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この世界を救えブライザー!変身ヒーローの異世界転生  作者: にんにん
第四章 この大陸を救え!ブライザー
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戦火は切って落とされた

 「首領、敵は祭りの最中です」


 「呑気な奴らだな、国境警備の兵士を血祭りにあげたのにな」


 「首領、伝令も殺したのです、仕方ないのでは」


 「確かにな、くっくっく」


 バッファルールの兵達は既に龍国に入り込んでいた、彼らの戦い方は単純明快突進、突進、突進、突進と力任せの突撃である。

 普通ならそんな戦い方で勝てるはずが無い、だが彼ら牛の獣人としての特性とグランツ開発の魔導核を埋め込み怪人になる事により、その異常な戦い方で勝ち続けることが出来るのであった。


 「しかし龍人と言うのも期待はずれですな、弱すぎる」


 「くっくっく、言うてやるな我らはバーギル様の加護がある、奴らは何だっけな龍神だかよく分からん生き物だろ」


 「それもそうですな」


 彼らは傭兵国家として様々な国の戦争に加入して来た、だがバーギルと言う神が現れた時彼らの教義は大きく変わる、そう破壊こそが真理でありバーギルこそが真実であると、そしてバルフを神の使徒としてトップに置き国家の併合ではなく殲滅こそ覇道と動き出す。

 バッファルールがある地域は小国が乱立し戦国時代と言わんばかりに荒れておりバッファルールの動きはルシュタールまで届いていなかった。そう彼らは3日かからず戦国の地域の国を全て滅ぼしたのである、そして今彼らは止まらず龍国にやって来たのだ。


 「では行くぞ野郎ども、血をバーギル様に捧げるのだ」


 「「「「「「おー!」」」」」」」


 ドドドド、と地鳴りの様な音と共にバッファルールの兵達が龍国に攻め入る、祭りで浮かれている時の不意打ちである。そこには混乱しか無かった


 「王よ、大変ですバッファルールが攻めてきました」


 「何、で国境は大丈夫なのか?」


 「王よ、バッファルールは既に王都へ浸入し市民を巻き込み戦火を広げております、御避難を」


 「何故そうなる、国境警備はなにをしてるんだ、クソ避難はいらん王妃と王子を避難させろ俺が出る」


 そう言って全龍火は混乱する戦地へ向かうのだった


 その頃クレイは


 「なんや? 何が起きとる?」


 「どうしたのじゃ?」


 葉美姫が近くの騎士を捕まえ問う、騎士は答える


 「はっ、ただいまバッファルールが攻めてきた様です、急襲だった為指揮系統の混乱著しく各騎士は自己の判断により住民の避難をしております」


 「なんじゃと、何故バッファルールが」


 葉美姫は驚いているが何とかせねばと思う、ここはブライレンジャーになるべきと思いみんなを見ると、何故かクレイだけいなかったのである。


 「クレイはどこじゃ?」


 「わからないよ、急に走って行っちゃった」


 「ヨウビキ今はそれどころじゃ無い、変身しよう」


 「わ、分かったのじゃ」


 「はぁ、お祭り気分なのに何でこうなるのかしら」


 葉美姫、ゲイル、リム、エリスそして


 「何だか嫌な予感がして来てみれば、どうやら僕の出番だね」


 クレイについて来たスレイである、彼は祭りの屋台をウロチョロして迷子だったのだ。


 「「「「「変身」」」」」


 こうしてバッファルールと龍国、いや人類対邪神の戦争の火蓋が切って落とされるのである


 「ここにおったんかガンツ」


 「くっくっく、まさかこの国にいたとわな、ブライザー」


 「相変わらず頭の悪い戦い方やの」


 「厳しいな、お前がいるならもう少し作戦を考えたら良かったかな?」


 「ぬかせ、そんな気無いくせに」


 「首領あの若造は」


 「ああ、いいお前たちは龍国を落とせ、こいつは私の獲物だ、そうだろうブライザー」


 「はっ、誰がイケメンやねんぶっ飛ばしたるは脳筋」


 「くっくっく、では」


 「ブライオン」「魔導核よ神体を」


 クレイはブライザーに変身する、そしてガンツは牛の獣人から全身を岩で囲われた怪物になる、しかも岩もただの岩ではないダイヤモンドクラスの硬質はあるだろう、そして巨大な牛の角ただでさえ巨大な体をしていたがより大きくなりブライザーと対峙する


 「また大層な姿だな」


 「くっくっく、なかなかの姿だよブライザーあまりすぐに死ぬなよ」


 「ふん、そっちこそ」


 ブライザーは常に準備をしていた、いつバーギルが攻めてきてもいい様にどの様な時も人を守れる様に、そしてその準備が生かされる時が来たのである


 「お母さん、行かなきゃいけないご主人が呼んでる」


 「あらそうなの」


 神の犬達がリリアに告げると地下に消える、リリアはその事を知らなかったので驚いたが必要なことだろうと見守ることにした。


 「団長、クレイ様から出動要請が来ました」


 「ああ分かってる、行くぞロードドラゴンの力を知らしめるぞ、竜騎士団出撃準備急げ」


 「「「「おう」」」」


 「シラス殿指示を」


 「たく、司令官見つけとけよな、状況は先行した忍者隊から伝わってるな、バッファルールのトップは邪神の手下だ、そいつが本格的に侵攻して来た、ならばWSSの使命はただ1つ」


 「「「邪神の魔の手から市民を守る」」」


 「そうだ、戦艦イーグルの準備と第四騎士団は」


 「完了してます」


 「ならば行け、WSS特殊部隊、第四騎士団龍国救援へ出撃せよ」


 「「「おう」」」


 ルシュタールの騎士団が編制してから初めての大規模遠征である、そしてWSSが表舞台に出る初めての戦闘であった。

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