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こういうのはやめよう(12・08・02一部修正)

【構成】

●会話分(「 」)の前にキャラ名(11・04・19追記)

●やたらと難しい漢字・言葉を多用する

●文章作法が守られていない文章

●一文一文で改行している・改行がやたらと多い・改行が全くない(少ない)

●目が痛くなる配色や見にくい背景&小さい文字サイズ

 萎える文章ってのがあります。これは私だけなのかもしれませんが、とりあえずこういうのは避けた方が無難だろうということについて(思いつき次第増える可能性大)。

 今回はちょっと辛口かもしれません。


★ 中身うんぬんではなく、読む気をなくさせる文章っ? ★

 さてさて。一体どんなものなのか、見ていきましょう。


● 会話分(「 」)の前にキャラ名を書く ●

 これがあると、どれだけ面白そうでも私はさよならします。分かりやすいのでは? と先ほどのように思われるかもしれませんが、答えもまた同じ。本当にそれ、必要ですか?


 たしかに会話の書き分けは難しいです。でも、それを書き分けることこそが、物書きというものだと、私は思います。


 キャラ名をわざわざ書くと言うことは、会話の書き分けができていないということです。イコール“書き分けを諦めた”ということに他なりません。

 どうやったらどのキャラがどの台詞を話しているのが伝わるか。たくさん書いてみたり、上手い人の文章から学んでみましょう。


 方法としては、一度に会話するのを二人(多くて三人)にとどめる、というのがあります。一度試してみてください。



● やたらと難しい漢字・言葉を多用する ●

 私もやりがちなので、人のこととやかく言えないんですけどね。


 今はパソコンで簡単に文章が打てます。パソコンは頭がよく勝手に漢字に変換してくれちゃいます。かなり難しい漢字だろうとお構いなしです。

 漢字を多めにすると、なんだか格好良い文章が出来上がります。作者からすると読み方を分かっているので問題ないのですが、読者の方からすればどうでしょうか?


「分からない漢字は辞書で調べればいいじゃないか」

「前後の流れから意味は分かるだろ?」


 たしかにその通り。

 でも、その読めない漢字・言葉があちこちにあったらどうでしょうか。前後から読み取ろうにも前後の文章にも難しい漢字・言葉があれば、前後の流れから読み取るのは難しい。しかもその度に辞書を引いていたら、一向に作品の中へ入っていけません。


「私はルビ(読み方)をふってるから大丈夫」


 という、問題でもなかったりします。

 読み方が分からないということは、その言葉の意味もよく伝わっていない可能性が高い。言葉の意味が伝わらなければ、言葉だけで表す小説にとって致命傷です。


 さらに言うと、変に難しい言葉を使うと、間違った意味で言葉を使ってしまい、赤っ恥をかくかもしれませんので、なるべく使わないのが無難でしょう。


 ただし、まったく使ってはいけない、ということではありません。前後から読み取れるのなら構いませんし、その言葉について説明する場面があるのならそれも問題ない。

 あくまでも多用しない。そこがポイント。

 対象とする読者年齢が低いのであれば、特に少なめにした方がいいと思います。


 プロの方だと難解な文章を書かれる方もいます。でもプロの方の文章は、言葉そのものの意味が分からなくても、文章自体の意味はなんとなく分かるものです。安易にシロートが手を出さない方がいいと思います。

 まあ、自信がある人はいいんですけどね。



● 文章作法が守られていない文章 ●

 文章作法の話でも書きましたが、段落の字下げされていないだけでも私の中ではかなりマイナス印象になります。

 それでも中身が気になれば読むんですが、作法が守られていないのが気になってあまり中身に集中できなくなり、


「あ。ここも間違ってる。うわ、ここもだ」


 文章の間違いにばかり目がいきます。

 こんなのは私だけかもしれないですけど、せめて文章作法だけは守って欲しい。切実で超個人的なお願いです(涙)。

 私だって中身が気になるんだ! だけど集中できないこのジレンマ。……ハイ。ほんと超個人的ですみません。



● 一文一文で改行している・改行がやたらと多い・改行が全くない(少ない) ●

 これも文章作法の項でやりました。

 一文ずつ区切ると、話の流れもそこで区切れてしまいます。

 ぷつんぷつんと流れが切れてしまえば、感情移入もしにくいです。

 わざと区切ることでその文章を目立たせる手法はあります。

 が、全部区切ってしまうと、この手法は使えません。











 改行しまくると、ネット小説の場合はスクロールが面倒くさい。賞に出しても落とされるでしょう。


 かといって全く改行しないというのも読者の方に負担です。以下、例。


 寝るには早い時間だったのでテレビをつけてみたものの、若手の芸人がいじめのような罰ゲームを受けている画面が写り、即効でテレビの電源を落とした。ああいう番組は昔からキライなのだ。他にいい番組があったかもしれないが、今ので見る気がなくなった。とはいえ、他に何をしようか。今の時間は九時。布団に入ったところで、もやもやするだけなのは目に見えている。仲のいい友達に電話しようにも、携帯は充電中だ。固定電話はない。わざわざ電話ボックスまで行ってかけようとも思わない。「そうだ。漫画でも」口に出しながら本棚に目をやる。しばらく掃除をしていなかった本棚はホコリだらけだ。風呂に入ったばかりだというのに汚れるのはさすがに嫌だ。久々に筋トレでもしようかと腕立て伏せをポーズをとったものの、「これで汗かくのもあれだよなぁ」とやめた。あれも駄目、これも駄目と考えながらごろごろしていると、いつの間にか時計は十一時を指していて、なんだかとても空しさを感じた。深く考えると落ち込みそうだったので「寝るか」と言い聞かせて、寝た。


 見にくいですよね? え、そんなことないですか? そうですか……。



● 目が痛くなる配色や見にくい背景&小さい文字サイズ ●

 ちょっと話は変わる上にネット小説限定ですけども、結構多いので書きます。


 どピンクの背景に黄色の文字。水色にピンク。同系色の背景と文字。白地に黒い文字。ごちゃごちゃした背景。虫眼鏡が必要な文字。などなど。


 おしゃれなのかもしれないですが、読者の方の目を圧迫し、負担を強いるだけなのでやめましょう。背景をどうしても使いたい場合は、テーブルタグを使うとか、方法はあるはず。


 わざわざ時間を割いて精魂込めた文章なんですから、見た目だけで損をするのはもったいない。それに読者の方に対するこういった気づかいは、読者の立場からしても嬉しいもんです。


 白地に黒がなぜ駄目なのかというと、ディスプレイの白は長時間文章を読むのに適してません。少なくとも私は目がしばしばします。



 例文を考えるのに一番時間使っているとか、そんなことは……。

 SIDE表記に関して、思うところあり削除(12・08・02)

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