登場人物のその後
【グラサン】
レイコーポレーション解散後、メイリーの社長職を追い出されたクアイと手を組み、総合メイド会社『メイドオブラウンズ』を設立。既存のメイド喫茶に加え、レイコーポレーションの警備ノウハウを活かしたメイドセキュリティ派遣などの派生業にも挑戦し、意外にもマルチに活動しているようだ。企業七騎の廃止、レベル10に取り入れられたランキング形式では1位に君臨――する事もあれば、危うくランキング外に落ちてしまいそうになる事も。クロマからの猛烈なアタックは今も健在で、そろそろ外堀が埋められてしまいそうである。が、そんな最中に新たなる謎の転生者、オクサマとワンパクが現れ、状況は混沌としていく。
【シチサン】
レイコが主神となった後、新たに出現したエリア、レベル9.5・楽園大地モフカワランドの支配者として君臨。新エリアにはありとあらゆる動物が共存しており、また彼らとの触れ合い体験が可能。暴力が機能しないこの世界だからこその楽園と言えるだろう。ニクショクも結構な頻度で遊びに来ている様子で、ある意味、シチサンこそが真の勝ち組なのかもしれない。活動範囲は九割方このエリアだが、日々のバトルも適度に行っている為、ランキングは中位ほどを常に保っている。
【クロポニ】
オジキが企業を立ち上げた後のタイミングで、自らも出版会社『ブラックポニー』を設立。カードマスターと社長、そして漫画家と言う三足の草鞋で活躍し、多芸多才振りを遺憾なく発揮している。またその後にクロマとのスポンサー契約を結び、彼女の飛躍に一役買った。何事も万事順調なクロポニであるが、唯一子供の肉体から成長しない事には不満を感じているようだ。ランキングは上位に位置する事が多く、未だ下位に沈んだ事がない。
【シラス】
レイコーポレーション解散騒動の後、既存の企業であるスペースファミリアとスポンサー契約を結び直し、唯一カードマスターとして集中する道を選んだ――と、世間では思われていたが、その後は表に殆ど姿を出す事がなく、バトルも必要最低限の頻度しか行わなかった。謎が謎を呼び、色々と噂される事も多い。一方、本人はそんな世間の評価なんてお構いなしに、御馳走惑星を楽しんでいる。現在はバトルに対する情熱が下火な事もあり、ランキングは安定の下位。それでもランキング外にならないのは流石と言えるだろうか。
【オジキ】
仲間内で最も早くに新企業『029プロダクション』を設立。その裏では最大のライバルにして大親友のリボンハライが協力しており、一気に業界のトップへと突き進んで行った。現在は黒白歌合戦などの番組レギュラーを数多く勝ち取った他、全国ライブに赴きファンとバトル交流をするなど忙しい日々を送っている。知名度や人気、どれをとってもリボンハライと並んでトップと、正にシンデレラの如き成り上がりを果たした。但し多忙である為なのか、それとも超火力特化のデッキは安定しなのか、カードマスターとしてのランキングは上がり下がりが激しい。
【オジョー】
レイコが主神となった後、願いを叶えて前世の世界へと戻る事に。生き返った彼女は新たなるデッキを手に、裏カード界の犯罪王系カードマスター、古代から蘇えった古の王系カードマスター、異世界からの転生者系カードマスター、宇宙からの来訪者系カードマスター、地底世界からの侵略者系カードマスターなどといった敵と戦う事となる。ちなみにオジョーが願いで知った自身の死因は、通常段階を踏んで順々に登場する筈だった彼ら敵カードマスターが、偶然にも全く同じタイミングでオジョーの前に登場し、奇跡的に気が合い徒党を組み、一斉に命を懸けた暗黒のゲームをオジョーに仕掛けたからであった。元の世界に戻ったオジョーは各人にキッチリと報復を果たし、吸収したそれら力を使って次元を超えるワープ装置を完成させる。その後、オジョーはその装置を使い、どこかへと消えたようだ。
【クロマ】
レイコーポレーションのアルバイトからブラックポニーの正式な契約者として出世。今ではレベル9.5のカードマスターとして前線に立ち、サラゴールドのライバルとして知名度を広げつつある。彼女のファッションを真似るファンも多いようで、ファッション誌に関わる事もしばしば。同時に告白される機会も多くなったようだが、その度にグラサンを好いている事を公言。一時、メディアの話題を掻っ攫い、オクサマとワンパクに知られる要因となってしまう。
【ジャンク】
ラクダンビフ・レーシングとスポンサー契約を結ぶ不良系カードマスター。かつてはクロマとのライバル関係にあった。現在はカードマスターとしてではなく、ラクダンビフの騎手としての方が有名かもしれない。ニクショク、トンカツを新たなライバルとして勝手に認定している。
【ニクショク】
高級焼肉フレイムタンとスポンサー契約を結ぶ獣人系カードマスター。カードマスターとしてのレベルは数段劣る筈なのだが、シチサンからは一方的に神聖視されている。が、本人はその事に一切気付かず、以前と同様に接している模様。クッキングフェスの名物カードマスターとしての名を馳せる。
【トンカツ】
高級焼肉フレイムタンとスポンサー契約を結ぶ揚げ物系カードマスター。何かとニクショクとセットで登場する機会が多く、なぜかシチサンに敵視されている。が、本人はその事に一切気付かず、今日も元気に揚げ物を楽しんでいる模様。クッキングフェスの名物カードマスターとしての名を馳せる。
【アカバン】
バンダナ兄弟として活躍した後、ある時期を境に一気に実力を伸ばした。この2年でレベル10に達し、遂にはランキング2位となりグラサンに挑戦する権利を得る。アカバンが扱うドラゴンなメイドデッキは継承時にダメージを叩き出す火力特化仕様で、ステータス強化と回復を生業とするグラサンのデッキとは毛色が異なる。元々はメイドに全く興味がなかった筈だが、レベルが上がるにつれてカードの姿が今のものへと変化して行ったようだ。バトルを通じ、彼に何らかの心境の変化があったのかもしれない。
【アオバン】
閑古鳥バーの古参にして、アカバンの実の兄。バンダナ兄弟として一時期活躍していたが、その後のカードマスターとしての知名度はアカバンの陰に隠れるようになった。と言うのも、彼の中で燻っていたミーハー魂に火が付いたのか、オジキやリボンハライの応援に生き甲斐を見出したのだ。アイドル行くところにアオバンあり、ファンクラブの間ではそのような格言があるとかないとか。
【マスター】
界隈で伝説上の存在とされる閑古鳥バー、そのマスター。いつも絶望的な客足を誇る彼のバーであるが、なぜか経営は上々、それどころか毎月大きな黒字が叩き出している。数少ない常連が太客過ぎるのか、それともマスターの手腕が凄いのか。ちなみにカードマスターのとしての腕前はレベル5で、全体で見れば上澄みも上澄みである。過去にはクッキングフェスに出場し、カクテルデッキで大暴れした事も。
【ハラダシ】
グラサンやシチサンと同じタイミングで転生した同期。イケメンの好青年だが、制服の腹部が大胆にカットされており、カードの腕前はもっと頑張りましょうな出来。転生から2年が経過した今も、プライマルアカデミーの生徒として青春を謳歌している。そろそろ卒業を視野に入れるべきなのだが……ゴキョージュの見立てでは、少なくとも今年中は難しいようだ。
【チキン】
かつて裏闘技場にてフミタオシに敗北したカードマスター。ボクシング経験者であったが、暴力厳禁なこの世界ではその特性を活かせなかった。現在はレベル3にて定住し、ジャンクの下で騎手見習いに従事している。後にラクダンビフに騎乗しながらカードバトルを行う、ライディングラクダンビフバトルの考案者になるのだが、それはまた別の物語。
【フミタオシ】
裏闘技場にてチマミレに敗北し、石像になってしまった哀れなカードマスター。チマミレの加虐的な趣味により、今も彼女のコレクションの一部となっている。何かの気紛れで解放される望みがない訳ではないが、たとえそうなったとしても規定のバトル数をこなしていない為、カードマスターレベルが下がる事は免れないだろう。
【オーガニック】
タイタン輸送とスポンサー契約を結ぶ緑の巨人系カードマスター。見た目のインパクトで誤解されやすいが、内面はとても親切でまとも。何気に作中屈指の聖人であり、そういったギャップに燃やされるファンが多い。
【エイリアン】
スペースファミリアとスポンサー契約を結ぶ宇宙服系カードマスター。常に宇宙服を着用し、理解不能な言葉を発している。現在もシラスと同じ所属となっているが、未だに意思疎通はできていない模様。何気に作中屈指の謎人物である。
【ツジギリ】
武士書房とスポンサー契約を結ぶ野良侍系カードマスター。どこからどう見ても侍にしか見えないが、自伝やビジネス本を執筆する作家でもある。最近は新鋭のブラックポニーにライバル心を燃やしているようだが、正直ジャンルはあまり被っていない。
【ザンネン】
リボンハライ第七親衛隊所属の残念なカードマスター。金髪碧眼のイケメンであるが、言動の全てが残念な結果に終わる。新鋭親衛隊と勝手に命名したアオバンのライバルを自称しており、アオバンの行くところには常に彼の姿もあるそうな。最早アオバンのファンである。
【レイラク】
怒涛の勢いでレベル9.5を制し、レベル10へと殴り込んで来た超豪快ノブレスオブリージュ娘。どうやら、シラスとの戦いを経て覚醒を果たしたようだ。裏闘技場アイドルを卒業してトップアイドルに超進化、彼女の眩い輝きはリボンハライにも迫る勢いだと、後にアオバンは語る。レベル10内のランキングはまだ下位だが、伸びしろはピッカピカだ。
【サラゴールド】
リボンハライ傘下のアイドルで、現在はレベル9.5を中心に活動している。元々はレベル10に所属していたが、レイラクと入れ替わる形でレベルダウンしてしまった。但し、それは彼女の力が足りなかった訳ではなく、レイラクのポテンシャルが異常だったのだと補足しておく。アイドルとしての腕前はまだまだサラゴールドが上だと、これもアオバンが語っていた。
【ヒッキー】
ゴキョージュの元教え子で、現在はレベル9.5を中心に活動している。元々はレベル10に所属していたが、アカバンと入れ替わる形でレベルダウンしてしまった。アカバンが扱うドラゴンなメイドデッキが彼の癖を貫いてしまったようで、バトルに集中できなかったと本人は述べる。が、そのような事を敗北した理由にするべきでないとゴキョージュに諭され、現在メンタル面の修行中。
【アルカンシエル】
スペースファミリアとスポンサー契約を結ぶ宇宙服系カードマスター。同じ企業所属のエイリアンと似た外見をしているが、こちらは普通に意思疎通が可能。現在はレベル10のランキング下位を維持しつつ、シラスの惑星食いに同伴している。実は結構なグルメで、シラス加入による宇宙食の発展を夢見ているようだ。
【天使九位】
レベル6在住のお調子者な天使。天使内ランキングは上下しているが、紛らわしいので名前は九位としておく。閑古鳥バーの数少ない常連の一人であり、たまに友人の天使達を連れて宴会をしている。グラサン達との交流も実は多く、バトルから飲み食い、アニマルセラピーに漫画通、カラオケにお洒落と趣味の幅が広く何にでも対応可能なタイプ。
【ギャンチュウ】
ネオカジノとスポンサー契約を結ぶ元企業七騎の一角。グラサンとのバトルに敗北した後、一から出直し武者修行の旅に出た。とは言え、その内容はレベル10に在籍するカードマスターにフリーバトルを挑みまくるだけで、何か危険な行為をする訳ではなく――ともあれ鍛錬の成果が実を結び始めたのか、現在は徐々にランキングが上がっているようである。
【ゴキョージュ】
プライマルアカデミーとスポンサー契約を結ぶ元企業七騎の一角。企業七騎が廃止された直後、以前から付き合っていた恋人との結婚を発表。世間はデンガク関連の話題で騒がれていた為、そちらほど話題に上がる事はなかったが、学園関係者達には途轍もない衝撃が走ったようである。ちなみにフンドシ達も初耳だったようで、明かされた際は相当に驚いていた。現在ランキングの方は中位を維持している。
【デンガク】
アース食品とスポンサー契約を結ぶ元企業七騎の一角。女性であった事、フンドシと婚約関係であった事をカミングアウトし、世間を衝撃の渦に叩き落した。メディアは連日このスクープを報じていたが、そこは流石忍者と言うべきか、それ以上のプライベートな情報が出る事はなかった。一応の引退を宣言してはいるが、レベル9.5で稀にバトルをしているようである。
【リボンハライ】
レイゾクプロモーションとスポンサー契約を結ぶ元企業七騎の一角。オジキを生涯のライバルと認め、互いに切磋琢磨する生活を送り続けている。アイドルとしてのトップ振りは言わずもがな、カードマスターとしての腕前にも磨きが掛かり、ランキングは上位に居る事が多い。が、オジキのランキングが上下するごとに、彼女もそれにつられて僅かに上下する傾向にある。それだけ常に意識しているのだと、ここでもアオバンが語っていた。
【プレジデント】
ブラッドスミスとスポンサー契約を結ぶ元企業七騎の一角。企業七騎廃止後に乱立する企業のコンプライアンスに大きな不安を覚え、優良企業はどうあるべきかを書き記したビジネス本をブラックポニーより出版。漫画を主流とする同出版社唯一の実用書となったが、同時期に片手間に制作した超合金プレジデントなる玩具の方が、万倍売れてしまったそうな。ランキングは基本的に中位から上位辺りを行き来している。
【チマミレ】
メイリーと契約を結ぶ立場から、その社長の座を勝ち取った元企業七騎の一角。傍から見ればとんだ下剋上を果たした状況だが、当のチマミレは本心からクアイを可愛がっていた。つまり、愛故に彼女を谷に突き落とし、成長を願ったのである。恐らくはシラスと同様に、前世は戦闘民族か何かだったのだろう。いずれはまたクアイに社長の座を明け渡そうとも考えていたが、グラサンと同盟を組み新たな企業のトップに立ってしまい、その点だけは予想外だった模様。ランキングは常に上位と、リボンハライ以上に安定している。
【フンドシ】
エナジーオブオーダーとスポンサー契約を結ぶ元企業七騎の一角。長らく負けを知らず、トップの座を堅持していたフンドシであるが、グラサンに敗北して以降は何とも奇妙な戦績が続く事となった。言ってしまえば、グラサンのようにランキングの上下が激しいのである。デンガクと結婚した影響がバトルにも表れているのか、それともトップの座を降りた事で心境の変化があったのか、原因は本人にしか分からない。ちなみにグラサンと共に銭湯に行く機会があったのだが、その時の下着は本当にそれであったようだ。
【レイコ】
元レイコーポレーション社長にして『冷酷』と『慈愛』の神。レイコ社長からレイコ主神へとクラスチェンジを果たした後、公平な立場を維持する為にレイコーポレーションを解散、グラサン達との契約を解約した。レイコーポレーションの人材や財産などは独立した者達に分配されたようで、その辺りも無駄がなかったようである。しかし、レイコにとってここはあくまでスタートラインだ。真の目的である先代主神ボコりフェスティバルを無事に開催する為、バラバラだった神達の心を纏め上げ、更なる飛翔を目指す。ちなみに今でこそ合理的で効率的なレイコであるが、昔は真逆で自己愛が強く、それこそクアイをそのまま大きくしたような性格であったようだ。
【ゲン】
プライマルアカデミー学園長にして『原初』の神。起こった出来事に対し静観する傾向が強く、今回も他の神々の自主性に任せる方針だったようだ。人任せならぬ神任せ、と言う訳ではなく、教育者らしく成長を願っての姿勢なのだろう。実は神としての力は主神に次いで強く、ゲンが本気で意見すれば反対できる者は少ない……との噂もある。先代主神ボコりフェスティバルには結構乗り気。
【マジナイ】
マドコムの社長にして『魔導』の神。ザ・お爺ちゃんな見た目をしているマジナイだが、実のところ登場する神々の中でクアイに次いで若かったりする。それ故なのかシステム開発やテクノロジー面に強く、今も尚新たな技術を学び続けている。ちなみにオジョーと契約できたのは、彼女の豪運に呼ばれたお陰、であるらしい。先代主神ボコりフェスティバルには割と乗り気。
【リク】
アース食品の社長にして『大地』の神。あらゆる食料品を生産、販売する企業のトップの筈なのだが、串団子しか食べないというシラスも驚きな食生活を送っている。彼の偏食振りにはデンガクもいたく心配しており、時折カレー串団子、おでん串団子などの創作料理を自作し提供するほど。見た目は兎も角、かなり美味しいらしい。先代主神ボコりフェスティバルにはそれなりに乗り気。
【ゾクゾ】
レイゾクプロモーションの社長にして『隷属』の神。今でこそ業界人のようなゾクゾであるが、昔はもっとお堅い神物であったようだ。噂では影が薄い事を気にして、企業を設立する際に大胆なイメチェンを図ったんだとか。その際の神々の衝撃は大きく、レイコは硬直し、クアイは爆笑し過ぎて呼吸困難に陥ったほどだった。先代主神ボコりフェスティバルにはテレビカメラクルーを連れて行く程度に乗り気。
【イクサ】
ブラッドスミスの社長にして『戦』の神。その名の通り戦う事に特化したイクサは、この世界において最もその能力を活かせない状況に陥った。当初はレイコに次ぐレベルでカードが弱く、また成長性も乏しく、それはもう駄目駄目であったのだ。そんな最中にプレジデントと出会い、玩具としての価値しかなかった武器に意味を持たせられたのは、不幸中の幸いと言えるだろう。先代主神ボコりフェスティバルにはまあまあ乗り気。
【クアイ】
メイドオブラウンズの社長にして『自愛』の神。登場する神々の中で最も若い世代であるクアイは、先代の主神をあまりよく覚えていない。貴女が赤ん坊の頃にオムツを変えてあげたのよ、と言われているようなものなのだから、それも仕方がないだろう。そんな若さで神のトップに並び、企業を立ち上げ成長させ、チマミレを見出し、転んだとは言えまた立ち上がったのだから、性格は兎も角、才能と根性は確かだったりする。先代主神ボコりフェスティバルにはノリノリの乗り気。
【ロイア】
エナジーオブオーダーの社長にして『秩序』の神。実のところ主神と同じく、彼は『秩序』の神の二代目である。初代は先代主神が雲隠れしたのと同時に姿を消したので、恐らくは先代と行動を共にしていると思われるが、結局のところは謎とされている。ロイア自身は先代『秩序』に祝福された元人間で、年齢的なもので言えばクアイと同程度。但し、内面の成熟度は段違いである。それだけ人間時代に苦労を重ねたようだ。先代主神ボコりフェスティバルには実は乗り気。




