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人工魔法生命体と仲間との出会い

本当に申し訳ない。

最近いそがしくてなかなか書く時間がとれないために遅くなりました。

また遅くなるかもしれませんが、応援よろしくお願いします。

誤字報告受け付けました。2019/04/13

申し訳ねえだ。



                           ゆうちょふより信愛なる読者様へ


 斗和は目を開く。

 一人の人生を追体験し長い旅だったように思える。

 そして、その長い旅が終わり目を開くとそこには素っ裸の少女が自分の顔を覗きこんでいた。


 「おわっ」

 「あ、やっと起きた」


 少女は無表情で斗和が起きたことを確認する。

 俺はその少女に驚き、寝ていたところから落ちてしまった。

 その少女は恥ずかしくないのか体を隠そうともしない。


 「いや、服を着てくれよ。ってか誰だよ、今までのシリアス感はどこいったんだよ」


 今までの暗い話が嘘のような展開が引き起こされている。

 周りを見渡すとここは小部屋であることが分かる。自分がさっきまで寝ていたベッド以外何も置かれておらず殺風景だ。

 少女は首を傾げ。


 「服?ああ、確かに持ってる記憶の人たちが着ていた。でもなぜ着ている?」

 「いや何でもいいから着てくれよ、ほら俺の服を貸してやるから」

 「大丈夫、服を作れるから」


 アイテムポーチから自分の服を出し、見ないように渡そうとする。

 しかし、少女が手を振ると体の周りが光だし一瞬にして少女は白のワンピースに着替えていた。


 「これでいいよね、マスター」

 「ああ、これで……って今何て?」

 「マスター、私が仕える人、主人、お兄ちゃん」


 最後のお兄ちゃんという言葉だけなぜか感情が入っていた気がする。

 まあ、終始無表情なのだが。


 「いや、最後は絶対違うでしょ。いやそういう話でもないんだが、何で俺がマスターなんだ?」

 「実は私は隠し子で」

 「いや、嘘だろ」

 「うん、嘘」


 まず、違う世界から来たのだから隠し子とかは確実にいない。

 少女は自分の長い黒髪を触りながら喋る。


 「生みの親であるリヒトから聞かなかった?私はマスターのサポート役として生み出された」

 「リヒトから……っ、もしかして配下を一人付けるって」

 「そう、それが私」


 この少女はリヒトが言っていた配下というやつなんだろう。

 でもなぜに少女の格好をしているのか。

 もっと強そうな外見のほうが良いのではと思ってしまう。


 「私は人工魔法生命体だから姿形は自由」

 「!!」


 少女はそう言うと少女から、そのまま成長したかのような大人の女性や老婆、男の子、大人の男性、いろいろな魔物の姿へと変わる。

 中にはエルフや魔族といった他種族にも変化しており、いきなりのことに驚いた。


 「そんなに驚かなくても大丈夫。人工魔法生命体だから普通」

 「いや、それが普通って」

 「まあ、マスターはこの姿が好きだろうけど」


 最後に変身していたドワーフの姿から元の少女の姿へと戻った。

 その姿が好きというのは誤解だと思うが……。

 少女は本題へと入るかのようにこちらをじっと見つめる。


 「リヒトから聞いていると思うけど、夢を叶えてほしい」

 「ああ、分かってる。だが、俺の力じゃあ厳しいと思うんだが……」

 「その辺は大丈夫。力ならある、リヒトに貰ったはず」


 そう言い、少女はステータスを開くよう促してくる。

 確かにリヒトから力がもらえるとか言われた気がするので、ためしにステータスを開く。


 スミヤマ トワ


 職業:統括者Lv2


 HP:???

 MP:???


 物理攻撃力:???

 物理防御力:???

 魔法攻撃力:???

 魔法防御力:???

 素早さ:???

 器用さ:???


 ユニークスキル

 気配遮断、観察者、言語理解、統括者


 スキル

 (統括)


 「ん?」

 「どう強くなった?」

 「強くなったというか、自分のステータスが分からなくなった」


 分かるのは職業が統括者となり、ユニークスキルに統括者というのが増えたということだけだ。

 しかし、なぜステータスが分からないのだろう。

 疑問に思いながらまず統括者というユニークスキルの効果を確認する。


 統括者

 自分の仲間のスキル、ステータスを加算され自分のステータスとして反映される


 統括者の説明はそんな感じだ。

 この内容から察するに自分のステータスはリーシャ、メル、ミアの三人のステータスを加算したものとなり、彼女達が手に入れたスキルも自分も手に入れることが出来るのだろう。


 「なんか、ジャイ○ンみたいなスキルだな」

 「ん、ジャ○アン?何それ」

 「ああ、こっちの話だ、ステータスはどのくらいになっているのか分からないけど強くなったのは確かだな」

 「そう、よかった。じゃあ、いますぐここを脱出するべき」

 「え?」

 「言われなかった?もうダンジョン自体が崩れるって寿命」


 言われてみればもう寿命が近いって言っていた。

 だが、それはまだ数年の余地があると思っていたのだが。

 どうも、話を聞く限りどうも力を分け与えたためにダンジョンを支える力はごっそりと消え、崩れるまでもうあまり時間は無いそうだ。

 早く仲間と脱出したいが、自分は今どの階層にいるか分からずリーシャ達がいる所が分からない。

 その事を伝えると。


 「大丈夫、場所なら分かるそこまで転移するから掴まって」


 言われた通りに肩の方に手を置き掴む。

 なぜか不満そうな顔をしたが、急ぎであるということですぐにリーシャ達がいる階層へ転移した。


 転移された場所はレーゲンが階層ボスをしていたところ。

 そこではリーシャ達が三つ巴の戦いをしていた。

 一人一人の攻撃は速く、激しく、恐ろしいほどの威力がある。

 前より動きがとても速くなっていたが、ユニークスキル『統括者』のおかげか目で追うことができた。

 戦いは終盤に差し掛かっており、皆もうぼろぼろとなっている。

 そして、最後の攻勢に出ようとした時、さっとミアがこちらの方に顔を向けた。


 「と、トワ様~~~~~」

 「おわっ」


 ミアが弾丸のように飛びついてくる。

 が、衝撃はなくふわっとした感じに受け止めることができた。

 ミアが飛びついたのが俺だと確認したメルとリーシャもこちらに駆け寄ってくる。


 「トワ様、ようやく会えたのう」

 「トワさんご無事でなによりです」


 二人ともうれしそうに笑みを浮かべていた。

 自分も会えてすごくうれしく笑みを浮かべる。

 一人感極まって自分の胸に顔を押し付け泣いているのもいたが。

 まあ、言っておくことがあるだろう。


 「た、ただいま」


 その言葉を聞き、メルとリーシャも抱き着く。

 皆無事良かったと思った瞬間、この場にいるもう一人の仲間が発言する。


 「早く脱出しようよ、お兄ちゃん」


 人工魔法生命体が意地悪な笑みを浮かべた。

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