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この世界を救えブライザー!変身ヒーローの異世界転生  作者: にんにん
第四章 この大陸を救え!ブライザー
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パイツァに向けて

 「なになに、ここは何なのクレイ君」


 「ここは秘密基地や」


 「秘密?」


 ミレーヌは辺りを見回す、そこには活気ある街並みがあった。


 「基地?」


 「せや」


 「そうなんだ」


 ミレーヌは大都市ウッルドを見回し、クレイに話を合わせる事にした。


 「凄い秘密基地なんて」


 「せやろ」


 「ロズ、イーグルはいけるか?」


 「はい、クレイ様いつでも出発出来ます」


 「今回連れて行く奴の選定は?」


 「はっ、初めての参加者は20人ほど、騎士学校卒業者上位20人となります。研修代わりに行かせようかと」


 「そうか、あとは?」


 「各騎士団より指揮官候補と騎士団長推薦の者たちです」


 「そうか、今回は何時もよりキツイからな、今まで優しくしすぎたからな本気でするわ」


 「えっ!」


 その言葉を聞いてロズ以下その場にいた騎士達が固まる


 「今までユルいトレーニングばかりやったからな、今度の事で俺は甘やかすのが良く無いと思ったんや」


 「は、はぁ」


 「みんなを強くせなこれからの戦いで死んでまう、死なせたく無いからな俺は鬼になるで」


 クレイは燃えていた、熱血主人公である。それを騎士達は死んだ目で見ていた、ちなみに騎士学校を卒業したての若者はクレイの言葉に感動していた、知らない事は幸せなことである。


 「ねぇクレイ君、私にこの秘密基地を案内してくれないかしら?」


 「何やミレーヌそんぐら」


 「クレイ様は合宿の準備で忙しいのです、ミレーヌ様案内なら私がいたしますわ」


 「えっ、いや私はクレイ君に」


 「行きますわよ、ミレーヌ様」


 ミレーヌをエリザベートが引っ張っていく、クレイは何も言えずその光景を見ることしか出来なかった。


 「おい隼人、こっち来てくれ」


 「何だ礼二」


 クレイは気にしない事にし、シラスの呼び出しに応じる。


 「この施設、使うのにいちいちお前の許可いるのが面倒だよな」


 「まあ、俺の秘密基地やしな」


 「だから使いにくいんだよな」


 「何だとこら」


 「いちいちキレんな面倒くさい」


 「それもそやな、で何のようや」


 「おっ、意外に素直だな、これを使いたいんだが良いか?」


 「ん? 分かった」


 シラスが使いたいのは、高圧力を与えることが出来る施設である、何かの耐久テストをしたいようだ。


 「さっきから何してんねん」


 「騎士団に配備する武器のテストだよ」


 「ああ、なんか約束しとったな」


 「まあね、下手なものは作れないよ」


 「それ今回の合宿で使うんか?」


 「うーん、ちょっと間に合わないかな、でも新武装はあるよ、これだ!」


 そう言って取り出したのは何の変哲もない剣だった。


 「なんや普通の剣やな」


 「まあ見た目はね、でもこれは対怪人用の高周波ブレードさ」


 「そうけ」


 「お前その顔、高周波ブレードが何なのか分かってないだろ」


 「ふん、そやで」


 「何で知らないのにそんな自慢気な顔なんだ」


 「知ったかぶりが一番恥ずかしいんやで」


 「それもそうだな、あっはっは」


 「そうやろ、あっはっは」


 それもそうなので高周波ブレードの説明はよしておこう


 「それを騎士達に持たせたらどうなんねん」


 「少なくとも今までみたいに、まったく歯が立たないとはならないはずだよ」


 「怪人切れるって事か?」


 「そうだよ、だから今回の合宿に100は用意した、これを使いこなさせろよ」


 「ああ、任せとけ」


 こうして騎士達にようやく怪人に対抗する力が手に入りますが、まだまだ怪人と戦うには力不足でしょう、シラスはまだまだ開発に余念がなかった。


 「さて、みんなも集まってきたしそろそろパイツァに向かう為にイーグルに乗り込むか」


 こうしてパイツァに向けてイーグルは発進する、船旅は順調でパイツァまでは10時間ぐらいである、この星の反対側に行くぐらいの距離でイーグルでも時間がかかる。


 「うわーはっやーい、私がルシュタールに行くのに高速艇使っても一週間もかかったのに」


 ミレーヌは大はしゃぎだった。

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