表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Midnight's Bell  作者: 誘凪
1/3

ep.1:目覚め

この物語に登場する人物、事象等はすべてフィクションです。

一部暴力的な表現があるので、苦手な方は見ないようにしてください。



カーン、カーン・・・

午前2時。丑三つ時に鳴り響く鐘。

そのとき、高台の上に一つの影が合った。

「ようやく、始まったようだ・・・。」

その瞬間、木々が激しく揺れる。

時折、獣のような声が聞こえる・・・。

_________________________________________

一方、物語の主人公である、トウマは深い眠りに就いていた。

トウマは、私立碧桜学園に通う高校生だ。

翌朝、トウマは普段通り身支度を済ませ、学園に向かった。

校門の前には人だかりができていた。

その中には泣き崩れているものもいた。

視線が集まっている方向を見た。

「っ!!」

無残な姿で、一人の女子生徒が殺されていた・・・。

(あれは、確か隣のクラスの・・・。)

泣いている生徒は、その彼氏。

その後すぐに、休校ということになった。

それから特にすることもないので、町をぶらぶらしていると

横目にフードを被った男がビルの上に建っているのを見た。

そして振りかえり見てみると、誰もいない。

「なんだ、気のせいか。」

しばらくゲーセンで時間を潰してから帰宅することにした。

ゲーセンには、自分と同じように暇を潰している生徒が何人かいた。

「よぉ。お前もか。」

声がしたほうを見ると、クラスメイトの芦屋がいた。

「やることもないからな。」

とぶっきらぼうに答えた。

「まあ、とりあえず格ゲーでもしようぜ。」

それにうなずくと、各々座った。

しばらくして、家に帰る途中再び、あのフードの男を見た。

男は、教会のほうを見ていた。

そして口を動かしていた。

気にしてもしょうがないので、さっさと帰ることにした。

_________________________________________

その夜、なかなか寝付けず、コンビニに行くことにした。

家を出ると、路地から悲鳴のようなものが聞こえてきた。

恐る恐る近づいていく。

そうして路地の入口。

「っ!!」

下を見ると夥しい血の跡があった。

その血の跡を目で追う。

そして・・・

「キシャァァァァっ!!」

慌てて視線を正面に戻すと。

遅かった・・・。

「ぐっ!!」

相手を視認する間もなく、何かが身体を突き抜けた。

バタッ・・・

力なく倒れた。

「め・・・よ。わ・・・よ。」

薄れ良く意識の中で声が響いてきた。

「ち・・・を、・・・めよ。」

意識を声に向ける。

「目覚めよ。我が眷族よ。力を、求めよ。」

「力・・?」

目の前が黒く染まったと思うと、光の玉が現れる。

トウマは、それに手を伸ばす。

光の玉は、飛び散り、トウマの中に入ってきた。

「っ!!!」

手に重みを感じて、見てみると、大振りの刀を持っていた。

「なんだ、これは。」

「キシャァァァァっ!」

再び、黒い影が飛びかかってきた。

トウマは、刀を振り下ろした。

すると、黒い影は光となって刀に吸い込まれていく。

そこで、トウマの意識は途絶えた。

_________________________________________


コメントがあれば、続きを書いていきます。

なんでも結構ですので、読まれた場合は評価等お願い申し上げます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ