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この世界を救えブライザー!変身ヒーローの異世界転生  作者: にんにん
第一章 この村を救え!ブライザー
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変身!ブライザー

 少し前に時を巻き戻す

 クレイは露店を覗き見て驚いた。


 『あれ?』


 『あれれ? これ【ブライフォン】やんけ』


 『何故こんなところに?』


 「これは、いくらだ!」


 『ブライフォンや、めちゃくちゃ高いんちゃうか? なんや? 八大迷宮って? S級冒険者やと? あかん買えるかな?』


 『あれ? 使い方分からんから捨てようとしたやと!アホちゃうか!ブライフォンやぞ』


 『このにいちゃん、商売下手くそやな!』


 『一万やと、買った!』


 クレイはブライフォンを手に入れて、少し考えます。


 『しかし、なんでブライフォンがこの世界にあるんやろ? まさか俺と一緒に転生したとかか?』


 ブルッと震えるブライフォン


 『おう!ブルッと来た!なんやブライフォンやっぱり転生してきたんかい?』


 ブルブル震えるブライフォン、まるで「そうだよ」と言っているようだ。


 『やっぱりそうか!なんか嬉しいな!ブライフォンもしかしてまた、変身できたりするんかな?』


クレイはブライフォンに尋ねるが、正直半信半疑だった。ブライザーに変身するためには、ナノテクノロジーを使った改造手術により最強の生態マシーンになった隼人が、ブライフォンにより太陽すら破壊できるエネルギーを体内に封じ込め、全身を黒い鎧のように皮膚を固め、体内エネルギーを効率よく循環させるために筋繊維を鋼鉄より硬く、ゴムよりしなやかにしてようやくブライザーになる。ただの人間の体であるクレイでは、到底耐えられるものではなかった。しかしブライフォンの答は


 『大丈夫だよ』


 イエスだった。クレイは疑問に思う、何故ブライフォンの意思が理解できるのかと!


 『なんで、ブライフォンの言葉がわかるんや!』


 『そっちなんだ、さすが隼人だね。』


 『なんでや、ブライフォン』


 『僕もよく分からないけど、こっちでの僕は超古代文明の遺産らしいよ。超古代文明は意思ある魔術具が沢山あったみたいだね。』


 『そうなんか、まあ意思疎通出来るのはありがたいな、これからもよろしくブライフォン』


 『よろしく隼人』


 『で、ブライフォン変身は出来るんか?』


 『可能だよ。隼人』


 『しかし、この身体で変身したら爆発するんちゃうか?』


 『大丈夫だよ隼人!僕もコッチにきて驚いたんだけど、超古代文明産の僕はもろもろの問題を、超古代文明の力で解決済みさ!』


 『超古代文明便利やな。』


 クレイは変身出来ることに安堵し、選定の儀を行うために石板の前に来ていた。


 『神殿長の呪文ながぁ!』


 早く属性を知りたいクレイ、その時石板が光る


 『眩しい、なんやこれ』


 光る石板に周囲がざわつく


 『なんや? 普通のことちゃうのか?』


 クレイは姉のエミリーの時の、選定の儀に参加してたけど、どんな事をしたのか全然覚えていなかった。


 『なんや石板に文字が浮かび上がってきたな、これが俺の属性か?』


 そこに、薄っすらと文字が浮かび上がってきます。


 『なになに、俺の属性は? なんや、一つしかないぞ? 俺は才能ないのか?』


 クレイが見た属性は、一つしかありませんでした。その属性は


 『なになに【正義】? なんや正義って属性聞いたことないぞ?』


 その時、選定の間に爆発音がこだまする。

 ドカン!ドカン!


 『なんや、敵襲か?』


 慌てて報告に来る騎士


 「選定の儀の最中に失礼いたします。只今大量の魔物の群勢が王都に進入!第一騎士団総員で対処していますが、普通の魔物より強く、北側のエリアの進入を許してしまいました。ここまで魔物の群勢が迫っています。皆様、早く避難をして下さい!」


 「なんだと、第一騎士団も情けない、陛下私が行ってまいります。」


  カイエン公爵がそう言うと外に向かう。


 「うむ、カイエンが行けば大丈夫だろうが、何があるか分からん私達は避難するぞ。騎士達よ誘導を頼む」


 「はっ!」


 国王がそう言うと、選定の間にいるもの達が避難を始める。そんな中


 「クーちゃんはどこ?」


 慌てた声で叫ぶリリア


 「むっ、そういえばあの子がいないぞ!」


 「どこだ探せ!ここは危険だ!」


 慌てるリリアや騎士達

 そんな中、とうのクレイは


 「ふふんふん」


 上機嫌に歩いている

 そう、平和を脅かすもの達を倒すために


 「まさか、こんなに早くブライフォンをつかうとはね!」


 「じゃあ行くぞブライフォン!」


 【変身】だ!


 《ブライフォン、オン》

 《チャージ》


 そう叫ぶクレイ、するとブライフォンが光り輝くそしてブライフォンを右耳に当てる、するとクレイ自身が光り輝きそこから

 右手を天に突き出し、左手を地に突き出す、そこから円を描くように左右の位置を変える、そして腕を胸の前で交差させる、そこから両手を天に突き出しながらジャンプする、すると光がクレイに集約していく

 説明しよう、ブライザーはブライフォンを媒介に光のエネルギーを集め、それを体内に吸収し自らを漆黒の甲冑で覆う事により、光のエネルギーを体内に留めることが出来るのだ。そして


 《ゴーブライザー!》


 クレイが叫ぶ、すると全身が黒く染まりまるで昆虫の様な外装になる。そして太陽の様な文様が胸部に表れ、白くまるでロングコートの様なものを羽織る、そして目は赤く複眼で、触角の様な角がある、この世界の者が見たら昆虫系の魔物と認識するその様な怪物に変わっていく


 そして


 【鋼鉄甲冑ブライザー】


 に変身した。

 クレイは変身してすぐに父親の元に行く、父親は凄い魔法使いなのであまり心配してなかったが、どこ行けばいいか分からなかった。

 しかし父親の元に行くと


 「死ねカイエン」


 父親が殺されかけていた!

 すぐさま助けに入るブライザー


 「とう」


 ブライザーは豚の化け物の斧を蹴り壊す

 そして豚の化け物がこちらを見て問いかけてくる


 「誰だ!」


 そんな事を聞かれ少し昔を思い出し懐かしむ


 『懐かしな!そういや怪人共みんな誰だ? って聞いてきたな、お約束ってやつやな、お約束は大切やなここはキメるとこやで』


 「俺かい? 俺は」


 《漆黒の甲冑身に纏い、助けを求める声を聞く、世界の危機に現れる、無敵のヒーロー》


 【鋼鉄甲冑ブライザー】


 「只今、参上」


 『キマッたな!』


 満足そうにドヤ顔をキメるブライザーだった

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