、ウォーレンにその事実を伝えることで彼を救う決意をした。

だって、同志おなかまなのだから。


「むむむっ。」

気味の悪さに戸惑ったウォーレンであったが、再び戦斧せんぷを構え直す。


ワキガ勇者 対 ワキガ戦士の戦いがはじまった。


ウォーレンが力任せに戦斧せんぷを振り下ろす。

それを両手のヘクスカリバーで受け止めたヨシハル。


ウォーレンはそのまま力押しでヨシハルを引き倒そうとする。

すぐさま身をよじって、その力を受け流したヨシハル。

そのまま右足でウォーレンの脇腹を蹴飛ばした。


もろにそれを喰らったウォーレンだが怯まない。

そのまま左の拳でヨシハルを殴り倒そうとする。


それを軽やかに躱すヨシハル。

そして、数珠繋ぎに攻撃を繰り出した。


中段蹴り、膝蹴り、前蹴り。


最後の前蹴りを防ぎきれなかったウォーレン。

蹴飛ばされて水の中に倒れたが、すぐに立ち上がると体勢を整える。


一旦、両者は距離をとった。


「むむ。強いな。」

ウォーレンが呟いた。


「君もな。」

それに答えるヨシハル。


両者は慎重に間合いを計る。


先に動いたのはウォーレン。

右手に持つ戦斧せんぷではなく、左拳を繰り出した。


その瞬間、まるで時が止まったかのようにウォーレンは動きを止めた。


カウンターである。


ウォーレンの左拳を身体一つねじって避けたヨシハルは、右上段蹴りを繰り出した。

それがカウンターとなって、ウォーレンの側頭部にヒットしたのである。


ゆっくりとうつ伏せに倒れ込むウォーレン。

激しい水飛沫が舞った。


「ボスっ!」

「ボスっ!!」


手下の悪党たちが、心配そうに岸からウォーレンに声を掛ける。


ヨシハルは、一度肩まで水に浸かった後、水の中からウォーレンの身体を抱き起した。

そして、そのまま担いで岸まで上がっていく。


バシャ。バシャ。バシャ。


気絶したウォーレンを担ぎながら、ヨシハルは岸に上がった。

悪党たちはどうすれば良いか分からず、あたふたと慌てふためいている。


ヨシハルは、その悪党たちに睨みを利かせて声を掛けた。


「まだやるか?」


首をブンブンと横に振る悪党たち。

それを見たヨシハルは、ウォーレンの大きな身体を悪党たちに預けた。


そして、木の蔦と木の実で作ったカバンを手に取って肩に担ぐと、悪党たちに振り返って言った。

「お腹が空いてさ。とりあえず何か食べさせてくれないかな?」


首をブンブンと縦に振る悪党たち。

ヨシハルは、悪党たちの案内を受けて、豪快な滝の流れ落ちる水の後ろにある洞窟アジトの中に入るのであった。



「んっ、ん・・・。」

洞窟の中で目を覚ましたウォーレン。


「平気か?」

ヨシハルは、むしゃむしゃと食事を平らげながら声を掛けた。


右手の手のひらをこめかみにあてて、頭を振りながら上体を起こしたウォーレン。

そして、周りを見回すと言った。


「我は負けたようだな。」

「ああ。君は強かったよ。むしゃむしゃ。」


「ふっ。手加減したくせによく言うな。」

「気付いてたのか? そう言う君こそ、最後は斧じゃなくて拳で攻撃してきたじゃないか。」


「お前が、ヘクスカリバーを使わなかったからな。」

「知ってたのか?」


「ああ。勇者だけが持つという剣だろ? 最初は気付かんかったが途中で理解した。」

ウォーレンが発した勇者という言葉に反応して、周りの悪党たちにどよめきが起こった。


「それで? その勇者様はこの義憤のウォーレンを討伐しに来たのか?」

「一つ聞くが、君たちは盗賊か?」


「違う。我らは賊には違いないが、正義の下に集う義賊だ。」

「正義? それでも人から物を奪っているんだろ?」


「確かに奪う。だが、それは民を苦しめている貴族からだけだ。」

「それは悪いことじゃないのか?」


「違う。誓って言おう。我らは悪徳貴族からしか奪っていない。」

「ふーん・・・。」


ウォーレンの説明によるとこうだ。


ウォーレンたちはポルファス王国南部の街に住まう民であった。

ウォーレンは木こり、他の者は鍛冶師や厩務きゅうむ師などの職についていたらしい。


彼らが住まう南部の街の領主として、新たに着任してきた貴族。

その名をマルカーノ男爵という。


そのマルカーノ男爵は、私腹を肥やす為に民に勝手な重税を課した。

その重税に街の人々は苦しめられる。

苦しい日々を耐え忍びながら生活していたのであった。


そんなある日。

マルカーノ男爵の機嫌を損ねた町娘がその場で処刑されそうになった。


それに耐えかねたウォーレン。

この場にいる義賊の仲間たちと共にマルカーノ男爵に反旗を翻した。


しかし、多勢に無勢。

ウォーレンたちは命からがら南部の街を抜け出すと、現在は義賊となって生活しているということであった。


「ふ~ん。よくありそうな話だな。むしゃむしゃ。」


・・・・・・。


・・・・・・。


「よしっ。ありがとう。ご馳走様でした。」

美味しかった。

異世界の料理も上々である。


「それで? 勇者様は我らをどうするのだ? 王国に突き出すのか?」

「そうだな・・・。」


ここで大切な補足説明がある。

今のワキガ勇者の絶望の脇臭オーラは次の通り。


【絶望の脇臭オーラレベル】

――――――――――――――

Lv.0 □□□□□□□□□□ Lv.10

――――――――――――――


何とレベル0(無臭)だ。

それは、この洞窟アジトに入ってから、ウォーレンの手下たちが食事の準備をする為に離れた隙を見て、真っ先にアルム石を摺り込んだおいた効果によるものだけではない。


絶望の脇臭オーラには摩訶不思議な現象が存在する。

自分が友人だと思っている人間のそばでは、何故かそのレベルは上がらない。


もちろん、余計な汗をかけば別の話である。

だが、友人と一緒にいて普通に過ごすだけの環境では、なぜか変な汗が噴き出ることはないのだ。


それが異性の前になると最悪。

例え、それがただの友達であっても、女性の前では絶望の脇臭オーラに歯止めが利かない。


ヨシハルは、それを勝手にフェロモン脇臭オーラと呼んでいる。


そして今、目の前にいるウォーレンは、ヨシハルの同志おなかまである。

その手下たちも、何だかもう友達のような感覚を抱いていた。


「そうだな。これからどうするかは置いておいて。まずは君に大切なことを伝えないといけない。君を救うと約束したからね。」

「??」


ヨシハルは、ウォーレンの手下たちを全員その部屋から追い出した。

2人っきりとなった部屋には、神妙な静けさが訪れている。


「あのな、ウォーレン。いや、義憤のウォーレン。」

「う、うむ。」


唾を呑んでヨシハルの言葉に耳を傾けるウォーレン。


「君に今から大切なことを伝える。心して聞いてくれ。」

「う、うむ。」


「そして、これを聞いたからと言って、気を落とさないでくれ。」

「う、うむ。」


「まずは冷静に、冷静になることが大事だ。」

「しつこいな!早く言えっ!」


「君はな・・・・ワキガだよ。」

「はぁ??」


意味不明。

ウォーレンの動きが固まった。


「君のわきは臭いのさ。それもとんでもない悪臭。」

「うっそだぁ!」


慌てて腕を上げてわきの匂いを確認するウォーレン。

右。

左。


・・・・・・。


・・・・・・。


「これ、くさいのか?」

「ああ。残念ながら絶望の脇臭オーラだ。」


あああああああーーーーーwwww

頭を抱えてうずくまるウォーレン。


ヨシハルは立ち上がり、そっと優しくウォーレンの背中を擦った。


「じゃあ、あれか? 皆は我のことがくさいと思っているのか?」

「ああ。それを口に出さないなんて、とても良い奴らじゃないか。」


「嘘っ!嘘だろ?」

「嘘じゃない。因みに今の君は絶望の脇臭オーラレベル7まで上がってしまった。」


あああああああーーーーーwwww


地べたに仰向けに転がると、子供のようにイヤイヤするウォーレン。

毛深い色黒怪力男がその仕草をしても可愛くもなんともない。


「安心してくれウォーレン。君は同志おなかまだ。」

「??」


「俺も絶望の脇臭オーラ持ち。ワキガだよ。」

「だからって、ヤッターとなるかーーーーーっ!!」


もう一度、地べたに仰向けに転がってイヤイヤするウォーレン。

それは、しばらくの間続いた。


少し落ち着いたウォーレン。


「知らなかった・・・我は、我はこの先、どうすれば良いというのだ?」

「安心しろウォーレン。俺には秘策がある。それに長年の知恵もな。」


ニヤリとするヨシハル。

そして、木の蔦と木の実で作ったカバンからアルム石を取り出した。


丁寧にそれの説明をするヨシハル。

それに対して、必死になって説明を聞くウォーレン。


2人の心は通じ合った。


「君には、俺の勇者としての使命を果たす手伝いをしてもらいたいと思う。」

「・・・・・。」


「嫌か?」

「・・・・・。」


「嫌なら、このアルム石はあげない。」

「いやいやいやいや!嫌じゃないが、我が抜けたら皆はどうなる?・・・だろ? だから・・・ちょうだい。」


俺はアルム石をウォーレンに手渡した。

それに少量の水を掛けてすぐに両脇りょうわきに摺り込むウォーレン。

丁寧に。

丁寧に。


そして、使用したアルム石をちょっと匂ってみる。

この癖は、ワキガ共通のものであるようだ。


「困ったな。でも、いつまでも義賊を続けるには限度があるだろ?」

「南部の街には戻れん。顔が割れているだろうからな。」


「じゃあ、別の街に行ったらどうだ?」

「そうするにも家がない。もちろん金もな。」


「でも、義賊だったんだろ? 悪徳貴族から金品を奪ったんじゃないか?」

「それは、それほどの額ではない。屋敷を襲うわけじゃないからな。それに全てと言って良いほど、南部の街に残してきた皆の家族に送っている。」


「そうか・・・家族がいるのか。ウォーレン、君にも奥さんがいるのかい?」

「いると思うか?」


ヨシハルとウォーレンは固い握手をした。

絶望の脇臭オーラ持ちには、そう簡単に幸せは訪れない。

(ヨシハルの勝手な思い込み)


「家族の分まで稼ぐ必要があるとなると・・・難しいな。」

そう言ってヨシハルは、木の蔦と木の実のカバンからくれないの葉を取り出した。

その行動に特段の意味はなかったのだが。


しかし、それを見たウォーレンの反応は違った。


「お、おま、そ、それをどこで手に入れた??」

「ん? 良い香りがするからな。最後の手段の為に使えるかと思って摘んでおいたのさ。」


「いや、それをどこで手に入れたんだ!? それは深紅乃奇跡クリムゾンリーフと言ってな。その葉一つで宝石並みの価値があるんだぞ!?」

「これがか??」


「ああ。この葉の香りは猛獣を寄せ付けなくする特殊効果があってな。とても貴重なものだ。」

「そうなのか? それはラッキーだな。たんまりあるぞ。」


カバンの中から大量の深紅乃奇跡クリムゾンリーフを取り出したヨシハル。

それを見てウォーレンは目を丸くした。


「そ・・・それだけあれば、大豪邸を立ててもお釣りがくるぞ。」

「それは良かった。じゃあ、これを元手にどこかの街に俺たちの拠点を作るか。それで、皆の人生をやり直せるような環境を整えるとしよう。」


「皆・・・全員の環境か? 本当にいいのか?」

「ああ。但し、条件が1つだけある。」


「何でも聞く。それだけあれば、皆の家族を呼び寄せることも出来るのだからな。」

「条件はな。君が俺のパーティーになることさ。」


無言で立ち上がったヨシハルとウォーレン。

再び固い握手を交わした。


「ところでな。」

ウォーレンがボソッとヨシハルに質問した。


「何だ?」


「皆には、我がくさくてゴメンねと誤った方が良いかな?」

「それは止めておけ。これまでの皆の気持ちを台無しにする。」


ヨシハルは、ヨシハルよりも少し背が高いウォーレンの肩に手を掛けた。


「よく聞くんだ。俺と君は、これからどうやってこの絶望の脇臭オーラを制するかに集中するんだ。」

「う、うむ。」


「この絶望の脇臭オーラは、これ以上、誰かに気付かれてはならない。」

「う、うむ。」


「俺と君は、パーティーであって同志おなかまなのだから。」

「そうだな。よろしく頼む。」


本来、その勇者と戦士の力は魔王を討伐する為に使うべきである。


こうして、ワキガ勇者はワキガ戦士を得て、ワキガ勇者パーティーへと進化したのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ