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メルが仲間になった

年末年始でいそがしくて遅くなりました。言い訳ですね、すいません。

話を書いていて気づいたことですが、戦闘シーンが一切ありませんね。早く書きたいのですが寄り道しちゃってなかなか書けませんでした。

 ですが、もう少しでダンジョン編へと突入したいと思います。

 待っていてください。それではどうぞ。

 

 「――ということがあったんです」


 話終えると、メルの目元から涙がこぼれる。

 メルにとってその体験はとても辛く、今も心に傷をつけ続けているのだろう。

 平和な世界で生きてきた自分は想像すら出来ない。


 「すみません、少し思い出しちゃって」

 「ああ、いや……」


 出会ってそこまで経ってないが、何とかしてあげたいと思ってしまう。

 だが、今の自分では誰一人助けることはできない。目の前の少女でさえ。

 それにもう村のエルフ達は……。


 「メルさん、もし良かったら僕と冒険者になりませんか?」

 「え?」


 唐突だと思う。

 自分でも慰めなきゃと思ったのに、口からでたのはその言葉だった。

 メルさんの話を聞いている内に、この世界に来てからのことを思い出す。

 他のクラスメイトよりも劣っていた自分が不甲斐なくて、女性に守ってもらおうとしている自分が情けなくて。けれど、自分は一つだけメルさんにしてあげることが出来ると思い至った。

 それは、スキル『観察者』による急成長を促すこと。


 「メルさん、自分には『観察者』というスキルがあって、このスキルは仲間を急成長させることが出来るんだ、メルさんが強くなりたいと思っているなら僕は手伝ってあげれると思う」


 メルさんに証拠として自分のステータスを提示し、スキルの説明を見せる。

 メルさんは自分のそんな行動を見て、いぶかしげな表情をした。


 「どうして、そこまでしてくれるの?もしかして、は、裸を見たから」

 「い、いやいや違う違う、そのほら自分もあまり強くないから、その、誰かを助けたくても弱い自分ではどうしようもないと思ったことがあったから……あの……」

 「ふふ、別に裸を見られたからとか思ってませんよ、からかっただけです。でもいいんですか、私エルフだからいろいろな迷惑がかかると思いますよ」

 「僕の方こそ皆に迷惑をかけている側だから」


 メルさんにもう一度笑顔が戻る。

 それを見て、すごくうれしい自分がいる。


 「やっぱり、トワさんは信頼できる人だと思う。うん、私もトワさんと世界を冒険したいな」

 「じゃ、じゃあ」

 「うん、これからよろしくお願いします」

 「よろしく」


 メルさんと握手を交わす。

 勝手に決めてしまったが、ミアとリーシャはどう思うだろうか。

 少し心配なところではあるが、きっと大丈夫だろう。


 メルが仲間になった。


~その頃、リーシャとミアは~

 「おい、トワ様があの少女と笑いながら話し合ってるぞ」

 「あの、もうやめませんか、覗き見るのは……」

 「いや、ミアよ。もしかしたらトワ様に何かあるかもしれん、我らは覗いているのではない、見守っているのだ」

 「はあ、そうですか」

 「くそう、ここからじゃ何を話しているのか分からん」


 「変なお姉ちゃんとトカゲはここで何をしてるの」

 「ぴ、ピコちゃん、これはだな、そうご主人様を見守っているのだ」

 「へー」


 興味を失ったのか厨房へとピコちゃんは向かう。

 その後もトワとメルが話し終わるまで、見守る二人であった。


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