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この世界を救えブライザー!変身ヒーローの異世界転生  作者: にんにん
第四章 この大陸を救え!ブライザー
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ラブコメ?

 「ねぇクレイ君、あれ何かしら?」


 「あれはハンバーガーですわ」


 クレイは真ん中で2人の会話を聞く事しかできない


 「ねぇクレイ君、お茶しましょ」


 「あ、ああそやな」


 「クレイ様、あちらが良いですわ」


 2人がクレイをぐいぐい引っ張る、何故こうなったのか悩むクレイだった。


 「モテるのも大変だね」


 「そうじゃの」


 「クレイ君大丈夫かな?」


 「良いんじゃないかしら、それより私達もお茶にしましょ」


 ブライレンジャーのみんなは仲良し、今日も仲良くお茶をします。


 「「「「じゃあ」」」」


 「コーヒーでも」


 「ハンバーガーなのじゃ」


 「緑茶かな」


 「おいしい紅茶を出すお店が」


 「「「「ん?」」」」


 「ここはコーヒーだよね」


 「ハンバーガーこそ正義なのじゃ」


 「緑茶は健康に良いんだよ」


 「紅茶で決まりですわね」


 「「「「ん?」」」」


 「コーヒー」「ハンバーガー」「緑茶」「紅茶」


 「「「「はぁ!」」」」


 「コーヒーだろここはさ」


 「ハンバーガーなのじゃ、正義なのじゃ」


 「皆さん健康に気をつけて緑茶です」


 「紅茶こそ至高」


 「「「「なんでだよ!」」」」


 ぎゃーぎゃー言い合う4人、すっかり幼馴染の4人気心知れた関係は遠慮を無くすのに邪魔にはならなかった。


 「おい、あそこ行くで」


 ピタと止まる4人、クレイが指差したのは


 「あそこならお前らの言ってるの全部あるから」


 そうブライ財閥新たな店舗、ファミレスである。


 「むう、仕方ないそこにするよ」


 「ハンバーガーなのじゃ」


 「はう、ケーキあるよ、太っちゃうよ」


 「仕方ないですわね」


 4人は納得したようだ。


 「あらファミレスって何かしら?」


 ミレーヌはこちらに来たばかりで、ファミレスどころかブライ財閥発信の流行の最先端を何も知らなかった。


 「あ、ああファミレス言うんわな」


 「ファミリーレストラン、つまり家族で行く為のレストランですわ」


 クレイが答えようとした時エリザベートが入ってくる、どうやらクレイとミレーヌが話すのが気に入らないらしい


 「だからファミリーレストランって何ですのクレイ君?」


 「家族と言っても食べたい物は違います。しかし家族みんなで食べたいそこのミスマッチを解消する為にクレイ様が民の為に作り出したお店ですわ」


 エリザベートが、胸を張る


 「へぇー、凄いクレイ君」


 クレイにより近くミレーヌ


 「むう、クレイ様に近いです、離れて下さい」


 エリザベート等々我慢できなかったようだ


 「あらあら、良いじゃないですかお友達ですよ、ねぇクレイ君」


 「確かに友になるとは言ったな」


 「むうむう、クレイ様だめでーす」


 エリザベートは、七年でクレイへの想いをあまり隠さなくなったようだが、クレイは気づいていないようだ、鈍感とかいうレベルでは無かった。


 「うーん、エリザにライバル出現、正にラブコメだね」


 「そうじゃの、ラブコメじゃの頑張れエリザなのじゃ」


 「エリザちゃんがんば」


 「エリザも大変ね、クレイ相手なら仕方ないけど」


 みんなすっかり仲良し、呼び方も親密になっていた。


 「もう、エリザベート様は何を怒ってるのかしら? クレイ君行きましょ」


 「もうもう、クレイ様」


 オロオロするクレイに


 「あんなオロオロするクレイ初めて見た」


 「面白いのじゃ」


 「みんな悪いよ本当に困ってるみたいだよ、ププ」


 「リムも笑ってるじゃない」


 珍しくオロオロするクレイを4人は見守っていたのだった。


 場面変わって、ここは寮のクレイの部屋


 「なんや今日はエリザの様子変やったな」


 そんな事を思いながらこれからを考えるクレイ


 「二宮のアホは攻めてくるけど、バーギルがエスタ以来出てこんな」


 『そうだね、不気味だね』


 「それに、神の試練言うのも水の神以来無いしな」


 『だよね、どこで受けるんだろうね』


 「この7年でなんも無かったからな」


 7年で何にも分からなかったクレイであった。


 『お父さんは何してるんだろ』


 「礼二か? あいつは戦車にロマンを感じる気がするって研究室に篭っとるよ。たぶん変なん作っとるんやろ」


 シラスは様々なものを作ってきた、代表作は魔導犬、魔導剣、魔導券である。魔導犬は犬型の探査ロボで、魔導剣は魔力を込めると威力が上がる武器である、過去にもあるにはあったが迷宮産ばかりで高かったがシラスのおかげで騎士団に支給する事が出来た。魔導券はクレジットカードみたいなものである、これのおかげでブライ財閥はウハウハであった。


 「まあ今日も行くか」


 この数年クレイには日課があった。それをする為に出かける今日はどこに行くのか気分次第。

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