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思想

作者: 一角黒馬

エッセイかどうか分からないですけど、思想を書きました。

周りから同情されるような動機なんて、俺にはない。

家族や恋人、友人に何かをされたわけでも、自分自身に何かをされたわけでもない。

まあ、多少はこの世の中に不満はあった。けれど、その不満すらも自己中心的で、誰の心も動かさない。


俺は、実際に犯罪を犯したかどうかは関係なく、生まれながらにして犯罪者なのだ。

違うと言うのならば、俺ではなく、俺を犯罪者思想にさせた全てを、罰して欲しい。

他の何かのせいにしておきながら、受けるべき罰は受けるだなんて、曖昧にしないでくれ。

言いたいなら、そんな目で見ないで、はっきり言ってくれ。

「お前は、犯罪者だ」と。「社会のゴミだ」と。


俺はきっと、こいつに散々悩まされた挙句、飲み込まれ、犯罪に手を染める。

そして、重い罪になるのか、軽い罪になるのかを調べられる。


他人が俺をなんて診断しようと、もう既に戻れない状態なのだから、この思想が生まれた時点で、俺の未来は決まっている。


俺の将来が見えた気がしたこのニュースの容疑者に、俺はなるのだろう。

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