祝勝会
クレイは、何故か落ち込んでるブライフォンを気にせず
「うーん、ここどこや?」
控え室である
「ああ、あのまま寝たんか、さて帰るか」
クレイは、帰ろうとした時
「待ってにゃボス!」
トロフィーを持ったミルクがドヤ顔でいた。
「優勝したにゃ」
ミルクはどうだと言わんばかりだが、クレイは
「誰やっけ?」
ミルクの事を忘れていな
「にゃーん!ボスミルクにゃ、ボスの一番の子分にゃ」
「うーん」
そこへ
「まて!ボスの一番の配下はオレだ!」
ダスクがやって来る。クレイは猫の獣人であるミルクが誰かを思い出そうと頑張っている
「にゃんにゃ、お前は!」
「オレは、ボスの配下のダスクだ!」
「にゃんにゃ、ボスはミルク以外にも子分がいるにゃ!さすがにゃ!でも一番の子分はミルクにゃ」
「違う、オレだ!」
2人は言いあっている、そこに
「ああ、クレイやっと起きたか?」
「クレイ君、大丈夫?」
リムとゲイルがやって来た
「ああ、じゃ帰るか!」
クレイはとにかく帰りたかった。横ではミルクとダスクが言いあっているが、そこは気にしない
「待ってにゃ、ボス、誰が一番の子分か教えてにゃ」
ミルクがそう言う
「俺は、部下は平等に扱うねん!何故ならそれが俺やからや」
はっきり言うと、理由になっていないが
「「ボス」」
2人は感動していた。そしてリムとゲイルはこいつらなんでクレイのことボスって呼んでいるんだろう、ミルクは武闘大会の優勝者じゃないか、なんで?
と疑問が尽きなかった。
「オレ、ボスについて行く」
「ミルクもにゃ、ボスに、ついて行くにゃ!」
はっきり言うと出会って、1日も経ってないのに何故か忠誠心がマックスの2人だった。
「とりあえず、葉美姫に挨拶したら帰るか?」
「えっ、もうルシュタールに帰るのクレイ君!」
リムがあまりの早い帰郷宣言にビックリする
「この国は、トイレが面倒くさいからな」
クレイは迷宮をトイレと思っている。あんな面倒くさいトイレはごめんだった。そんな意見に2人は
「確かに、僕もちょっと嫌だったかな」
「私も」
龍国のトイレは、和式便所である。慣れてないとしんどかった。なので、2人はクレイの考えと全く違うが。クレイに同意する
「ボスはこの国の人間ではないのかにゃ?」
「ああ、俺はルシュタール人や」
「ルシュタールは行ったことないにゃ!世界一発展してる国にゃ、都会にゃ、楽しみにゃ」
ミルクはついて行く気満々である。
「で、葉美姫どこや?」
「ああ、彼女なら国王様の所だよ。しかし、クレイよく勝てたね、全龍火様と言ったら、伝説と呼ばれる戦士なのに」
ゲイルは、クレイを賞賛する。本当に驚いたのだ
「まあ、楽勝やな、あのおっさん、技と技の間に隙がありすぎやねん、精進が足りないわ」
「「えっ」」
ミルクとゲイルが驚く、2人から見たら全龍火に隙など1つもなく、技の威力、スピード全てが次元を超えるものだったからだ。
「まあ、そこら辺を修行したら、もうちょい強くなるかもな」
「そうか、俺はまだまだ隙だらけなのか」
そうクレイが言っていると全龍火が入ってくる、驚く、クレイとダスク以外のみんな
「これは、全龍火様」
クレイは、よそ行きの顔になる
「クレイよ、俺はそんなに隙だらけなのか?」
全龍火は誰からも、戦い方を指摘された事などない、だから、圧倒的なスピードで、圧倒的なパワーで相手をねじ伏せてきた。子供の頃に基本的な戦い方を習っただけだったのだ。
「そうですね、速いだけの攻撃、力任せの技、全龍火様の戦いは方は素人のそれですね」
クレイは王様だろうと気にせず、ガンガン意見する、隼人だったころからそうだった。隼人だった頃はお偉いさんをよく怒らせていたりする。
「確かに俺は、あまり戦闘訓練をした事がなかった」
これは、何も全龍火だけが悪いわけでなく、誰も全龍火の練習相手が出来ないからであった。全龍火の不幸は均衡した相手がいなかった事である
「俺が、強すぎて相手がいなかったしな」
「甘えですね」
「なに!」
クレイの言い分に全龍火は機嫌悪そうに答える
「強さを、追い求める時は自分との戦いです。
確かに協力者やライバルなんていたら、切磋琢磨できていいでしょう、しかし頂点に立つものは、前に誰もいないどころか、横にすらいない、そんな中前に進まなければ行けないんですよ。
ゆえに頂点に立つものは自分との戦いをするのです。
強くなるためにはどうすればいいのか?ここまで鍛えればいいのか、いやまだまだ鍛えなければとかね、頂点に立つものが怠ければ、その先は誰も見れないんですよ、全龍火様は、龍人族がどこまで強くなれるかを示さなければいけない人だ。
ならば、自らに甘えず、走らなければいけない。なにまだまだ大丈夫ですよ、あなたはまだ、強くなれますよ」
ゲイルは、思う、お前はどこの達人だと
「ふっ、そうか俺は、まだまだ強くなれるのか」
ゲイルは思う、あれ龍王様納得してる。大丈夫かと
「俺も、悩みました。しかし、自分の可能性を信じれば大丈夫ですよ」
クレイが、詐欺師顔負けの笑顔で全龍火に言う、ゲイルは思う、なんかクレイが失礼な事言ってるけど大丈夫そうだと
「ありがとよ、俺もまだまだだったな。お前の言う通り、自分の可能性って奴に賭けるか」
全龍火が爽やかにそう言って、この場はお開きとなった。ゲイルは全龍火って馬鹿なんじゃと疑ってしまった。
ここは、龍国の王宮の1室、どうやらこれから武闘大会の成績上位者や各国の貴族を呼んでの一大パーティーが行われるようだ。
「葉美姫、このパーティー終わったら帰るわ」
「もう帰ってしまうのじゃ、寂しいが仕方ないのじゃ」
「まあ、秘密基地使えば何時でも会えるしな」
「そうなのじゃ、よく考えたらここに泊まる事すら必要ないのじゃ」
そう、一瞬で行き来できる彼らにとって帰る事は別れを意味するものではなかった
「そう考えると、何時でもきたらいいのじゃ、もてなすのじゃ」
葉美姫は嬉しそうにそう言う、しかしドラを離す気配がない
「それでは、妾は準備の為にいくのじゃ、ドラいくのじゃ」
クレイは思う、ドラが取られたと
そしてパーティーが始まる。最初に成績上位者の紹介があり、その後全龍火の挨拶がある。クレイはパーティーメシを食べようとするが各国の貴族に囲まれる
「ほお、クレイ殿は、カイエン公爵の息子だったのか、なるほど」
「カイエン公爵はルシュタール1の使い手ですからな、息子のクレイ殿まで強いとは羨ましいですね」
最初貴族達は、クレイを自分の配下にと思ったがクレイがカイエン公爵家のものと知ると、もっと貴族がやってきたのである。ルシュタールはこの辺りで最大の国であり、そこの大貴族のカイエン公爵ともなれば他国の貴族と言えど、お知り合いになりたいのだ。
「ボスは、貴族様だったのにゃ!」
ミルクはクレイが貴族だった事に驚いてた、何故なら全然貴族らしくなかったからだ
「まさか、武闘大会優勝者がクレイ殿の配下とは、素晴らしいですな」
ミルクがクレイの事をボスと呼ぶので聞いてみたらクレイの子分だと言う、他国の貴族は圧倒的な強さのクレイに武闘大会優勝者が配下にいるなんてと、警戒心ありありであった
「ああ、疲れた、なんで、俺んとこばっか来るんや」
「しょうがないさ、クレイの家柄、強さ、それらを見て気になるのは当たり前だよ」
ゲイルが、そう言う、ゲイル自身、クレイの強さに嫉妬しないわけではないが、それよりもいい友でありたいと思っている
「ねえねえ、クレイ君、これすごく美味しいよ」
リムがニコニコ、パーティーの食事を楽しんでる、いろいろあったが、こうしてクレイの龍国の旅は終わりを迎えたのである
「ボス、これ美味いよ」
「ボス、こんなの食べた事ないにゃ」
2人の仲間が出来て




