壊れていく心
確かめることにした。本当に遙馬くんのことを私が好きなのか。でも、だからといって2人に近づくわけにはいかなかった。個々と話すわけにもいかなかった。だから、ただ眺めていることしか出来ない。それでもわかると思ったから。
...案の定私思ったことは正解だった。
私は...本当に遙馬くんのことが好きなのかもしれない。
2人を見ているだけで、胸が締め付けられた。2人が楽しそうに話してるだけで胸が痛くなった。なんでかな...こんなにも2人のことが大好きなのにこれ以上2人に近づくことも、踏み込むこともしてはいけない気がする。いや、大好きだからこそ近づいては行けないのかもしれない。
...もう、考えるのはやめよう...。
「紗耶香先輩!」謝ろう。ただ一言ごめん。だけ言って、2人から離れよう。「どうしたの!恵玲那ちゃん!」...「先輩...ごめんね...。」唐突すぎたよね。先輩驚いたよね。
「恵玲那ちゃん?いきなりどうしたの?」私は離れた。そしてもう二度と2人と話してはいけない...前を向いて走ろう。
2人と距離を取ってから3ヶ月が過ぎた。
今でもたまに2人のことをみると胸が痛くなる。でも、前よりではない。
紗耶香先輩も遙馬くんも私を見つける度に声をかけてくれる...。それが辛くてしょうがなかった。声をかけられる度に苦しくなって、逃げてしまう。でも、どうしても無視することはできなかった。だから余計に辛くなる...。
私も新しい恋をしたら、遙馬くんのことも忘れられて2人のこと全力で応援出来るのかな?
...恋ってなんなんだろう
誰か私を助けて...