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この世界を救えブライザー!変身ヒーローの異世界転生  作者: にんにん
第四章 この大陸を救え!ブライザー
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ある日の1日、クレイ編その2

 「じゃあ組手すんで、死ぬなよ」


 「「「「「おう」」」」」


 ブライレンジャーが攻撃を仕掛ける、5人が様々な攻撃を仕掛ける、クレイは舌打ちをしてしまう、何故5人別々に攻撃をして来るのか? 1人が囮になって他がクレイの死角から攻めれば良いものをと


 「甘いぞお前ら!」


 クレイが一瞬でブライイエローの前にそして蹴りをお見舞いする


 「きゃー」


 イエローが吹き飛び、すぐさまバックステップしてグリーンの攻撃を躱しそのままアッパー


 「ぐあー!」


 「なんや工夫しろお前ら」


 そう言って次々とブライレンジャーを吹っ飛ばしていく、そして


 「20点やな、まず連携がなってない、攻撃が単調やわスーツの力に頼りすぎ、お前ら他のメンバーの能力全部理解しとるか? して無いやろな、本来の力でスーツを使い5人一組できたら俺でも勝てへんよ、でも結果はこれや分かるな」


 クレイの説教である。前世の記憶があるクレイから見ればまだまだ子供達である、ちゃんと指導しないと大変な事になると必死であった。


 「お前らは強いよ誰よりもな、でも経験が無さすぎるわ、だからその経験を積ましたる。さあ立て」


 ヨロヨロと立ち上がるブライレンジャー達


 「さて次は剣で相手したるわ」


 こうして厳しいトレーニングを積みブライレンジャーはさらなる一歩を進むのである。

 こうして夕方までトレーニングは続き、今日の特訓は終わりである、夕ご飯を食べてクレイ自身のトレーニングが始まる。

 彼もバルフとの戦いは紙一重過ぎたのである、百戦錬磨のクレイですら及ばない戦いの歴史を持つバルフ、そして裏打ちされる戦闘力、スラールを使った戦いは既に通用しないだろう、だからこそクレイ自身の戦闘技術を向上させなければならなかった。

 しかし師がいない、クレイは暗闇の中を進むことしか出来なかった、そうゴールの見えない道を


 「くっ、あかん、あかんわ、なんであいつに腕を折られたのか分からんかった、俺とあいつにこんなに差があったとは、くそ!」


 みんなの前では明るく振舞っていたが、クレイには焦りしかなかったのである。


 「クレイ様!」


 「クレイ君!」


 「「?」」


 「なんでミレーヌ様が?」


 「エリザベート様?」


 悩むクレイを心配そうに見ている2人、彼女達はどこか憂いを帯びるクレイの顔に違和感を感じ見に来ていたのだ。


 「くそ、何が足らんのや〜!」


 拳を地面に叩きつけ叫ぶクレイに


 「ちょっとクレイ様に何かご用なんですか!」


 「エリザベート様こそ!」


 女の戦いをする2人、複雑な空間だった。


 「いくぞブライゼット」


 クレイはブライゼットに乗りどこかに行ってしまう


 「あっクレイ様!」


 「クレイ君!」


 2人に気付かずに


 パッカパッカとブライゼットが駆ける


 『悩んでるのね隼人』


 「まあな」


 『クスクス、なんか懐かしいわ』


 「何がや」


 『だって隼人は何か悩み事があるとこうして走っていたじゃ無い』


 「そやったかな」


 『ふふ、変わらないのね隼人は』


 「そやな」


 『だから気にすること無いわ、隼人はいつも困難を乗り越えてきたんだから』


 「ふふ、まさかお前に励まされる日が来るとわな」


 『まあ、私だってこれぐらいできるのよ』


 「そやったな、でどこに向かってるんや」


 『ええ着いたわ』


 「着いた? なんや目的地あったんか?」


 『ねえ隼人、ここは私がいた場所よ、そして貴方が今必要な場所よ』


 「なんや必要って?」


 『運命なのかしら、私だけなのかな他の子達は自分の使命を知らなかった、こちらの世界でのね』


 「何を言っとるブライゼット」


 『ふふ、まだガーネットって呼んでくれないのね、でも良いわ! ここに貴方を連れて来ることが私の使命、そして貴方の運命なの』


 「運命やと」


 『ここは火の神の試練があるわ、そして五大属性最後になるわね』


 「なんのことや」


 『隼人、月と日の属性はそれ単体で強力な力よ』


 「そやな確かに」


 『でもね五大属性は5つ揃って初めて意味を成すのよ』


 「どういう事や?」


 『それは神の試練を終えてからのお楽しみよ、だから行きましょう』


 こうしてブライゼットは八大迷宮スネーカに進む、ブライザーに新たな力を授ける為に


 「ところでブライゼット」


 『なーに隼人』


 「なんで早く言わなかったんや?」


 『……………』


 「お前忘れてたやろ」


 『さあー、頑張るわよ』


 「誤魔化すな!」


 今日ふと思い出して慌てて連れて来たことは内緒のブライゼットだったのだ。

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