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黒眼のカードマスター ~無頼漢の成り上がり~  作者: 迷井豆腐
レベル4 地下帝国ノームランド
86/328

第85話 徹底して潰す

「『メイド生徒』が『辺境の屋敷』に召喚された事で、俺のライフが1回復するぜ」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

グラサン ライフポイント10⇒11

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「次に【継承】の効果を順々に処理していく」


 グラサンは【リタイアゾーン】からデッキにカードを1枚戻し、デッキからランダムなカードを2枚ドロー、更に『極彩色の天使像』へ1のダメージを与えた。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『極彩色の天使像』 防御力4⇒3

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「残りの【税】は白が2つに無が1つ、【継承】を重ねるには十分過ぎる数だな」

「……なるほど。その方法で処理すれば、倒すと同時に手札もより潤沢になると」

「ああ、コンボ重視のデッキならではだろ? さあ、次だ。白1の【税】で『天使の庭師メイド』を【継承】召喚、もちろん【継承】先は『悪魔の救護メイド』だ」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『天使の庭師メイド』

分類:領主 レア度:レア コスト:白1 タイプ:天使、メイド

攻撃力1⇒7/防御力1⇒2

【隠密】(new!)

『伝統の庭園』を1枚手札に加える。

【継承(メイド)】継承した【領主】を+0/+2

【継承(メイド)】【リタイアゾーン】のランダムな【メイド】を1枚手札に戻す。(new!)

【継承(メイド)】継承した【領主】を+1/+0、【隠密】を付与。(new!)

【継承(メイド)】継承時に【リタイアゾーン】のカードを1枚デッキに戻し、デッキからランダムに2枚手札に加える。(new!)

【継承(メイド)】継承した【領主】を+2/+0(new!)

【継承(メイド)】継承した【領主】を+2/+0(new!)

【継承(メイド)】【領主】1体を対象とし、1のダメージを与える。(new!)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 庭の手入れをした後に乗っけてしまったのか、髪の毛に小さな葉っぱをつけた天使のメイドが召喚される。その手には木バサミを、そしてスカート周りにも他様々な道具を装着しており、天使の翼よりもそちらの方が目立っていた。


「『天使の庭師メイド』の召喚時効果で、手札に『伝統の庭園』を生成するぜ。その後の処理は……まあ、見ての通りだな」


 順々に【継承】された効果が発動し、トータルで手札が3枚増え、再び『極彩色の天使像』に1ダメージが与えられる。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『極彩色の天使像』 防御力3⇒2

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「溢れんばかりの手札ですね。先に言っておきますが、エヴァーローズの最大手札枚数は9枚です。ターン終了時にそれよりも手札が多かった場合、溢れた分を【リタイアゾーン】に送る必要がありますので、ご注意を」

「親切にどうも。だがまあ、次の【継承】でその制限枚数ピッタリだからよ、安心してくれや。白1と無1の【税】を使い、『屋敷の名射手』を『天使の庭師メイド』に【継承】召喚させるぜ」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『屋敷の名射手』

分類:領主 レア度:レア コスト:白1無1 タイプ:人間、メイド

攻撃力1⇒7/防御力1⇒4

【隠密】(new!)

【領主】1体を対象とし、1のダメージを与える。

この【領主】が能力で相手【領主】を倒した際、追加で【領主】1体を対象に1のダメージを与えてもよい。

【継承(メイド)】継承した【領主】を+1/+1

【継承(メイド)】継承した【領主】を+0/+2(new!)

【継承(メイド)】【リタイアゾーン】のランダムな【メイド】を1枚手札に戻す。(new!)

【継承(メイド)】継承した【領主】を+1/+0、【隠密】を付与。(new!)

【継承(メイド)】継承時に【リタイアゾーン】のカードを1枚デッキに戻し、デッキからランダムに2枚手札に加える。(new!)

【継承(メイド)】継承した【領主】を+2/+0(new!)

【継承(メイド)】継承した【領主】を+2/+0(new!)

【継承(メイド)】【領主】1体を対象とし、1のダメージを与える。(new!)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 ボーガンを手にするメイド、『屋敷の名射手』が音もなく現れ、召喚と同時に敵【領主】へと狙いを定めた。


「こいつは自前でも敵にダメージを与える事ができるんだ。それに【継承】で得た『伝統の隠し針』の1ダメージを加えれば……あとは分かるな?」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『極彩色の天使像』 防御力2⇒0 破壊

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 塵も積もれば何とやら、1ダメージを食らい続けた『極彩色の天使像』に亀裂が走り、やがてその傷口から巨体が砕け散ってしまう。


「続けざまの1ダメージのみで、防御力5を突破しましたか。コンボの相乗効果で手札を限界まで増やし、主力の【隠密】状態も維持……これは拍手を送らざるを得ませんね」

「いや、バトル中の相手に拍手なんてすんなよ……さっきの繰り返しだが、他の【継承】効果で手札が3枚増えるぜ。これでちょうど9枚、制限枚数ギリギリだ」

「お見事です」


 重ねて拍手を送るゴキョージュ。一周回って晴れやかな気持ちになったのか、今はもう動揺している様子がない。


「お前なぁ……まあいい、最後に『天使メイドの精鋭』でゴキョージュ先生に攻撃だ」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ゴキョージュ ライフポイント14⇒12

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「クッ……やはり攻撃も忘れていませんでしたか」

「当然だろ。これで俺はターンエンド。先生よ、次のターン次第じゃバトルが終わっちまうぜ?」


 グラサンのターン終了宣言、このタイミングで【勝利】カウンターが計算される筈だったが、現在、『嚮導鐘塔・ルミナスベル』には【領主】が不在だ。つまり、今回の加算はなしとなる。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

7ターン目 【戦場】『反転する聖域』

ゴキョージュ ライフポイント12 手札0 【勝利】2

『安寧の大聖堂レベル1(白1)』=『空』

嚮導鐘塔きょうどうしょうとう・ルミナスベルレベル4(白4)』=『空』

『救世の聖像公園レベル1(白1)』=『空』

グラサン ライフポイント11 手札9

『悪魔の屋敷レベル2(黒2)』=『天使メイドの精鋭(2/2)』

『メイド養成学校レベル3(白3)』=『屋敷の名射手(7/4)』

『辺境の屋敷レベル1(無1)』=『メイド生徒(1/1)』

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― 新着の感想 ―
続き 一応書いておきますが、ハラダシ君の名前の方はトンチンカンなこと(カードバトル関連)を言いまくってたから、ただただノリで使っただけです。別にセリフはなかったと思います。
ハラダシ君、バトルについての発言じゃなくて言葉についての発言しない?ゴキョージュ先生がエヴァーローズをラヴァーローズって言ってるよ。
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