謙虚と卑下は違う
私も自分の文章に自信がないため、ついつい卑下してしまう傾向があります。
今回はそのことについて、自分への戒めも込めてつらつらと。
やっぱり偉そうなのでご注意をば。
★誰よりも自分の作品を愛せ!★
よく、ご自分の作品を「駄文」「駄作」とおっしゃる方がおられます。
謙虚な姿勢を貫こうとされているのかもしれませんが、それは謙虚ではなく卑下です。
【謙虚】(けんきょ)
控え目で、つつましいこと。へりくだって、すなおに相手の意見などを受け入れること。また、そのさま。「―な態度」「―に反省する」
(goo辞書より)
【卑下】(ひげ)
1 自分を劣ったものとしていやしめること。へりくだること。「そんなに―する必要はない」
2 いやしめて見下すこと。また、そのさま。
(goo辞書より)
あなたが作りだした子供(物語)を、劣ったものとしていやしめるなんて、あまりにもかわいそうです。
それに、作者が愛していない作品を、一体誰が愛してくれるでしょうか?
また、読者の方の気持ちになってみてください。
あなたが好きだと思う作品の作者さんが、「この作品は駄作だ」と言ったらどう思われますか?
私は……とても悲しいし、さびしいです。私はとても好きなのに、と。
作品を公開した以上、作者は誰よりも自分の作品を好きだと思うべきだ、と私は考えます。
出来上がりに納得していない部分はあるでしょう。評価がされない作品もあるでしょう。悪く言われることもあるでしょう。それはとてもつらいことです。
でも、その辛さを子供(作品)にぶつけるべきではないですし、それは作品を愛さない理由にはならないのです。
むしろ、その作品のおかげで自分になりない部分が見えてくるはず。そのことは未来の自分の糧になる。
どうか、あなたの作品を愛してください。
……なんて、私が一番自信ないのですけれどね。
中々、声を大にして自分の作品が好きだ! なんて恥ずかしくて言えませんけれど、そういう気持ちは持ち続けるべきだろうなって私は思います。
作品を公開する上での、最低限のマナー、の一つかもしれません。