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この世界を救えブライザー!変身ヒーローの異世界転生  作者: にんにん
第三章 この国を救え!ブライザー
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幕間 レイチェルのお話

 私の名前はレイチェル、エルフです。

 私はエルフでも珍しく、魔法が不得意です。

 最近お引越ししました。なんだか木の中の街だという事です。

 そこの偉い人がここに住んでもいいよと、言ってくれたそうです。

 最近お友達が出来ました。名前はラルドちゃんです。ろーどどらごんと呼ばれる生き物で、偉い人のペットらしいです。


 「ねぇねぇラルドちゃん、上まで競争ですよ」


 「きゅう」


 私はこの街の頂上目指して、ラルドちゃんと競争します。私は昔から木登りが得意で、誰にも負けません、でも


 「はう、負けました!」


 「きゅう」


 ラルドちゃんが、どうだと言わんばかりにしています。悔しいです。


 「むうラルドちゃん、次は下までですよ」


 「きゅう」


 次は負けません、とお、と勢い良く出ましたが、失敗です、このままでは地面に真っ逆さまです。


 「きゃあーー」


 「おっと、危ないですよ」


 助けてもらいました、サンちゃんです。この子もろーどどらごんなのに何故か喋れます、不思議です。


 「ありがとうサンちゃん」


 「いえ、どういたしまして、ラルドちゃんと見ていないとダメですよ」


 「きゅう」


 あー、ラルドちゃんが落ち込んでいます、でも可愛いです。


 「それではあまり危ない事をしてはいけませんよ」


 「はーい」


 「きゅう」


 この街に来てお友達もたくさん出来て幸せです。でも、お母さん達はいつも疲れて帰ってきます、ここの偉い人に、にんじゃというものになる為に特訓中なのだそうです。

 村の大人の人達が偉い人に感謝しており、その組織の為にと、頑張ってるんだそうです。

 偉い人がエルちゃんや、ミスティちゃんを助けてくれたと言ってました。みんな優しいお姉ちゃんやお兄ちゃんだったので、私も偉い人に感謝してます。


 ある日ラルドちゃんと遊んでいたら、森であったクレイ君に言われました。


 「なんやラルド、ずいぶんレイチェルと仲ええな」


 「きゅう」


 「せや、レイチェルは斧使うの上手いし、どやラルドと龍騎士になるつもりないか?」


 急に言われましたが、つまりラルドちゃんに乗って戦う騎士にならないかと、言われてるみたいです。ラルドちゃんと一緒にいれるのは嬉しいし楽しい、それに騎士というものに憧れがなかったか、と言われれば嘘になります。私はクレイ君にいいよと言いました。


 「そならレイチェルは、龍騎士団の1人目の騎士やな、トレーニングあるからこれから午前中はここに来いや」


 「うん」


 こうして私は7年、トレーニングを積みました。初等教育も受けさしてもらい、騎士として任命もされ、ラルドと一緒に、龍騎士団の一員として頑張ってます。


 「ねぇラルド、私強くなったのかな?」


 「がう」


 「ふふ、ラルドは大きくなったわ、最初はこんなに小さかったのに」


 私はラルドを撫でながら、7年を思い出します。クレイ様の容赦ない訓練を耐えた事を褒めてもらいたいです。

 小さい頃は分からなかったのですが、私はエルフでは珍しい、魔力が体内に溜まる特異体質らしいです。魔力を外に放出するのが、苦手なので魔法を上手く使えないのですが、体内で魔力が、人より強く循環するので、魔闘術が常時発動状態になるそうです。

 自分の怪力の原因が、シラスさんのおかげで分かりました。


 「でも怪力少女なんて、ちょっとね」


 「おいレイチェル行くぞ」


 「は、はい団長」


 この7年で、龍騎士団は5人になりました。団長も決まり、ルシュタール最強騎士団を目指してみんなで特訓中です。

 私も、最強龍騎士目指して頑張ります。

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