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この世界を救えブライザー!変身ヒーローの異世界転生  作者: にんにん
第四章 この大陸を救え!ブライザー
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クレイは入院中

 「ガンツ、ブライザーに負けたのか?」


 「ふん少し遅れを取ってしまったな」


 「ププ、大口叩いて随分と体たらくだね」


 「ふ、やめないか二宮、ガンツも考えがあるんだろう」


 その場にいた幹部4人が姿勢を正す


 「バーギル様」


 「いいよ、楽にして」


 休めの体制になる四幹部


 「ガンツ、ブライザーに負けたことあまり気にしなくていいよ、君のおかげで計画は順調だからね」


 「ありがとうございます、バーギル様」


 頭をさげるガンツ


 「さて正直ガンツが負けると思ってなかったけど、予想よりブライザーが強いんだね、ふふ」


 バーギルに取ってブライザーとの戦いは娯楽である、前世で負けたのすら暇な世界で遊んでいた感覚であった。

 彼の思考は誰にも分からない、その目的すらも、前世でもブライザーを避けて戦えば楽に世界征服が達成出来た、いやブライザーに律儀に一対一で戦わなければブライザーにも勝てなかっただろう。

 今世でも怪人を投入して戦争をすれば人類では勝ち目がない、クレイだけではカバーしきれないのである。四幹部もそれは認識している、だがバーギルの方針には否と声を上げることは出来ない、まあ四幹部自体はバーギルに心酔しバーギルの考えは全て正しいと思っているが


 「ねえオリバ、あれの状況は?」


 「申し訳ございません、発育が上手くいっておらず」


 額に汗を流しながら答えるオリバ、普段は王として悠然としているが、バーギルの前では借りてきた猫のようだった。


 「そうか、まあいいや進めといてよオリバ君に任せるから」


 「はは!」


 「二宮」


 「はい」


 「新型の魔導核は?」


 「9割完成してますが、未だ制御が上手くいかず」


 「ふーん、ちょっと見たいな、後で持ってきて」


 「はは!」


 「ガンツ、侵攻状況は?」


 「龍国は失敗しましたが、魔国領近辺の国はほぼ滅ぼしました、後は三国ほどです」


 「そうかじゃあ侵攻は一旦中止しようか」


 「かしこまりました」


 「凛冥、後でおいで」


 「はいバーギル様」


 「では解散としとこうか、次はブライザーが回復した頃に遊ぼうか?」


 「「「「はは」」」」


 彼らはバーギルの指示に何も疑問を感じない、そうバーギルは全て正しいからである。


 「あかんは折れた腕まだ治らんのか」


 「ダメですよクレイ様、大人しく寝て下さい絶対安静です」


 クレイは病院のベットで不満タラタラだった、暇なのである。


 「ダメよ、あんたはアホな事直ぐするから」


 クレイの監視役はエリザベートだけでなくエミリーもいた。リリアとローテーションである、彼女達しかクレイの監視は出来ないのだ。


 「ご主人、遊べないの?」


 「ポン子、すまんな」


 「なんでご主人、遊ぼう」


 ポン子は長い期間クレイに構ってもらえず、不満が溜まっていた。


 「ダメですよポン子ちゃん、クレイ様は怪我をなさってるのですから」


 「ご主人怪我?」


 「そうですよ」


 「昨日も怪我だった、いつまで怪我?」


 「俺も知りたいねんけどな」


 「まったくクレイはまた変な子拾ってきて、何考えてるの」


 「ポン子変な子?」


 「あー、姉ちゃんやめたれやポン子が可哀想やろ」


 「ふん大丈夫よ、ポン子これ何かしら」


 「ふぁっ、唐揚げだ」


 目をキラキラさせて唐揚げを見つめる


 「ポン子あげるわ、食べてなさい」


 「わーいエミリーありがとう」


 「なんやと既に手懐けられとる!」


 クレイは衝撃的な場面だった


 「ふんあんたの拾ってくる子なんて単純なのよ」


 エミリーは神の犬達を集めてモフモフしまくっていたので、今はストレスフリーなのだ。


 「エミリー様は子供の扱いがお上手ですのね」


 感心してるエリザベート、そこに


 「クレイ君大丈夫なの?」


 そこにミレーヌが入ってくるのであった。


 「何、この緊張感は?」


 エミリーは今まで感じた事ない気配に動揺していた



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