ゴー!ブライゼット!
『これ、もしかして?』
『多分、僕と一緒で超古代文明に転生したブライゼットだね。』
『やっぱり、そうか』
『おーいそこの機馬君、もしかしてブライゼットか?』
機馬は、その言葉を聞くと、驚いた様に鳴く
「ヒヒーン」
『そうよ』
『あなた、何故その名前を知ってるの?』
『俺や、隼人や、久しぶりやなブライゼット』
『隼人? 嘘!なんか、ちっちゃいじゃない』
『まあな、なんか生まれ変わったからな、僕まだ5歳やではっはっ』
『フーン、そうなんだ、』
『てか、お前も喋れるやな? これも超古代文明ってやつか?』
『そう言えばそうね、隼人と会話してるわ』
『今、気付いたんかい!』
ツッコム、クレイ
そんなクレイに呆れた様に
『変わらないわね〜隼人は』
『そうか? まあ昔も今も変わらずブライザーやからな』
『そうなの? こっちでもブライザーやってるの、ってなんで変身できるのよ!』
『ああ、こいつも来てるからな』
クレイはブライフォンを取り出し見せる
『久しぶりだね』
『ブライフォンじゃん、って喋ってる』
驚くブライゼット
『君と同じみたいだね、超古代文明の力だよ』
『なら仕方ないわね、超古代文明だもん』
はっはっと笑いあうブライゼットとブライフォン
だから超古代文明ってなんやねん、都合よすぎやろ
超古代文明の偉大さを感じずにはいられないクレイだった。
『まあ、取り敢えずまた一緒に走ろうやブライゼット』
『そうね、このままここにいても仕方ないわね、またよろしくね隼人!』
こうして新たなる力、ブライゼットを仲間に加えブライザーは今日も行く
負けるなブライザー
戦えブライザー
世界の平和を守るために
『ところで、ブライゼットよ、能力的なもんて、どないなん』
『そうね、あまり地球にいた頃と変わらないけど、まず2倍速く走れるわね、あとバリアが貼れるようになったわ、それとレザーを撃てるわよ、ビビビ、てね、確か海に潜れるわよ、勿論搭乗者つまり隼人も一緒にね。そんなもんかな』
『メチャクチャ変わってるやんけー!』
ブライゼットは二輪型の乗り物で、マッハで走り、500メートルぐらいの幅ならば飛び越え、対戦車ライフルぐらいなら傷付けることは不可能で、マシンガン搭載、ミサイル搭載、まさに走る兵器だった。
『そうかしら』
ブライゼットは乙女なので兵器関連の能力にはあまり関心がなかった。なので
『そんな事より私ずっと言いたかったんだけど、地球にいた頃の様に真っ黒なカラーリングって、嫌なのよね。この世界では、可愛くしてね』
可愛い服やお化粧に興味があった。
そんな仲間の願いに
『分かった(絶対嫌や)』
快諾するクレイだった。
『まあ取りあえず散歩でもするか?』
『分かったわ』
そう、ブライゼットに乗ったクレイにブライゼットは
『あと隼人、ブライゼットって名前嫌だから変えてよ。可愛い名前がいいわ』
『ブライゼットダメなのか?うーん何が良いかな?そういやお前、今赤いな』
『あらそうなの?私、赤色なの』
今まで気づかないブライゼット
『赤兎馬やな!』
『いやよ!』
『えーなんで!』
『可愛くないわ、プンプン』
『ぶりっ子かよ!』
そうな事を言い合いながら、名前を考えるクレイ、期待して待つブライゼット
『ガーネットかな』
『ガーネットか、うーんまあ隼人ならそれでも上出来かな、ふっふ、今日から私はガーネットよ』
『そうかよかった。じゃあ行くかブライゼット!』
『ガーネットよ』
ぷりぷり怒りながら出発するクレイ達だった。