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この世界を救えブライザー!変身ヒーローの異世界転生  作者: にんにん
第四章 この大陸を救え!ブライザー
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とある放課後

 「なんでやねん」


 クレイはただいまトイレ掃除の真っ最中、愚痴っても掃除はやめられない一番良いのは早く終わらせること、でも仲間はそんなクレイの掃除が終わるまで待ってくれるはずそれが友情だから


 「ねぇ、クレイ君待たなくてよかったの?」


 「いいのじゃ! どうせすぐには終わらないのじゃ、待ってられないのじゃ」


 「確かにねクレイってなんだかんだで物事をすんなり終わらせないからね」


 「そうね、ところでこの子達何かしら?」


 「私はタヌー」「私はたぬん」「私はたぬり」「私はたぬめ」


 この子達はクレイに会いたくなってやって来た子達、クレイを見つける前にポン子と一緒にいるリム達のところでよだれを垂らしながらスイーツを見ているのだった。


 「みんなダメだよご主人と約束、守る」


 「姉ちゃんばかりズルい、私達もおやつ欲しい」


 「そう欲しい」


 「ご主人どこ?」


 「お母さん行っていいって言った」


 ポン子と神の犬達の会話を聞いてるとリムが突然


 「とりあえず食べる?」


 スイーツを上げようとする、よだれを垂らしながら見てる幼女に耐えれなかったようだ。


 「「「「うん」」」」


 ポン子も一緒に食べるので静かになるが、食べてる姿はほのぼのさせてくれる。


 「で、この子達は何?」


 エリスは疑問は解消されてない


 「多分ポン子ちゃんの知り合いじゃないかな」


 「そうねそれは分かるわ、でもなんなのポン子って?」


 「えっ、ポン子ちゃんは神獣? なのかな?」


 「リム何言ってるの、神獣ってのは神に使える使徒よこんなアホな子達では無いわよ」


 「エリス、アホは酷いよ幼い子供なんてこんなもんだよ」


 「そうかしら? それにしては酷すぎないからしら?」


 そこには口をクリームだらけにしているポン子達の姿が


 「ふむ妾の弟がこんな感じじゃったのじゃ」


 葉美姫には新たに弟が生まれていた、全龍火がクレイに負けて落ち込んでる時に、慰めてもらいハッスルしたのが原因らしい


 「そんなものかしら」


 「近所の子供の面倒見た時もこんなものでしたよ」


 「「「「「おかわり」」」」」


 ポン子達は口の周りにクリームいっぱいつけて元気におかわりの催促をするのだった。


 「「「「「お腹いっぱい」」」」」


 「結構食べるのね」


 「構わないのじゃ、後でクレイにつけとくのじゃここはブライ財閥の店なのじゃ」


 「それもそうね」


 こうしてクレイの預かり知らぬところで借金はできていく、恐ろしいものだった。


 「あかん、いやな予感がする」


 クレイは掃除を騎士にさせてるとこを見つかりただいま正座中である、悪い事は出来ないのである


 「クレイ様、まだですか?」


 エリザベートだけはクレイを待っている、彼女は放課後のクレイとのお茶の時間を大切にしている


 「クレイ君まーだ?」


 そしてミレーヌも待っていた。


 「ミレーヌ様、クレイ様を待たなくても良いのですよ」


 「いいのよ好きで待ってるのだから」


 「好きですって、むむ」


 「エリザベート様こそクレイ君の事待たずにみんなとお茶をなさって来たら?」


 「ダメですわ、クレイ様は婚約者なんです常に一緒にいなければ」


 「あら、婚約者と言っても親が決めたことで恋人ではないんでしょ、ふふ」


 「なぁ!」


 エリザベートはそんな事言われると思わず、唖然とする


 「クレイ君が愛する人と婚約者は必ずしも同じではないわ、貴族は一夫多妻愛する人は婚約者では無いものよエリザベート様」


 「それは!」


 エリザベートは痛いところを突かれる、クレイの事が好きで婚約者なので恋人であると思っていたが、クレイから愛してるも言われた事無いしキスもした事無い、一気に不安になってしまう


 「あらクレイ君の罰終わったみたいね、ふふクレイ君」


 「ん! ミレーヌかまだおったんかい」


 「酷ーいクレイ君、待っててあげたのに」


 「ああそうかい、もう疲れたし帰るで」


 「あらお茶しないの?」


 「もう門限や」


 「あら本当、ふふ」


 「ん? エリザもおったんか」


 「はい」


 「なんや暗いな、なんかあったんか?」


 「いえ、特には」


 「そうか、まあええ遅いし送ってたるわ、行くぞ」


 「はーいクレイ君」


 「はいクレイ様」


 なんだか終始暗いエリザベートにどうしたんだろうと思いながら、帰路につくクレイだった。


 「で、なんでお前らおんねん?」


 「ご主人に会いに来た」


 「来た」


 神の犬がクレイの部屋で寝転んでいた。


 「まあええ飯にするか」


 「「「「「おう」」」」」


 先ほどスイーツを山ほど食べたが、ご飯は食べる育ち盛りな神の犬達だった。


 「唐揚げ!」


 「今日は唐揚げちゃうぞ」


 「がーん」


 ポン子はショックを受けていた。今日は特に何もなくクレイは日常を過ごしている、だがクレイの日常はすぐに終わるのであった。


 

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