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この世界を救えブライザー!変身ヒーローの異世界転生  作者: にんにん
第一章 この村を救え!ブライザー
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全龍火との戦い

 武闘大会は大盛り上がり何故なら猫の獣人の快進撃があったからである。猫の獣人は何かの格闘技を使い次々と龍人族の戦士達を倒していき、決勝戦に進出したのだ。決勝戦は龍騎士団一番隊のエースであり、時期騎士団長と噂される【陽龍】。若手随一の使い手で全龍火の愛弟子でもある。猫の獣人の名前は【ミルク】である。遠く獣人の国【アニサル】出身でここ龍国に修行に来ていた。彼女は龍国の格闘仙人と呼ばれる【弦龍老人】に弟子入りしていて、この武闘大会優勝を成果にアニサルに凱旋帰国するつもりだった。

 そんな2人の決勝戦の前にエキシビションが用意されていた。2人も決勝戦の前に気分転換がてら見ていた。そして自分達を遥かに上回る世界がある事を知る事になるのだった。


 《レディースエンジェントルマン、お待たせしました。武闘大会もいよいよ大詰めとなってきました、がしかし、決勝戦を前にエキシビションとして、我らが龍王、全龍火様と、なんとオーガキングを倒した、ルシュタール国のクレイとの試合です。》


 ワー!ワー!ワー!ワー!


 《それでは、選手入場です》


 ワー!ワー!ワー!ワー!


 《まずは、正に生きる伝説、龍国にこの人あり、龍人族最強、全龍火様です!》


 ワー!ワー!ワー!ワー!


 完全武装した全龍火が入ってくる


 「なんなのじゃ、父上本気過ぎるのじゃ」


 葉美姫が驚愕する。何故なら父の大人気なさ過ぎの完全武装だったからクレイを殺す気かと思うほどだった


 《そして、オーガキングを倒した男、クレイ!》


 ワー?ワー?ワー?ワー?


 クレイの登場に観客が戸惑う、何故なら出てきたのが、まだ子供だったからである。


 ザワザワザワザワ


 観客の騒めきが止まらない

 そして実況の男もビックリしていた、しかしプロはここで戸惑わない


 《なんと、クレイはまだ子供です、こんな子供が本当にオーガキングを倒したのでしょうか》


 「わぁーあ、ねむ」


 クレイがあくびと共に入場してくる


 「なんだいなくなったから逃げたのかと思ったぞ、流石に、俺も大人気ないかと思ったよはっはっは」


 「ねむい」


 「まあ、葉美姫が言うほど強いか見てやろう、まあ葉美姫も俺がどんだけ強いか分かるだろうがな」


 全龍火がクレイに戦いを挑んだのはオーガキングを倒した男だからでもあるが、一番の理由は娘がクレイは凄いと言うのが気に入らないからである。所詮全龍火も娘に好かれたい唯の親であった。


 「それでは、2人ともいいですか?ダウンテンカウントか場外アウト、ギブアップしたら負けです。それでは始め」


 《おっと始まった、全龍火様にクレイがどれだけ追いすがるのでしょうか》


 観客全員クレイが勝つなんて思ってもいない、何故なら全龍火は世界最強だと信じているからである


 「一撃で終わるなよ」


 そう言うと全龍火は地面を蹴ってクレイに向かい剣を振る


 「ねむい」


 クレイは眠そうに抵抗もせずその一撃を受ける

 すると幻だったように消える


 「くそ、木の魔法使いだったか」


 全龍火はすぐにクレイが魔法を使ったフェイクを見抜き辺りを警戒する


 ビュン!


 全龍火に何かが飛んでくる


 「甘い」


 カン!


 それを剣で弾く全龍火、だがその隙をつくクレイ


 「寝ててや」


 クレイが全龍火の腹部にパンチを放つが


 ガン!


 何か硬いものを殴ったような音がし


 「いてー」


 まるで石でも殴ったような痛みがクレイを襲う


 「くっくっく、甘いぞ小僧」


 全龍火は御構い無しにクレイを蹴り飛ばす


 ドン!


 吹き飛ばされるクレイ

 全龍火は金の魔法を使う、全身を鉱物の様に固くするだけの魔法で防御によく使われる


 「まだだ、アイアンショット」


 各属性にショットと名のつく魔法があるが金の魔法は唯の鉄を高速で打つ魔法で、単純だが殺傷力は随一の魔法である


 「けっ、ウッドショット」


 クレイも対抗して魔法を打つ


 魔法同士がぶつかり合う


 ドカ!ドカ!ドカ!


 観客は、全龍火の攻撃に対抗出来てるクレイに驚く


 「ふん、やるな、しかしこれはどうかな?アシッドレイン」


 全龍火が酸の雨を降らす


 「あちっ!」


 クレイは当たるもんかと武闘場を逃げまどう


 「そら!アイアンショット」


 全龍火は上からアシッドレイン、横からアイアンショットを打ちクレイを追い詰める。

 とうとうクレイも逃げ切れずアイアンショットが当たり、アシッドレインが降り注ぐ、皮膚はただれ、穴があく

 流石に観客も葉美姫達も全龍火の攻撃にやり過ぎだと思ったが、全龍火の様子がおかしい


 「ゲホ、ゲホ、小僧何をした?」


 急に苦しみだす全龍火、胸を抑え苦しそうである。


 「何って?この辺に毒まいたんや」


 全龍火は驚き戸惑う、何故ならそこにいるクレイからではなく後ろから聞こえてきたからであった。


 「後ろか?」


 全龍火は振り向き後ろを見るが誰もいない


 「残念、前で正解やで」


 これぞ、木の魔法やまびこである。任意の場所から声を出す魔法で、まあ人を驚かせるくらいの魔法である

 クレイはただれた皮膚を剥がした、それは木の皮膚であった。そして後ろを向いた全龍火にウッドショットを放つ


 「ぐっ!」


 「あかん、浅いか」


 寸前のところで急所を躱す全龍火だがダメージはあった。


 「やるな、確かに強い」


 全龍火は、クレイの脅威度を上げる、この小僧は戦いに慣れている、いや慣れすぎている


 「お前、本当にガキか?どうしたらそんな戦い方覚えるだ」


 「そうか、意外と普通に覚えたで」


 ニヤリと笑い、ぶつかり合う2人とも全龍火が剣を振るそれを受けて蹴りにいくクレイ、それを躱しながら裏拳を仕掛ける全龍火、躱すクレイ

 目にも止まらない攻防が繰り広げられる、はっきり言えばこの戦いに比べれば先ほどまでの武闘大会など遊戯に過ぎないほどに


 「凄いのじゃ、父上と渡り合ってるなんて」


 「龍王と渡り合えるなんてクレイ君は」


 「凄いクレイ君」


 「ボス頑張れ」


 「きゅうきゅう」


 みんなが応援する中、均衡が崩れる


 「そこだ!」


 どか!


 全龍火のパンチがクレイにクリンヒット、吹き飛ぶクレイ、起き上がれない


 「はぁはぁ、まあまあだったよ小僧、だがこれで終わりだ」


 そう言うと全龍火が何かを唱える


 「我の力を示す、創造を具現化せし物よ、力を込めし者よ、 アイアンボム」


 全龍火が唱えているのは、金の魔法第7階位にして全龍火本人が使える最大の呪文である、


 「な、何を考えてるのじゃ父上は!逃げるぞお前達」


 焦る葉美姫、全龍火の魔法は半径1キロ位を爆発させる魔法なのだ


 きゃー!わー!きゃー!わー!


 観客もよく知ってるので逃げようとする

 全龍火はクレイの強さに全力でいこうとして周りが見えてない


 「とどめだ!」


 放たれると思ったその時


 「隙だらけやで王様」


 何故か後ろにいるクレイに全龍火は驚く間もなく、気絶させられる。そして倒れる全龍火を見ながら


 「審判カウントええのか?」


 「はっ!」


 呆然と見ていた審判が慌ててカウントをする


 「1.2.3.4.5」


 カウントが進むに連れて騒めきが大きくなり


 「テン!」


 最後のカウントにより、


 どわー!わー!わー!


 大歓声が起こるそして


 「勝者、クレイ!」


 「まあ、当たり前やな」


 この日、クレイは龍国で伝説を作ったのであった。

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