表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/135

メルの冒険者登録

気づいたら5000PVに達していて驚きました。すごく励みになります。

これからも楽しく書けたらなと思います、どうぞ、よろしくお願いします。


 メルがパーティに加わることが決定した次の日。

 トワ達はメルも冒険者登録をするために、冒険者ギルドに向かっていた。


 「しかし、まさかメルがエルフだったとは」

 「私も驚きです」


 昨日のうちにミアとリーシャにはメルが仲間に加わること、メルがエルフであることを部屋で話した。

 最初はかってに決めて怒られると思っていたが、難なく許される。

 メルとリーシャもいつかは仲間が増えるだろうと半ば予想していたそうだ。それがエルフだと伝えたら驚いていたが。


 「私たちエルフはなかなか森から出ませんから、驚くのも不思議ではありません」

 「そうなのか」


 メルとリーシャの驚きように、ちょっと不思議に思っていたのが顔に出ていたらしく、メルが驚く理由を説明してくれる。

 そのため、エルフはあまり見れないし、もしかしたら今のメルのように人間に扮して生活をしているエルフもいるかもしれない。

 新たに仲間に加わったメルと交流を深めながら、冒険者ギルドに着いた。


 「こんにちは」

 「あ、こんにちはトワさん、今日はどういう御用でしょうか?」


 ギルドの受付にギルド長の娘であるメリアさんがいたので、メリアさんに冒険者登録をしてもらうことにする。


 「あの、実は冒険者登録をしたくて」

 「えっと、トワさんはすでに……」

 「あ、いや、自分じゃなくてこの子なんですけど」


 そう言って、後ろにいたメルを前へと出す。

 メリアさんはメルを見て、一瞬固まった。


 「か、かわいい」


 メリアさんはメルを夢中で見ている。さっきの発言も無意識に口から出たような感じだ。

 確かにメルは年齢の割りに体型が幼く、実年齢よりとても若くみられるだろう。

 言ったら殺されそうだが身長も自分の胸元より少し低く、いわゆるロリ体型というやつだ。


 「あの、メリアさん……」

 「はっ、申し訳ありません。それで、その女の子をどうしたんですか」

 「いや、だから――」


 メルと出会ってパーティに加わったことを最初から話した。もちろん、エルフであることは伏せて。

 メルにも話してもらい、ようやく信用してもらい冒険者登録をしてもらうこととなった。


 「あ、そういえば。トワさん達に冒険者のランクについて話すことを忘れていました」

 「ランク?」

 「トワ様、最初に冒険者ギルドに来た時、何かブロンズがどうたらと言ってた人が確かいましたよ」

 「ああ、そういえば」


 最初に冒険者ギルドに来た時、酔っぱらったおっさんに絡まれたのを思い出す。

 しかし、ミアにこてんぱんにされ、メリアさんに掃除されてしまったために印象は相当薄い。


 「ランクは五つあります。冒険初心者の紙ランク、脱初心者のブロンズランク、中堅冒険者のシルバーランク、ベテラン冒険者のゴールドランク、生きた伝説と言われる程の力を持つオリハルコンランクです。大体ゴールドランクになると二つ名が付き、冒険者の憧れの的なのでそれを目指して頑張ってください」


 ということは、今冒険者登録をしたメルと自分達はランクで言うと紙ランクになる。

 昇格の判断基準をメリアさんに聞いてみるが、それはギルド長にしか分からず答えられないようだ。


 「それじゃあ、メルも冒険者に成れたことだし何か受けれる依頼はある?」

 「はい、これをどうぞ」


 メリアさんがカウンターの下から数枚の紙を出し、見えるよう並べる。

 一つ一つの依頼内容を確認していくと。


 犬のお散歩  依頼者:モーリ  期限:一か月以内  報酬:500パラル


 害虫退治  依頼者:ジョーン  期限:三日以内  報酬:1200パラル


 教会の手伝い  依頼者:マリア  期限:三か月以内  報酬:1500パラル


 宅配の手伝い  依頼者:モーゼス商会  期限:なし  報酬:700パラル


 ダンジョン攻略  依頼者:冒険者ギルド  期限:なし  報酬:なし


 ほぼ冒険者の仕事か?、と疑問に思うものが多いが、最後にある『ダンジョン攻略』はすごく冒険者っぽいし、宗太君がダンジョンでレベル上げするのが良いと言っていたので、利にかなっている。

 だが、なぜ報酬がないのだろうか。

 そのことをメリアさんに聞いてみる。


 「ああ、それは報酬が無い代わりに、ダンジョンの魔物のドロップ品や宝物から出た物はギルドが買わせてもらうので、それが報酬となる仕組みになっています。もちろん、全て売らなくてはいけないわけではなありません」

 「えと、じゃあ、ダンジョン攻略を受けたいです。皆もそれでいい?」

 「「「はい」」」


 その後、メリアさんにダンジョンに入る許可証を貰い、ダンジョンで気を付ける事を教えてもらった。

 特に、自分達では勝てないと思ったら逃げる事は一番大切だと何度も言われる。

 ダンジョンに出かける準備も冒険者ギルドで済ませ、斗和達は人間の国――マルバーン王国の近くに存在しているダンジョンへと向かった。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ