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この世界を救えブライザー!変身ヒーローの異世界転生  作者: にんにん
第四章 この大陸を救え!ブライザー
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試練を超えし者

 ドシーン!


 轟音と共にタヌキがブライザーの元に落ちていった。


 「ご主人!」


 ポン子の叫び、潰れてしまったのか?


 「騒ぐなポン子」


 ブライザーがタヌキを押し返す


 「ご主人」


 「ポン子見とけよ、これがドリルを得たブライザーだ!」


 ブライザーは力の限りタヌキを投げる、そして


 「ドリルは全てを貫く、そしてブライザーがドリルを持てばそれは天を貫く事を」


 ブライザーが逆上がりの状態から小さくなり


 「ドリルは最強だと!」


 ブライザーはタヌキに向かって飛び立つ


 「ブライザー!」


 ブライザーの足にドリルが現れる


 「ドリル!」


 ブライザーの周りの大気がドリルと共に高速で回転する


 「キッーク!」


 ブライザーはそのままの勢いでタヌキを貫き壁から脱出するのだった。


 「ふ、ポン子これがドリルだ」


 ドカンと爆発音と共にブライザーは勝利する


 「ご主人すごーい!」


 ポン子はブライザーの戦いに興奮しっぱなしだったのだ。


 「ほう、やるな坊主」


 「酔っ払い」


 「酔っ払いとは酷いの、一応神じゃぞ」


 「すまんアル中」


 「もっと酷い!」


 「神様、仕方ないよ」


 「眷属まで酷い」


 ついに泣いてしまう土の神、しかし眷属は土の神に優しく無かった。


 「神様いいから話して」


 「なんと厳しい」


 なんだかんだで話をし始める土の神


 「おほん、まあええとりあえず土の試練を乗り越えたお主に我が加護を与えよう、これでお主は5つ目がここまでの加護持ちは今までいなかったの」


 「ん? 昔は加護持ちはいたのか?」


 「わしのは初めてだが、1人日の加護持ちはおったのあいつは適当な奴に突然試練を与えるからの」


 「へぇー」


 ブライザーは一応聞いたがあまり興味が無かった


 「それでワシが与えるのはこれだ!」


 土の神は50機ほどの手足の付いたロボットの様な物をだす


 「これはの、【7式重武装型ドゥドゥル】全長は2メートル50センチ、主力武器はこの槍アダマンタイト製の逸品だぞ、まあ工事用にも使えるから戦闘に使うもよし、建築に使うもよし好きにするとええ」


 ドゥドゥルは顔の無いロボットで大きさは人より大きいくらいでクレイが持ち帰りシラスが改造して起動甲冑と呼ばれWSSの主力部隊になる、そして乗るのは犬達である。


 「最後に神獣じゃ、こい【タヌミ】」


 「たぬー」


 「あっママだ」


 ポン子が喜ぶ、どうやら先ほど戦っていた神獣と同じらしい


 「このタヌミをよろしくな」


 「ふむ、いつも思うが何故神は神獣を渡すんだ?」


 「神獣はわしら神と人を繋ぐ使いなのじゃ、試練を超えし者に神獣を与えるのは神の力をより人々に伝えてもらう為なのじゃ、もちろんその恩恵は試練を超えし者が一番受け取るがな、例えばお主の神獣と融合した姿は神の力を借りた姿だといえる、まあお主はまだ神獣の力を全然引き出せておらんがな」


 「それはどういう事だ?」


 「そのまんまの意味じゃよ、神獣との絆というのかなまだまだ神獣がお主を信頼し切っておらん、お主もそうじゃもっと神獣を信じてやれそうすれば邪神なんぞに負けはせぬ」


 「むう」


 「それじゃのお主にこの世界を任せる事にしたからのわしらは邪神と戦えんすまんが頼むぞ」


 「ちょっと待て!」


 ブライザーが言う間に消える土の神、彼の言う事はブライザーに新たな情報を貰う、今までのアホな神と全然違う事に感心する酒を飲んでもまともだったんだなと感心していたが


 「神様伝達ロボットに任せてここで寝てる」


 ポン子が指差す方に土の神が寝ていた。


 「ぐへへ、これでワシが一番神らしいぞい」


 だらしない寝顔だった。先ほど立派な事言ってたのが土の神が発明した伝言ロボットと知ったブライザーは


 「まともな神はいないんだな」


 頭を抱えながら、その場を後にした。


 「ぐへへ」


 土の神は典型的なダメ親父だった。

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