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この世界を救えブライザー!変身ヒーローの異世界転生  作者: にんにん
第四章 この大陸を救え!ブライザー
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大陸の覇者を目指すもの

 スグレット山は、大陸最大の山であり標高はおよそ一万キロ、大陸の西側にありルシュタールを中心とした国々とガスタン帝国と呼ばれる大国を中心とした国々が分断されていた。

 スグレット山を中心とした山脈のおかげでガスタン帝国とルシュタールは争わずにいた、しかしガスタン帝国は東征の野心を常に持っていた。

 そこにライネルがガスタン帝国の皇帝の野心を利用する、既に西側の国はライネルの手の内に落ちておりガスタン帝国の貴族達も皇帝ではなくバーギルに忠誠を誓っている。

 ライネルにとって彼らは道具でしかない、そう大陸全土を舞台に戦争と言う遊びをする為に


 「ライネルよ、お前のとこと同盟を結んだのは東を手に入れるためだな」


 「ええそうですよ、ガスタン皇帝」


 「しかしあの山が邪魔だ」


 「そうですね」


 「貴様に策があると言ったよな」


 「ええ」


 「どうするのだ、出来ませんとは言わせんぞ」


 「何をと言いましてもね、山は時期に無くなりますご心配しなくとも」


 「無くなる? だと、どういう事だ」


 「ふふ、言葉通りの意味ですよ、あの山は時期に無くなります、文字通りこの世からね」


 「何をする気だ?」


 「安心してください、西側にはダメージのないようにしますから」


 「ふん、まあいいで我が帝国の戦車部隊は準備しといて良いのか」


 「ふーん、そうですね山が無くなるのに後一週間ほどかかりますから、すぐに攻めるならその時がよろしいかと」


 「ほう一週間後か、ふふようやくだな、我が帝国が大陸を支配するのも、ふふふははは」


 ガスタン帝国の謁見の間に笑い声がこだまする、その決断がガスタン帝国最後の皇帝の笑い声だった。


 「オリバーお前も、人を操るのが上手いな」


 「ガンツそう言うなよ、これから楽しい戦争じゃないさ」


 「ふん俺はルシュタールを攻める部隊ではないからな」


 「仕方無かろう、龍国遠征を失敗した奴を使うとなると、あの皇帝は納得しないからな」


 「ブライザーがいないとなると、楽勝過ぎるからな」


 「ふふ、君は前回戦ったんだろ今回は私が相手をするよ」


 「つまらん」


 バルフは不満顔で愚痴を言うしかなかったのだ。


 「まあ大陸制覇を夢見る皇帝の最後なんだから、あまりぐちぐち言うなよ」


 「あいつを使うのだろう、今のアレでは勝てないと思うが」


 「ふふブライザーを追い込むだけなら簡単だよ、彼の周りは雑魚しかいないからね」


 「また悪趣味な事をするのか?」


 「悪趣味とは酷いな、単純にブライザーを困らせる程度さ」


 「ブライザーも気の毒にな、俺もお前とは戦いたくない、つまらんからな」


 「ふふ褒め言葉と思っておくよー


 ライネルはブライザーに何か策をめぐらしている、その作戦はバルフは嫌いらしい


 「そろそろ二宮ところに行かなければ怒られてしまうよ」


 「あいつも大変だな、お前に付き合わされて」


 「ではガンツ私は行くよ」


 「ああ、刺されるなよ」


 「ふふ、気をつけるよ」


 ライネルがその場からいなくなる、バルフは次の戦地に行く為の準備にはいるのだった。


 その頃クレイは


 「ポン子今日はよう食べるな」


 「ご主人おかわり」


 ポン子は大量の唐揚げを食べていた。


 「で隼人、神具は試さないのか?」


 「そやな、でも今はポン子にかまってやらなあかんしな」


 「ふふ、そう言ってるとあいつらが攻めてくるぞ」


 「おいおい脅すなよ、確かにそろそろ仕掛けてきそうだがな」


 「どんな攻め方かね」


 「ガンツが来たからな、次はオリバー辺りが仕掛けてくるんちゃうか」


 「あーあいつか、あいつには苦労させられたよ、覚えてるか小国まとめて戦争しかけてきた事あったろう」


 「あーあったな、あん時は世界大戦一歩手前までいったな」


 「今回も西側をまとめてきて戦争仕掛けてくるんじゃないか」


 「でも西側はガスタン帝国中心でまとまってると聞いてるがな」


 「そうだけど、ガスタン帝国の皇帝を操ってなんてありそうだろ」


 「ありそうやな、ガスタン帝国の皇帝ってどんな奴か知らんしな」


 「まあ、山があるから攻めてくるなら海からだろうけど」


 「分からんで山をぶっ壊してくるかも知れんやん」


 「ハッハッハまさか」


 そんな会話をしていると、ドタドタと騎士達が走ってくる


 「クレイ様大変です」


 息を切らしながら騎士がクレイの目の前に来る、そして驚くべき事を告げる


 「スグレット山が崩壊しました」


 「「なんだと!」」


 クレイとシラスはその報告に驚く事しか出来なかった。


 

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