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んーなんだここは
つい先ほど死んだはずだった私はなぜかふっわふわな布団と毛布に挟まれていた
上を見上げれば白い天蓋
横を見てもひらひらした白い天蓋
どうやら私は真っ白な天蓋におおわれた広い広いお姫様のようなベットに横たわっていたようだ
ここは天国なのか…
ゆっくり起き上がってみるとはらりと髪の毛が落ちてきた
黒くてゆるくウェーブをえがいている
昨日の私よりも髪の毛が伸びていてふあふあだ…
思わず触ってみると、ふと違和感を覚えた
手が、手が小さい…!!
子供特有のふくふくしたもみじのような手だった
身体も小さい
私はあの噂の転生的なものをしてしまったんだろうか…!!
寝起きの頭が冷えてくると今の自分の記憶がぼんやりと蘇ってきた
ユリアーネ・カルロッタ
そう。そうだ。
今の私の名はユリアーネというたいそうな名前なのだ。
年はなりたての5歳
2人、というか“私”はまだ小さいから1.5人分の記憶がしっかりあるという謎の気持ち悪さ
ついでにそういえば私は昨日まで熱を出して寝込んでいたのだとふと思い出した
身体が重たいはずだ
前の私は毎日調子が悪かったから気づかなかった
自覚してしまったら頭がキンキンする
テンプレのように5歳の脳にいきなり大量の情報が入り込んできたからなのだろうか…
そして私は気を失うようにして眠りについた
複雑な感情に蓋をするように




