幕間 ブライレンジャー誕生まで
「うーん、名前どうするかな?」
クレイは悩んでいた、ブレスレットを使いこなす為、特訓中のみんなに呼び名が無いのは不便である。
「うーん、なんか無いかな〜!」
「クレイ様、どういたしました?」
エリザベートがやってくる
「いやな、戦隊の名前を考えてるねん」
「戦隊?」
エリザベートは何の事かよく分かってなかった
「ああ、お前達に渡したブレスレットあるやろ」
「はい」
「あれのな、名前を考えてるねん」
「ああ、変身した時のですか」
「そやねん、何が良いかな」
クレイは考える
「私、可愛らしい名前が良いですわ」
エリザベートはクレイに提案する
「考えとくわ」
「はい」
笑顔でエリザベートは返事する、ちなみにクレイの中では却下だった。
「うーん、どうしようかな」
エリザベートと別れ未だに名前を考えてるクレイ
「お、クレイなのじゃ、何してるのじゃ」
今度は葉美姫がやってくる、クレイは事情を説明する
「名前なのじゃ、それなら華麗な名前にするのじゃ」
葉美姫はそう提案する
「考えとくわ」
「うむなのじゃ」
葉美姫の提案を却下しながら、未だに考えるクレイ
「何してるんだい、クレイ」
ゲイルがやってくる、ゲイルに説明しゲイルも何か提案してきたがまあ却下する
「あれ、なんだか僕の扱いひどく無い?」
ゲイルが何か喚いていたが、気にせず考える
「クレイ、何してるのかしら」
エリスがやって来た、クレイは説明する、すると
「そうですね、私は優美な名前が良いですわ」
エリスが提案する
「考えとくわ」
クレイまたもや却下する、どうやら他人の意見は聞く気が無いのかな?
「あ、クレイ君、何してるの?」
リムがやって来る、クレイは説明をして
「うーん、名前か、私はクレイ君が考えたのなら賛成だよ、クレイ君ならかっこいい名前にしてくれそうだもん」
「そうか分かったわ」
クレイは決心する、リムに相談して良かったとこうしてブライレンジャーの名前は決まったのだ。
「うーん、あまり可愛くありませんわ」
「変なのじゃ」
「いまいちでは」
「ねえ、クレイ、僕の事、見えてるかい」
クレイはみんなが喜んでくれて、ホッと胸をなでおろす、そして
「次は登場時の決めポーズの練習やな、やったるでー」
「「「「話を聞いてよ」」」」
次は決めポーズだが、5人はピンときていない、当然と言えば当然だが、普通は戦う相手にあんな事はしないものである、しかしクレイは風情と言うものを大切にするのでこの特訓に重きを置く事にするのだった。
「ちゃうって、そこはこうやって、こうや!」
「こう?」
クレイの檄が飛ぶ
「クレイ君、やはり後ろの爆発は外せないよ」
「せやな、しかしどうして起こせばええねや」
「こうしたらどうだい?」
「おー、これは使えるな」
「そうだろう」
金髪で真っ黒なメガネをした変なおっさんがいた。クレイとああでも無いこうでも無いと、ブライレンジャーの決めポーズについて熱く語っていたのだ。
「ねぇ、クレイ、この決めポーズ? ってのも
大切だと思うけど、それより戦闘訓練をした方が良いんじゃ無いかな?」
ゲイルが真っ当な事を言う、しかし
「馬鹿言ってるんじゃない」
「せや、何言ってるねん」
2人からのお叱りがゲイルを襲う。
「君は登場する時に決めポーズが無いのがどれだけ大変か分かってない」
「確かに不便やな」
ゲイルは2人からの説教を延々受ける事になってしまったのだった。
「よし、なんとか形になったな」
「「「「「はぁはぁはぁ」」」」」
5人は体力の限界まで決めポーズの練習をしていた。そのおかげでクレイからのOKが出た
「フッフッフッ、お待ちかねの必殺技の練習やで!」
「「「「「!?」」」」」
クレイの特訓は終わらなかった。こうしてブライレンジャーは強くなっていくのであった。
二章が終わりました。二章は、クレイの周りが邪神と戦うために、準備をする、お話になりました。まだまだ、バーギルと戦うには、力不足ですが、クレイの地獄のメニューをする事でパワーアップをしていくはずです。
さて、三章ですが、クレイ自身が強い組織の構築のために人材集めに動きます、彼は単独で戦う事を好みますが、サポートしてくれる人達のお陰で、紅蓮党を壊滅に追い詰めたと、しっかり認識しています。今回もWSSの様な組織が必要だと思い、世界を周りスカウトの旅です。
いつも、この作品を見てくれて、ありがとうございます、今後もクレイの活躍をお楽しみ下さい。