後日談
ミモザ。
その顔を私以外に向けないで。
そんな顔しないで———私以外の要因でしないで。
寒さに震える貴方。それはまるで小動物の様で、貴方の温もりと私の温もりを混ぜ合わせたかった。
上着を貸してあげる。そう言った貴方の顔が忘れられない。念願のおもちゃを買ってもらった幼児の様で。緊張するように袖を通しつつ、暖かさを噛み締める貴方が愛おしくて。
ここで「ごめんね、私も寒くなっちゃって…私から言い出して本当に申し訳ないんだけど、返して欲しいかも」なんて言ったら、貴方は断れないだろう。そういう性格だ。寒そうにする貴方を遠目に、貴方の香りに包まれる。想像しただけで、顔が歪む。
貴方が待っていてくれるのがどんなに嬉しかった事か。
教室に戻ると、うつらうつらする貴方。なんで声をかけようか。なんだかんだで、いつも通りの声かけ。
ひとつひとつの行動が可愛らしい。キュートアグレッションを止められなくなってしまうから、それ以上可愛くならないで。…そのままでいて。
聞き間違えではないはず。私が貴方の言葉を聞き間違えたりなんてしない。ああ、私と同じなんだ。きっと、私は貴方が思うほど素敵な人ではないけれど、とても重いけれど、完璧じゃないただの人だけれど。それでも、私を好きでいてくれる。そんな貴方が好き。
百日と目が合う。確かにこの愛の形はまだ歪だと言われる時代かもしれない。でも、それは百日の考え方。
別に性別なんてどうでも良いじゃない。私は男が嫌いなんじゃない。私は女が好きなんじゃない。たまたま好きになったのが、女だっただけ。私が好きなのは『ミモザ』だ。
もう、隠さなくて良いんだ。貴方に抱きついても、手を繋いでも。
百日も友達でいてくれる。友情が壊れたわけじゃない。ただ恋仲が増えただけだ。
百日も失わずに、ミモザともより親密になれて。
可愛いミモザをどれだけ見ても咎められる事なんて無くて。どれだけ好きだと言っても嫌われる事はなくて。
貴方が好き。
私の酸素。私の太陽。宇宙の様な自由さを与えてあげたい。海の底に沈める様に、私の手だけで救われて欲しい。貴方を誰にも傷つけさせない。私を思って傷ついて。
苦しくなるまで抱きしめたい。
ああ、幸せだな。そう思った。
おはこんばちゃ、みちをです。
急遽、後日談的文章を書きました。
まず、これは実力不足だった点ですが
「途中で名前(もしくは心情)がごっちゃになってね?」と、某smy氏に添削していただいたのですが、『マジで実力不足』というだけでした。
だからこその後日談です。
はい。夏企画の桔梗ちゃんよりヤバ女ですなぁ…?
「なでしこちゃんのゆめにっき」みたいなのも書いてみたいですね。




