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この世界を救えブライザー!変身ヒーローの異世界転生  作者: にんにん
第二章 この街を救え!ブライザー
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飛んで行くクレイ

 色々あった合宿も今日が最終日


 「せい、とりゃ!」


 「とあ、せいりゃ!」


 地獄の特訓を乗り越えた騎士達は皆、使える魔法の最上の階位を1つは最低でも増やし、1番成長した者なんて3階位も上げ、騎士達は自分達の急成長を目の当たりにしクレイに逆らう者などいなくなっていた。


 「今日が最終日やで、最後までしっかりせいや!」


 「「「「「イエス、ボス」」」」」


 「うんうん、いい感じや」


 と言うより、騎士達は既にクレイの支配下に置かれていた。


 「クレイが既に騎士団のボスになってるのじゃ」


 「て言うか、あれシルジン団長だよね、なんだかクレイの信者みたいになってるよ」


 ゲイルがそう言っている、シルジンはクレイを神のように崇めていた。クレイの凄まじい訓練を受け、騎士団は完全にクレイの支配下に置かれている、それは一緒来ていた団長クラスも例外ではなかった。いったい何をどうすれば屈強な男達が従順な犬になるのか、謎である。

 

 「お前達、サボるなー!」


 「おわ、クレイがこっち来た!」


 戦隊になったゲイル達もこの合宿で凄まじい成長を遂げていた。(ちなみに夜にみんなに内緒でエリザベートの魔法少女訓練もしていた。流石にエリザベートもみんなの前では恥ずかしかったようだ)

 彼等の成長は凄まじく、5人でかかればクレイと戦えるほどになっていた。もっと成長すれば5人で怪人と戦えるほどになれそうだった。

 まず、レッドのエリザベートはスーツ姿なら、ビックオーガクラスなら倒せる程に、魔法も火属性だけだが五階位まで、他の属性も7階位まで使えるようになっていた。魔法少女姿なら実は3階位までだ、ただ魔法少女姿は肉弾戦闘があまり得意でなく、スーツ姿の方が強いのでどちらの姿の方が強いとは言えない状態だった。

 この合宿でスーツ姿の時、魔法少女の時に使える必殺技も会得していた。

 次にイエローの葉美姫はスーツ姿で護衛の龍騎士達を全員倒せるようになっていた。魔法も5階位まで使えるし、金属性でも高度な技術がいる、雷を使えるようになってニコニコである。彼女もスーツ姿の時に使える必殺技を会得している。

 ホワイトのリムも土属性なら5階位でコツを掴んだのか普段の時でも8階位まで使えるようになっていた。彼女は性格的に防御魔法をより熱心に練習しており、この国で一番の防御魔法の使い手である、ロズの自信を奪い去ったりしていた。リムもスーツ姿の時の必殺技を習得している。

 ブルーのエリスは個人で行えないと言われていた回復魔法を会得し、訓練で死にそうになっていた騎士達に使い、彼等から聖女と称えられている。戦隊の回復役になっているが彼女の性格はやけに好戦的なので魔闘術の成長がみんなの中で一番だった。勿論スーツ姿の時に使う必殺技を覚えている

 グリーンのゲイルは頑張っていた。


 「僕の扱い酷くない!」


 これは失礼しました。


 ゲイルは木属性の利点をクレイからしっかり教わり、この国最高のスパイになっていた。

 使える属性はまだまだ7階位とみんなより劣るが、忍者と言える戦い方で騎士達に負けない強さを手に入れていた。必殺技はまだ無い

 最後にエミリーである。彼女は潜水艦でいなくなった時に海の底で神様と名乗る者から不思議な杖と、精霊であるペンタと言うペンギンを受け取り、正義の魔法少女ムーンマリンになっていた。彼女は合宿事態に参加していなかったので特訓は1人でしていた。この事はクレイも知らない事だった。


 「姉ちゃん、なんやそのペンギンは?」

 

 「なに、あんたには関係無いでしょ、ふん」


 そう、神様(変態)はいつも見ているのだ。


 「ふふふ、魔法少女は2人組がいいかな? 3人かな、ふふふ」


 いつも・・・・


 そんなこんなで最終日も無事に終わりそうであった時


 「シルジン団長、大変です」


 「どうした?」


 「カイエン公爵との連絡が途絶えました」


 「なんだと!」


 「どういう事だ」


 「はっ、アニサル王都、到着予定だった時間にまだカイエン公爵が来ていないと、先方から連絡が来まして定時連絡も来ておらず、何事かと調べに行かせた騎士からも連絡が途絶えました」


 「くっ、ロズ殿は?」


 「はっ、既に捜索隊を編成中です」


 「そうか、この事はクレイ様には言うなよ、恐らくあのかたならとんでいくはずだからな」


 「あのー」


 そんな話の最中に、リムが入ってくる


 「む、そなたはエリザベートさまのクラスメイトのリムだったかな?」


 「はい、それであの」


 「なんだね、すまないが今、立て込んでいてね」


 「いや、そのクレイ君が」


 「クレイ様が」


 「飛んで行きました」


 そう言ってリムが指差す方に、クレイが飛んでいく姿が小さくなっていた


 「うわー、クレイさまがー!」


 驚くシルジン、飛ぶクレイだった。


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