不貞侯爵令息との婚約を破棄した伯爵令嬢の私、命を救ってくださった平民の探偵さんに恋をしてしまいました
お越しくださり、ありがとうございます。
本作は伯爵令嬢ヴィオラの初恋を描いた、ビターエンドの令嬢系短編でございます。
それでは、ヴィオラのほんの一刻のお時間に、お付き合いくださいませ。
今日は王都の中心街へ出かける予定だった。
新しい仕立て屋への用事。手土産の購入。
何ということもない、いつものお出かけの一日。
馬車の中。
私は窓の外を眺めていた。
王都の中心街。石造りの建物。行き交う人々。馬車の振動。
「お嬢様」
向かいの座席からアガサが声を掛けた。
私の侍女。乳母上がり。私を赤子の頃から知っている者。
「お嬢様、最近ぼーっとされていらっしゃいますね」
「気のせいよ」
「左様でございますか」
アガサは小さく頷いた。
しかしその目は明らかに信じていない。
——婚約破棄から、数日。
カイル様との婚約は、もう終わった。
それは確かに、私の望んだことだった。
だから晴れやかな気持ちでなくてはならない。
なくてはならないはずだった。
それなのに私の胸の中には、何かがずっと揺れたまま。
その何かが何なのか。
私は自分でもわかっていないふりをしていた。
馬車がゆっくりと進む。
蹄の音。御者の小さな掛け声。
ふと窓の向こうの人混みに、見覚えのある後ろ姿があった。
——!
私の心拍が跳ねた。
仕立ての良い、しかし少し皺の寄った黒のスーツ。長い背丈。手には分厚い本。
異国の風に吹かれて生きてきたような、あの方の背中。
——ザイン様。
私は思わず馬車の壁に手をついた。
「止めて!」
声が出てしまった。
御者が驚いたように、馬車を急に止める。
馬車の中がぐらりと揺れた。
「お嬢様!?」
アガサが目を見開いて私を見た。
私は自分の頬が一気に熱くなるのを感じた。
「ご、ごめんなさい」
「ちょっと、知り合いの方をお見かけしましたので」
「知り合いの、方」
「ええ」
アガサの視線は私の顔の赤みを一瞬で見抜いたようだった。
しかしアガサはそれ以上、何も訊かなかった。
「左様でございますか」
「お会いになるのでしたら、私もご一緒いたしましょうか」
「い、いえ」
「すぐに戻ります」
「左様でございますか」
私は震える手で馬車のドアの取っ手に触れた。
——ザイン様は、どうして街中にいらっしゃるのかしら。
——どうして私は、思わず止めてしまったのかしら。
——本当は、どうしてここで降りたいのかしら。
その問いの答えを、私はやはり自分でもわかっていないふりをしていた。
ドアが開いた。
冷たい外の空気。
私は石畳に降り立った。
人混みのざわめき。秋の冷たい風。
私は前を見た。
ザイン様の後ろ姿はもう少し先にあった。
本を抱えて、ゆっくりと歩いている。
気がつけば、私はその後ろ姿を追っていた。
「ザイン様」
私の声は思ったより小さかった。
人混みに紛れて消えてしまうほどの小さな声。
それでも、ザイン様は足を止めた。
そして振り返った。
「——ヴィオラ嬢」
驚きを抑えた、しかし確かに目元の動いた声だった。
「お、お久しゅうございます」
「ええ、お久しぶりです」
ザイン様は本を抱え直した。
王都の街路の真ん中で、伯爵令嬢に呼び止められて——それでも、その所作は変わらない。
「街中で、ご偶然、お見かけしまして」
「奇遇でございますね」
ザイン様の口元に少しだけ笑みが浮かんだ。
私の心拍がまた跳ねた。
「あの——」
私はそこで言葉を切った。
(——なぜ私は、ザイン様をお呼び止めしたのかしら)
(——理由なんて、何もないのに)
それでも私の唇は勝手に動いていた。
「もし、お時間が許しますなら」
「ええ」
「改めて、お礼を、申し上げたく」
ザイン様は少しだけ首を傾げた。
「お礼でしたら、もう十分頂戴いたしました」
「いえ、私の気が、済みませんので」
私は自分でも驚くほどまっすぐにその目を見ていた。
ザイン様はしばらく私を見ていた。
何かを考えるような目だった。
それから少し笑って、頷いた。
「では、少しだけ」
私の胸の奥で、何かがふわりと浮き上がった。
それを浮き上がらせている自分に、私はまだ気づかないふりをしていた。
通りの角に貴族向けの紅茶ハウスがあった。
「あちらでしたら、すぐ近くでございます」
「お任せいたします」
私は馬車の方を振り返った。
御者にも、アガサにも合図を送った。
馬車を紅茶ハウスの前まで動かしておくように、と。
アガサが小さく頷いた。
私はザイン様と並んで石畳を歩いた。
並んで、と言っても、ほんの少しだけ後ろに。
私は伯爵令嬢で、ザイン様は平民。
それは私たちの世界の当然の距離だった。
ただ、その「当然の距離」が今日に限って、なぜか寂しかった。
紅茶ハウス『金雀枝』。
王都の中心街でも、特に格式の高い店だった。
父が遠方の客人を迎えるとき、よく使う店。
店員が深く一礼した。
「いらっしゃいませ、カーシェント様。お連れ様もどうぞ、こちらへ」
店員はザイン様を一瞥し、それから何も言わずにお辞儀をした。
——伯爵令嬢が連れている方であれば、それ以上を問うのは野暮というもの。
そういう暗黙の了解でできている店だった。
奥のテーブル。窓際。通りがよく見える席。
アガサは私たちから少し離れた席に控えた。
「立派なお店ですね」
ザイン様はほんの少し感心したような声で言った。
「父がよく使う店でございまして」
「ええ」
ザイン様は抱えていた本をテーブルの脇に置いた。
分厚い背表紙が、私の視界に入った。
『異教徒象徴譜』。
何の本なのか、私には見当もつかなかった。
ただ、貴族の令嬢が読むような本ではないことだけは分かった。
「そのご本は、何でございますか」
私は思い切って訊いた。
ザイン様は本の背表紙に視線を落とした。
「ちょっと、調べものがございまして」
「調べもの……」
「下らないことですよ」
ザイン様は穏やかに微笑んだ。
私はそれ以上、訊くことができなかった。
——ザイン様には、私にお見せにならない世界がおありなのね。
——いつかのご故郷のお話と、同じように。
そう思った瞬間に、小さな寂しさが私の胸に落ちた。
その寂しさにも、私は名前をつけないでいた。
店員がコーヒーを運んできた。
ザイン様の前にカップが置かれた。
ザイン様は両手で湯気を受けるようにし、それから一口、飲んだ。
「美味しいですね」
「父の好みでして」
「なるほど」
ザイン様は窓の外に視線を向けた。
「私の故郷では、コーヒーは紙の容器で歩きながら飲む者もおりました」
「歩きながら……素敵……」
ザイン様は口元に少しだけ笑みを浮かべた。
「皆、忙しいのですよ、あの街は」
「忙しいのに、楽しそうでございますね」
「ええ、たぶん」
——遠い、お国。
——知りたい、と思った。
——けれど、知ってしまえば、もう戻れない気がした。
「紙の容器に、店の名前が刷り込まれているのですよ」
「お賢いのですね……」
「いえ、そう大したことでは」
ザイン様の声は穏やかだった。
私は何かを話していたかった。
何でもよかった。
ただこの方が、私のために言葉を選んで下さる時間を、もう少しだけ続けたかった。
ザイン様は微笑んだまま、それ以上は何も言わなかった。
私はテーブルの上のカップに視線を落とした。
——ご故郷。
——遠い、お国。
ザイン様の世界の片鱗を、私は今日少しだけ垣間見たのだった。
そのとき、ザイン様の袖口に小さな綻びがあるのに気がついた。
仕立ての良いはずのスーツの袖口の縫い目が一箇所だけ解けかけていた。
「そのお召し物は……」
私は思わず指差しそうになり、慌てて手を膝の上に戻した。
ザイン様は袖口を見た。
「ああ、これは、少し前に、仕事で」
「お仕事、で」
「お気になさらず」
ザイン様の声はいつもより少しだけ低かった。
私の脳裏に、あの夜の路地が蘇った。
月光。剣の煌めき。返り血。
馬車の窓越しに見ていた、あの方の背中。
「あの夜、ザイン様は——」
気づくと、私は口を開いていた。
「お一人で、五人もの方を、相手にされて」
「ええ」
ザイン様は静かに頷いた。
「それなのに、お振り返りになったときには、お顔色ひとつ変えていらっしゃらなくて」
「ええ」
「月の光の中で、剣を構えていらしたお姿が——」
カップに触れていた指先が震えた。
「あまりに、お美しくて」
「私、馬車の中からずっと、目を離せませんでした——」
そのとき初めて、自分の声が耳に届いた。
(——お美しくて?)
(——目を離せず?)
(——私は今、何を申し上げたのかしら)
時間が止まったように思えた。
ザイン様はコーヒーカップをゆっくりとテーブルに置いた。
そして——苦笑いをした。
「ヴィオラ嬢、ありがとうございます」
その声は、軽くもなく、重くもなく、ただ真摯だった。
両手で口を覆った。
頬が燃えるように熱くなった。
「私……」
「申し上げ過ぎました」
声が震えた。
アガサの方は見られなかった。
ザイン様は穏やかに、紳士的に、しかし真摯にこう言った。
「お言葉は、確かに頂戴いたしました」
「私の胸の中だけに、しまっておきます」
ザイン様は静かにコーヒーを一口飲み、それからほんの少しだけ視線を窓の外に向けた。
私の羞恥を見ないでくれる優しさだった。
私はテーブルの下でドレスの生地を強く握った。
——ああ。
——私はこの方を。
——好きに、なってしまったのですね。
その自覚は、雷のように、しかし羽根のように、私の中に降りてきた。
それはとても悲しい羽根だった。
なぜなら、その瞬間に、私はもうひとつのことに気づいてしまったから。
——叶わない。
その言葉が私の胸の中に灯った。
そのときだった。
紅茶ハウスの店員がふたたびテーブルに近づいてきた。
「ザイン様、お連れの方が店外にいらっしゃいます」
ザイン様の表情がわずかに緩んだ。
「ああ、リリィですか」
「左様でございます」
「申し訳ありません、ヴィオラ嬢」
「少し、外しますね」
ザイン様は本を持ち、立ち上がった。
「ええ、どうぞ」
私はかすかに頷いた。
ザイン様は店の入口の方へ歩いていった。
私は窓の方に視線を移した。
通りに、銀髪のメイドさんが立っていた。
——リリィさん。
あの事務所の、メイドさん。
エプロンドレス。メイドキャップ。手には小さな紙包み。
ザイン様が外に出た。
リリィさんが完璧なお辞儀をした。
——お見事なお辞儀。
——一筋たりとも、髪が乱れていない。
そんな関係ないところまで、私の目は捉えていた。
ザイン様が何か言った。
ガラス越しに、声は聞こえない。
リリィさんが微かに頷いた。
そしてザイン様の上着の肩に手を伸ばし、何かを払った。
埃でも、ついていたのかしら。
その仕草の自然さ。
長年そうしてきたかのような、迷いのなさ。
リリィさんが手にしていた紙包みをザイン様に渡した。
ザイン様は何の躊躇もなくそれを受け取り、リリィさんもそれで当然のように手を引いた。
そして——
ザイン様の肩から、ふっと力が抜けた。
私と向かい合っていたときの、紳士の姿勢ではなく。
ご友人の前で寛ぐような、そういう姿だった。
——あの方には、もう、リリィさんがいらっしゃるのね。
私は紅茶のカップを両手で包むようにして握った。
陶器の温もりが指先に染みた。
涙が出そうになった。
私はそれを、ぐっと堪えた。
——叶わないと、たった今思ったところでしょう。
——だから、泣いてはいけないわ。
——泣くのは、まだ自分に許されたことではないのです。
私は窓の外をもう一度見た。
ザイン様とリリィさんは軽く言葉を交わしていた。
リリィさんが何か言って、ザイン様が小さく笑った。
私の知らない、あの方の笑い方。
私には見せて下さらない、あの方の素顔。
それを今、私はガラスの内側から覗き見ている。
罪のような気持ちがした。
しかし目を逸らせなかった。
私はまばたきもせずに、見ていた。
やがてザイン様は店の方に振り返り、私を見た。
リリィさんもこちらを見た。
リリィさんが私に向かって丁寧なお辞儀をした。
通り越しに、ガラス越しに。
私もまた、軽く会釈を返した。
それが、私とリリィさんの最後のご挨拶になるのだろう。
ザイン様が店内に戻ってきた。
席に座った。
「申し訳ありませんでした」
「いえ」
私は笑顔を取り繕った。
紅茶ハウスの中の灯りがなぜか少し滲んで見えた。
私は深く息を吸って、それから笑顔を作った。
「すみません、私ったら、話し込んでしまいましたわ」
「もう、お時間がございませんわよね」
ザイン様は本を抱えた。
「いえ、こちらこそ」
「では、そろそろ」
「ええ、お引き留めしてしまいまして」
私は立ち上がった。
ドレスの裾を整える。
何もなかったような、いつもの令嬢の動作で。
アガサが少し離れた席から立ち上がって、私の後ろに控えた。
私たちは店を出た。
通りに、家の馬車が止まっていた。
そして通りの少し先には——リリィさん。
姿勢正しく立っていらした。
私はリリィさんに向かって、丁寧にお辞儀をした。
リリィさんもまた完璧なお辞儀で返した。
「リリィさん、先日は、お世話になりました」
「とんでもございません、ヴィオラ様」
短い、しかし作法に外れない、丁度いいやり取りだった。
ザイン様が私の方を見た。
「ヴィオラ嬢、お元気で」
「ザイン様も、お元気で」
ザイン様は軽く一礼をして、リリィさんの方へ歩き出そうとした。
そのときだった。
「あ、あのっ——!」
声が出てしまった。
ザイン様が振り返った。
私の頬はまた熱くなっていた。
「また……」
声が震えそうになるのを、必死に堪えた。
「また、お会いできますでしょうか」
ザイン様は私を見ていた。
一秒。
たった一秒の、それでも、永遠のような沈黙。
それから、ザイン様は穏やかに微笑んだ。
「ご依頼は、いつでもお待ちしております」
——ご、依頼。
その言葉が私の心の中に、優しく確かに線を引いた。
私は笑顔をもう一度取り繕った。
「左様でございますね」
「お元気で、いらしてくださいませ」
「ヴィオラ嬢も」
ザイン様はもう一度軽く一礼をした。
そしてリリィさんの方へ歩いていった。
ザイン様がリリィさんと並んだ。
二人は並んで、路地裏の方へ歩き始めた。
私はその後ろ姿を見送った。
笑顔のままで。
二人が街の雑踏に紛れて、見えなくなった。
私はそれでもしばらく、その場に立っていた。
「お嬢様」
アガサが私の背後で、静かに声を掛けた。
「お馬車が、お待ちでございます」
「ええ」
私は微笑んで、振り返った。
御者が深く一礼をして、馬車の扉を開けた。
私はドレスを整えて、馬車に乗り込んだ。
アガサも続いて乗り込んだ。
馬車の扉がゆっくりと閉まった。
——カチャリ。
その音と一緒に。
私の笑顔も崩れた。
馬車が走り出した。
王都の街並みが窓の外を流れていく。
午後の陽射し。雑踏の音。蹄の音。
私は窓の外を見つめていた。
向かいの座席で、アガサは目を伏せていた。
何も訊かない。
何も言わない。
ただ、静かに私と向かい合っていてくれた。
胸の中の何かが、まだ熱かった。
それは怒りではなく、悲しみでもなく、ただ静かな、何かの残り火のような熱だった。
私はそれに名前をつけられないまま、窓の外を見ていた。
馬車が一つ角を曲がった。
馬車はゆっくりと家の方へ進んでいる。
——あの方はもう、路地裏に戻っていらしたかしら。
——リリィさんと、お二人で、いつもの事務所に。
——私がもう一度扉を叩くことのない、あの事務所に。
そう思った瞬間、また胸の奥が痛んだ。
それは、新しく痛むのではなかった。
ずっと痛み続けていた何かが、もう一度形を取り戻しただけだった。
長い、長い、沈黙。
「お嬢様」
アガサが低く声を掛けた。
「何かしら、アガサ」
「顔色が、お悪うございますね」
私は微笑もうとした。
笑顔が上手く作れなかった。
「……気のせいよ」
アガサはほんのわずかに頷いた。
「左様でございますか」
少しの沈黙。
馬車の振動。
それからアガサがまた口を開いた。
「お嬢様」
「ええ」
「私はお嬢様を、赤子の頃から存じ上げております」
私はアガサの目を見た。
その目はいつも厳しかった。
しかし今は、いつもよりずっと優しかった。
「アガサ……」
「何も、仰らずとも宜しゅうございます」
「ただ」
アガサは少しだけ姿勢を整えた。
「お心の片隅にそっとお仕舞いになって、それでよろしゅうございますよ」
私の目から涙が一筋零れた。
それは堪えていたものが、ようやく許可を貰って零れ落ちた涙だった。
アガサがエプロンの袂から白いハンカチを取り出して、私に差し出した。
私はそれを震える指で受け取った。
「ありがとう、アガサ」
アガサは何も言わずに、頷いた。
そしてまた目を伏せた。
それは私が泣くのを見ないでくれる、優しさだった。
馬車が走る。
蹄の音。御者の小さな掛け声。
私は静かにハンカチで頬を押さえた。
私は窓の外をもう一度見た。
街並みが流れていく。
私の知らない人々が、それぞれの一日を生きている。
そしてあの方も、そのうちの一人だった。
私の知らないところで、リリィさんとそれぞれの一日を歩んでいくのだろう。
それを私は遠くから、見ていることしかできない。
——お心の片隅に、そっとお仕舞いになって。
アガサの言葉が私の中で繰り返された。
それは私を許してくれる言葉だった。
私は深く息を吸った。
そして心の中で、こう決めた。
——私はあの方を、諦めない。
——ただ、二度とお目にかかろうとしないことだけを決めた。
——「ご依頼は、いつでもお待ちしております」
——あの方の優しいお言葉は、依頼者と探偵のお言葉だった。
——私がそれ以上のものになる隙間は、ない。
——それでも私は心の片隅で、あの方を想い続ける。
——平民の探偵さんに恋をしてしまった、伯爵令嬢の私の、初めての恋。
——それで、十分。
馬車がゆっくりと王都の中心街を抜けていった。
私はハンカチを膝の上に置き、目を閉じた。
今日の午後の陽射しを瞼の裏に、灼きつけて。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
切ない結末になってしまいましたが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
——
ヴィオラの婚約破棄の経緯や、月光の路地の戦闘は、連載『『探偵』という職業のない異世界で、前世の浮気調査の経験を活かして不貞貴族の婚約破棄を引き受けたら、令嬢たちが押し寄せてきた件』(n5410md) の第一章で、ザイン視点で描いております。
「あの方」が普段どう過ごしていらっしゃるのか、お気に召しましたらぜひ。
★評価・ブクマで応援いただけると嬉しいです。
それではまた、別の物語で。




