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書き上げた後にすること


 はっはっは! 小説書けたぜ。なんてすんばらしいものができたんだ。これはぜひともネットに載せて皆に見てもらわなければ!

 が、投稿する前にちょっと待った!


★完成した小説は少し寝かそう!★

 寝かす、とは数日間その小説をしまうということです。

 えーっ! という不満の声が聞こえてくるような気がします。気のせいということで次に進み……ません。何故寝かした方がよいかをまず考えてみましょう。


 一番の問題は、完成した後の作者の状態です。

 完成したらやはり嬉しいものです。とてもすばらしいものが出来た気がして、今すぐ誰かに見てもらいたい。つまりは興奮状態にあります。個人差はあると思いますけどね。

 興奮状態で見直しても冷静に作品を見ることが難しい。そこで、興奮を冷ますために小説を寝かすんです。途中でやっぱりすぐ投稿したいとなるかもしれませんが「一晩寝かせた方がカレーは美味くなる」と言い聞かせ(笑)、我慢しましょう。私は大体ニ、三日あけてます。一週間ぐらいあける人もいるようですが、最低でも一日はあけましょう。


●推敲しよう!●

 よし! 一日待ったからUPするぜ!

 いやいやいや。時間を置いただけじゃ意味がありません。推敲しましょう。

 ↓goo辞書より↓

 すいこう【推敲】の意味

[名](スル)《唐の詩人賈島(かとう)が、「僧は推す月下の門」という自作の詩句について、「推す」を「(たた)く」とすべきかどうか思い迷ったすえ、韓愈(かんゆ)に問うて、「敲」の字に改めたという故事から》詩文の字句や文章を十分に吟味して練りなおすこと。「―を重ねる」「何度も―する」

 ↑辞書ここまで↑


 しかし興奮状態だと誤字脱字や変えた方がいい表現などに気づけない可能性が高いです。

 他者に確認してもらうのが一番いいのですが、自分で推敲する場合は冷静になり、頭の中を作者ではなく一読者に切り替えて読まなければなりません。これが意外と難しい。

 一読者の目線になるというのは、作者の目線と読者の目線が大きく違うからです。当たり前ですが作者にはその小説内容に関する事前知識があります。でも、読者の方にはない。読者の方に小説の面白さを知ってもらうためにも、自分が読者となって「ここは変じゃないか?」「こうした方が分かりやすいな」と頭を悩ませるべきでしょう。

 また、推敲をする事で誤字脱字を減らす事も出来ます。誤字や脱字が多い文章は分かりにくいだけでなく、読者の方に「何ていい加減なものを載せるんだ」と思われる可能性もあります。とっても面白くてもあまりいい印象はもたれないので、気をつけましょう。

 たとえ趣味だからといっても、最低限度の責任は持つべきです。

 それに誤字脱字の少ない文章はそれだけでもいい印象を与えてくれます。


 推敲というものは大事です。書き上げた後だけでなく、書いている途中でも何度も推敲することで完成度の高いものが出来ると思います。

 筆が進まなくなった時、見直して推敲していると気づくことは結構あります。私はそれでスランプを何度か克服したこともあるのでどうしても先に進めなくなった時、見直してみるのも一つです。


・まとめ

 未完成でも何度も推敲する。

 読者目線で推敲する。

 自分の作品に責任を持つ。


 注意点としては推敲をしまくって一向に話が進まない、という状況にならないように、ですね。

 では、ともにまい進しましょう。

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