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黒眼のカードマスター ~無頼漢の成り上がり~  作者: 迷井豆腐
レベル4 地下帝国ノームランド
91/277

第90話 猛攻の始まり

「これで私はターンエンド、そしてターン終わりの効果が発動します。まずは『転生聖女・トルトッカ』の強化効果で【人間】の攻撃力をプラス1、【天使】の防御力をプラス1」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『転生聖女・トルトッカ』 攻撃力1⇒2 防御力7⇒8

『平和の簒奪者・ボルフ』 防御力13⇒14

『天下泰平シスター』 防御力8⇒9

『天使メイドの精鋭』 防御力5⇒6

『闇弾きのメイド奏者』 攻撃力8⇒9

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「そして、『天下泰平シスター』の回復効果でまた強化、か」

「その通り。私のライフポイントが1回復し、『転生聖女・トルトッカ』の攻防を更に1強化します」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ゴキョージュ ライフポイント14⇒15

『転生聖女・トルトッカ』 攻撃力2⇒3 防御力8⇒9

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「そっちの新聖女様も随分と強固になっちまったな。【領土】のダメージ緩和もあるしで、崩すのに苦労しそうだ」

「ですが、この壁を越えなければ勝利は見えてこないでしょう」

「ああ、知ってる。ターンを貰うぜ? 俺のターン、ドローだ」


 先ほど感じ取った勝利の目、グラサンはそこへのルートを構築し、動き始める。


「まずは『伝統の庭園』を置かせてもらおうか」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『伝統の庭園』

分類:領土 レア度:レア

レベル1 白1

レベル2 白2

レベル3 白3

設置時に『天使の庭師メイド』を召喚する。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 フィールド上に綺麗に整えられた庭園が出現する。また、そこには『天使の庭師メイド』の姿もあった。


「そのカードは……」

「ああ、『天使の庭師メイド』を召喚した時に手札に加えた【領土】だ。この【領土】を出した時、再度『天使の庭師メイド』を召喚するって効果があってな。彼女が召喚された事で、また手札に『伝統の庭園』が1枚加わる事になる」


 そんなグラサンの言葉通り、『天使の庭師メイド』が召喚されたのと同時に、グラサンの手札に1枚のカードが加わった。


「【領主】を出すと【領土】が手札に加わり、【領土】を出すと【領主】が召喚される……なるほど、その流れが延々と続く訳ですか」

「そういう事だ。まあ今回の場合は、単純に白の【税】が欲しかっただけなんだけどな。で、早速だが『闇弾きのメイド奏者』で『転生聖女・トルトッカ』を攻撃するぜ?」

「いきなり主力の攻撃ですか。それを通しても、ダメージ緩和で防御力は残りますが……ここは『平和の簒奪者・ボルフ』の能力を使っておきます」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『転生聖女・トルトッカ』 防御力9⇒9

『闇弾きのメイド奏者』 防御力5⇒2

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 悪徳神官の完全無効化能力が働き、その代償としてゴキョージュの手札1枚が【リタイアゾーン】へと送られる。


「オーケー、ここまではゴキョージュ先生が言うところの予定調和ってやつだな」

「……何かを狙っているようですね」

「ああ、このターンでの勝利を狙っているよ。俺は白1と無1の【税】を使い、『疾風怒濤メイド』を『闇弾きのメイド奏者』に【継承】召喚させる!」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『疾風怒濤メイド』

分類:領主 レア度:レア コスト:白1無1 タイプ:人間、メイド

攻撃力3⇒14/防御力1⇒6

【突撃】【隠密】(new!)

【継承(メイド)】継承した【領主】を+3/+0、【突撃】を付与。

【継承(メイド)】継承した【領主】を+1/+1(new!)

【継承(メイド)】継承した【領主】を+1/+1(new!)

【継承(メイド)】継承した【領主】を+0/+2(new!)

【継承(メイド)】【リタイアゾーン】のランダムな【メイド】を1枚手札に戻す。(new!)

【継承(メイド)】継承した【領主】を+1/+0、【隠密】を付与。(new!)

【継承(メイド)】継承時に【リタイアゾーン】のカードを1枚デッキに戻し、デッキからランダムに2枚手札に加える。(new!)

【継承(メイド)】継承した【領主】を+2/+0(new!)

【継承(メイド)】継承した【領主】を+2/+0(new!)

【継承(メイド)】【領主】1体を対象とし、1のダメージを与える。(new!)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 本日2度目の登場となる『疾風怒濤メイド』。但し度重なる【継承】を行った彼女の強さは、以前の比ではなかった。文章量の多さも過去一であり、観戦席の方からクロマの頭が爆発する音がしたような、しなかったような。


「そのカードは……なるほど、【リタイアゾーン】から居なくなったかと思えば、デッキではなく手札の方に戻っていましたか。なかなか辛い展開になりましたね」

「流石はゴキョージュ先生、しっかり【リタイアゾーン】もチェックしていやがったか。ならよ、ここからの展開も大体予想できたんじゃねぇか?」

「……」

「ククッ。まあ、今は先に【継承】の効果を処理していこうか」


 【継承】の一覧に従い、ドロー効果とダメージ効果を次々と処理していくグラサン。ちなみに1のダメージを受けたのは、やはり『平和の簒奪者・ボルフ』であった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『平和の簒奪者・ボルフ』 防御力14⇒13

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「さて、更なるお楽しみタイムの始まりだ。『疾風怒濤メイド』は【突撃】の【継承】持ち、要はこっから、即殴り込みに行けるってこった! 『疾風怒濤メイド』で『転生聖女・トルトッカ』を攻撃ッ!」

「受ける、しかありませんね……!」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『転生聖女・トルトッカ』 防御力9⇒0 破壊

『疾風怒濤メイド』 防御力6⇒3

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 強固である筈だった聖女の守り、だが2本の大斧を携えた戦闘メイドは、それをバターの如く容易く断ち切ってしまう。


「当然、これで終わりじゃないぜ? 俺は黒1の【税】を新たに使い、『見習い悪魔メイド』を『疾風怒濤メイド』に【継承】召喚する!」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『見習い悪魔メイド』

分類:領主 レア度:コモン コスト:黒1 タイプ:悪魔、メイド

攻撃力1⇒12/防御力1⇒6

【突撃】(new!)【隠密】(new!)

相手【領主】1体を-1/+0

【継承(メイド)】継承した【領主】を+2/+0

【継承(メイド)】継承した【領主】を+3/+0、【突撃】を付与。(new!)

【継承(メイド)】継承した【領主】を+1/+1(new!)

【継承(メイド)】継承した【領主】を+1/+1(new!)

【継承(メイド)】継承した【領主】を+0/+2(new!)

【継承(メイド)】【リタイアゾーン】のランダムな【メイド】を1枚手札に戻す。(new!)

【継承(メイド)】継承した【領主】を+1/+0、【隠密】を付与。(new!)

【継承(メイド)】継承時に【リタイアゾーン】のカードを1枚デッキに戻し、デッキからランダムに2枚手札に加える。(new!)

【継承(メイド)】継承した【領主】を+2/+0(new!)

【継承(メイド)】継承した【領主】を+2/+0(new!)

【継承(メイド)】【領主】1体を対象とし、1のダメージを与える。(new!)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 グラサンの猛攻、それはまだ始まったばかりであった。

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