クズがなんかつぶやいてる
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小説書く
これから私小説書くわww
どれだけ自分が汚い人間なのか
そういう事を書けばいいんだと思う
だって、これ読んで胸の空く奴もいるんだろ?
「なんだ俺は底辺じゃない、まだこんなにクズな人間もいるんだ」って
そういう奴らに尻尾を振るだなんて、常軌を逸してるのは分かってる
でも、自分はそうでもしなきゃ何もできない
何もない人間になってしまうんだ
だから、少しでも、反面教師という形でもいい、人の役に立ったという証が欲しい
そういうわけで自分はこうやって自分を否定して、その否定が打ち消されるっていう一縷の望みにすがって生きている
今は午前4時53分
常識人ならまだ夢の中だ
日付は5月3日に入った所
GWの中ほどだ
昨日までは大学の授業があったが一度も出なかった
こんな昼夜が逆転したリズムの中で、授業時間は一番眠い時間帯の一つだった
今思えば、そうなるように自分からリズムを調整したに違いない
理性的であろうとする自我に反して、自分の無意識はどこまでも狡猾だ
どうにかして現状の何もできない自分を打破しようと、こうやって意味のない文章をパソコンで打ち込んでいる
でもそれすら全て無駄なだけなのだ
本来なら実家に帰って家族と会うはずの今日、まだ自分は帰れずにいる
自分が無価値などと言い訳をしているけれど、本当は提出しなかった卒業論文の題目について何の言い訳もできないからひきこもっているんだ
バイトは報酬がある
だから出られていた
しかし学業は別だ
この大学で、ほんの少し努力した証を残せれば、自分は晴れて社会に出ていけるはずだった
しかし現状は留年
卒論もかけず単位も取れなかった
学校に出られないからだ
デブである以外自分は全くの健康体である
他人の迷惑を顧みない性格を除けば自分の頭には何らおかしいところはない
ただの甘えだしただの怠慢だ
だから普通に学校に通ってしまえば、こういう状況にはならなかった
でも現状は、一人で部屋でグダるだけ
がんばって自分の悪いところをあげつらってみても、なにも生産されないんだ
そういう事が分かっているのに、自分にはやる気というものが湧かない
課題に取り組むと言う事が出来ない
人から言われたことがこなせない
反抗心を抱いて対象から離別の画策をするわけでもない
ただ目の前に課題があると言うだけで冷や汗が出ると言うか、目がくらむと言うか、そういう気分になる
昔からそうだった
小学校の時代でさえ、夏休みの宿題をまともに終わらせたのは3年生が最後だ
一歩頑張ればいくらでも自由があると色々な人が自分に言い聞かせてきたが、ちっとも手を付ける気にはなれなかった
やらなければいけないことがあるのに、それを思うと一歩も進めなくなるこの気持は、しかし、少なくとも周りの人間には見受けられなかった
他の人間は、自分なりに自分に報酬を設定し、小さな仕事からてきぱきと片付けていく
自分が仕事の大きさにすくんでいるうちに、少しずつ形を作り、進歩し、結果的に思いもよらぬ遠くまで進んでしまう
自分だけがおとなになれないまま、ずっと寝転んでいる
多分、他の人ほどプライドも高くないし、デブでも呼吸ができているというのはつまりそういうことなのだと思う
そんな逃げグセが、いつの間にか雪だるまのようにふくれあがって、とうとう自分一人では動かせないほどに重くなってしまった
自分には努力などできないのだ
目の前の事実にこんなにも怯えて、こんなにも疲れ果てているのに、どうして努力などできるのだろう
自分ごときの辿り着く結果は見えている
どうにかしてヤル気を出させようと多くの大人が自分を励ましてくれたけれど、それはたいてい、脅し文句が混じったものだった
このままだとおとなになれないぞ このままだと嫌われるぞ そんな見た目でいいのか
しかし、自分には、一人の大人として当たり前を当たり前にこなす自分より、このまま、いつまでも停滞を続ける自分こそが、リアルな未来像に感じる
おそらく自分は他の人と違って、自分を傷つけてくる言葉に対しての耐性を持たない
悔しさをバネにして動くということができない
だからこういう結果になってしまったのだ
そうなれば、まともな人間なら自殺を考える頃だろうに、自分にはそれが実行できなかった
どうしても死ぬことは怖かった
同時に、クズとしてでも生きてネットを眺めたり晴れた日に散歩することは魅力的だった
友人同士でも、グループ行動を含めた社会に参加できなくなって久しいから、きちんと社会に関わっている人に比べたら、随分旨味は少ないと思うけれど
(利害の一致した同性の連れならいたが、結局共依存に持ち込んで関係を壊してしまった)
一人ぼっちだし、他人を自分のテリトリーまで寄せ付けることができない
どうせ寄せ付けても嫌われるし
その程度だ
自分という人間に価値はない
特に社会の中においては
人と話しても感情はすっかり磨耗していた
2年前自分の腕を切り裂いた
夏の寝苦しい夜に、どうしても死ななければならないと思ってやった
よくあるリストカットだ
しかし自分は、せめてもの自己満足として、よくあるリストカットの風景にはしたくなかった
道具は安全ピンを使った
その場にあったからだ
場所はよくある手首の内側でなく、腕の外側にした
力を入れて作業しやすかった場所がそこだったのだ
はじめは直接突き刺すことはせず、肉に対して針先を滑らせて、何度も圧力をかけてひっかいた
こうすると、やがてミミズ腫れが出来る
そこは他の肌と違って固くなっているから、何度もひっかくうちに、うまく切れ目が入るようになる
普通に調理をしていても、ブヨブヨした鶏皮を切り裂くより、人参を切る方がずっと楽だろう
そういうことだ
それを繰り返すうちに、肌の痛みも磨耗してくる
傷のついたばかりの場所は何も感じない
きっとエンドルフィンが出てきたのだと思う
勉強しようと運動しようと出た試しがないのに、こうすれば簡単に出てくるのだ
なんて浅ましいことだろう
そして、完全に鈍化した傷口が、腕に対して垂直に、3センチくらいくぱぁと開いた
中の肉が見える
薄ピンクとオレンジを混ぜたような薄い色をしていた
赤い以前に白かった
血管は切れていないが、甘じょっぱい組織液がだらだらと湧いた
それを何度も舐めながら、分厚い肉を切り裂く作業に移った
広がった肉の切れ目を、ドンドンと深く掘り進めていく
組織を少しずつちぎるのは、面白い経験だった
そう、人の肉は、細かい繊維が複雑にからみ合ってできている
針先で、そのいずれかを掬って、引っ張り、ちぎる
途中で、黄色い繊維が湧いてきて、傷口を塞ごうとしたので、それもはがしながら作業を進めた
そういうのは、ほうっておけばかさぶたになるものだったようだ
人体は傷つきながらも、必死で再生しようとしている
それを邪魔する自分は、アリの行列の真ん中に石をおいた時の気持ちと、だいたい同じだった
何度も繰り返すうちに、傷口の深さは1センチに達した
止める前、実際に針を挟んで確かめたから、間違いない
途中、特別な繊維をポツポツとみつけた
ピンク色の他の組織と違って、少し黄味がかった、ぶよぶよと硬い管だ
太さは1ミリにも満たない、細い細い繊維だった
針先で触ると、今までの鈍化した痛みとは比べ物にならないほどの痛みが帰ってきた
刺々しく、意識を覚醒させるような痛みだった
みずみずしく、他よりも硬い管だったが、体をビクビク震わせながら、やっとのことで引き出した
ちぎった瞬間、耐え難い痛みと同時に血液がブワリと吹き出した
きっと神経も通っていたに違いない
その瞬間、切り裂いた方の腕の手の甲の感覚が、ほんの一部だが、ふっと消えてしまった
触覚とも、運動神経とも付かない場所がなくなったような不思議な感覚で、きっと文字通り麻痺してしまったのだと思う
結局、そうやって切り裂いたのは2~3本だったと思う
左手だけでなく、右手の動かし方も、どこかぎこちなくなってしまった
切ったのは片方だったののに、不思議だった
(やっていた楽器の大会の直前だったのだが、案の定、力を入れて楽器のキーが押さえられなくなった
評価は下から数えたほうが早かった)
一連の自傷行為は、恋人もうまく作れない自分が、ようやくエロティシズムというやつを感じた瞬間だったかもしれない
死ぬために始めた自傷行為が、いつの間にやら快感を彫り出す作業に変わっていた
この時だけは、誰よりも生きた実感を感じていた
つまりは、自分に罰すらうまく与えられなかった
自分はそれきり自傷行為をやめた
今、6時になるところだ
こうして短い文章を書いたが、結局何もしなかったとしか言いようが無い
自分で与えられなかった罰を他人が与えてくれるのを待っているだけなのだから
ずっと部屋の掃除はしていない
掃除をする気にもならない
それがなぜなのかはわからない
しなければいけないことだけはわかる
だができない
そういうことだ
ただ、これからも、二度と自分は前向きになることがないだろう
そして、いつまでもクズで在り続けることだろう
お前らはそれを笑うだろう
ものすごく悔しい
ものすごく恨みがましい
だが仕方ないのだと思う
こういう思考回路に陥れば、あとは殺人犯になるかひきこもりになるかしかない
親には会えない
死にたい