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この世界を救えブライザー!変身ヒーローの異世界転生  作者: にんにん
第二章 この街を救え!ブライザー
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合宿だ!ブライザー!

 ここは海辺の街、タカサカ、そこは八大迷宮【コータス】が近くにあり、そのお陰で景気は上々である。

 タカサカがあるのは獣国アニサル、ルシュタールとも友好的な国である。ブライ財閥の新たな事業としてタカサカ近辺を一大リゾート地にするため、視察に来ていたフィズ、しかし文化の違いから交渉がなかなか上手くいかない、アニサルの住人は強さと言うか食べ物を沢山持ってくる奴が偉い、と言った価値観で金ではなかなか交渉が進まない、肉が必要であった

 そしてここはコウサカの街、領主の館


 「ええ、ですからコウサカにとっても、メリットのあることなんです」


 「ぷー、そうは言ってもぷー、肉が足りなくなるぷー」


 彼はコウサカの街近辺を治める領主ソサール=ボア=ソサール子爵、猪の獣人でぷーと特徴的な口癖がある


 「いえいえ、そこは入ってくる収入で買えば良いでは無いですか」


 「それは無理ぷー、あほな奴らが肉を売るわけ無いぷー」


 アニサルの特徴なのだが貨幣流通はしているが肉だけは自らか、物々交換しか受け付けないのである、彼らにとって肉は至高なのである。


 「とりあえずこれを」


 フィズはハンバーガーをソサール子爵に、渡す


 「いつも悪いぷー、これはなかなかぷー」


 美味しそうにバクバク食べるソサール子爵

 ハンバーガーを渡すだけでは会ってくれる事しかできない、何か良い手はないかと思索するフィズ、クレイにリゾート地を作れと指令を受けてから、あまり進んでおらず焦っていた


 「美味かったぷー、また頼むぷー」


 しかしこの日は打開策もなく宿に帰るフィズ


 「クソなんなんだ、この国は肉、肉、肉と」


 フィズはアニサルの文化に戸惑っていた、そこに


 「親父大変だ、クレイ様が視察に来るってよ」


 「なんだと!」


 クレイはリゾート地の視察と言う名の遊びに行く事をフィードに伝えていた。ちなみに名目はWSSの合宿であり。ついでに家族旅行も一緒である。家族が一緒なのはそうしないとリリアの許可が下りなかったからである。

 普通ルシュタールからアニサルに行くには、世界最速の機馬を使っても半月はかかるがそこはクレイである、月の女神から貰った戦艦イーグルを使う、戦艦イーグルは空飛ぶ戦艦であり、世界を気軽に回れるのである。ちなみに戦艦イーグルを見た家族は何故クレイがこんな物を持っているのか問いただすが、クレイは貰ったとしか言わず、本当の事なのは間違いないので家族一同は納得するしかなかった。

 他のメンバーはカイエン公爵は凄いなという感想しかなかった

 

 「合宿やでお前ら、強化合宿やからな厳しくいくで」


 「その格好でよく言うよ」


 「本当なのじゃ」


 「もう、クレイ君は」


 そこには海パン一丁に浮き輪、シュノーケルを付けたクレイがいた


 「じゃいくで、戦艦イーグル発進や!」


 「ところでこれどうやって動かすの?」


 そんな不意の質問に


 「はっ!」


 クレイは顔が真っ青になる


 「あんた、まさか」


 「動かし方知らんわ」


 「「「「えー!」」」」


 彼らの旅は前途多難だった

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