家族に等しい大事な人達
リアムは城から出る所
あの女性なんて力をしてるんだ。 リアム
あり得ない。
人の持っている魔法、力の領域をはるかに超えている。
一見魔法で治したように見えた。
だけどあれは魔法じゃない。
何の力だ。
感覚的に治したより時を戻したような‥‥
あの人自身にも凄く懐かしいような‥‥
いや会ったことはない筈。
勘違いだ。
それだけじゃない。
入隊して大した実績もない俺が王国護衛総隊長試験の受験資格を得た時点で気付くべきだった。
いくら師匠の推薦だからって簡単に受験資格が得られるとは思えない。
それにあそこにはあの人以外いなかったけど視線も感じた。
何かがおかしい、
それにこの国は‥‥
師匠は何か知っているのか。
後で師匠にってぶー
誰かとぶつかる
いたーい! 少女
あ、申し訳ありません。 リアム
お怪我はありませんか?
もー何処見て歩いているのよって 少女
え、ええー可愛い顔 心の中
あ、いえ大丈夫です。 ドキドキ♡
貴方は王国護衛隊の人?
あ、はい。リアム
入隊したばかりですがそうです。
あら、でも確か入隊したばかりなら城には入れない筈です。怪しい。 少女
あの、何故かわからないのですが王国護衛総隊長試験を今日受けろと元王国護衛総隊長に言われまして今さっき辞退してきた所なんです。 リアム
あらそう何ですね。じゃないわよ。 少女
あれ リアム
貴方みたいな年でそれに入隊したての隊員が受けられる訳ないでしょ! 少女
僕もそう思っているんですけど師匠から言われたので仕方なく行ったんですよ。 リアム
師匠って誰? 少女
元王国護衛総隊長です。 リアム
あ、なるほどフェイさんか。
フェイさんなら有り得そうね。 ふふふ 少女
笑顔可愛い♡ リアム
師匠のこと知っているんですか? リアム
ええ。知っているわ。 少女
私の護衛も任務でしてくれた事があるの
頭硬いでしょう、フェイさん ふふふ
よくご存知でって。護衛? リアム
はい 少女
あの失礼ですがお名前は? リアム
ルナと申します。 少女
ンな、王族!! リアム
申し訳ありません。申し訳ありません。申し訳ありません。
死刑だけはご勘弁を リアム
あははは面白い人ね。 ルナ
名前を聞いてもよろしいかしら?
リアムと申します。 リアム
リアムさんですね。覚えました。 ルナ
覚えないでー 心の中 リアム
あのーひとつよろしいですか?
はい。 ルナ
護衛はどちらに リアム
あー護衛ですか。 ルナ
いつも付き纏ってくるので振り払って逃げて来ました。ニコ(o^^o)
あーなるほどってまずい。 リアム
この状況はまずい。
場合によっては俺が姫を誘拐したなんて事にもなりかねない。
ここは一旦逃げよう。
あの僕はこれでニコ
あ、リアムさん。 ルナ
はい リアム
死刑になりたくなかったら私についてきて下さる。ルナ
ンな、断れる訳ないでしょ 心の中 リアム
はい。何処までも
姫探しましたよ。 リアムの先輩
ごめんなさい。 ルナ
あれ、先輩 リアム
何でお前が王宮にいるんだ。それに姫と リアムの先輩
助けて先輩。 リアム
ギロ ルナ
ヒィ リアム
姫これはどういう状況でしょうか?
説明頂けませんか? リアムの先輩
私がお願いしてリアムに私についてきてと頼んでいるのです。 ルナ
何か問題でも?
それと私の部屋にリアムを招待するので誰も近づけないでください。
な、正気ですか姫。 先輩
はいと言わないと後で重い処分が下りますよ。 ルナ
了解致しました。 先輩
ちょ、先輩助けて リアム
助けて? ルナ
あ、間違いました。任務お願い致します。先輩。
うふふ ルナ
笑えねぇ リアムとリアムの先輩
部屋に入ったリアムとルナ
そこのベッドに座って下さい。 ルナ
ベッド?リアム
いいからはやく座って下さい。 ルナ
了解致しました。 リアム
え、あの何故目隠しを?
ガチャ、
ええ、えー リアム
あの手足動けないのですが
なんかやべえよ。なんかわからないけどやべえよーー!心の中
うふふふ ルナ
ドフ
あ、ちょっと乗らないで下さい。 リアム
あの、一体何を
あのね、私ね ルナ
貴方みたいな可愛いくて、ちょっと反抗してでも従順で男らしい人が好きなの。
告白されたー。王女に 心の中 リアム
あの好きなら何故手錠を?
勘違いしないで ルナ
恋愛感情じゃないの
え? リアム
なんかこういじめたくなるの ルナ
やべえ。やべえ人だった。俺見る目ない。
(´;Д;`)
ちなみにいじめたくなるとは?
‥‥‥ ルナ
あれ急に黙った リアム
うん?あれあれれうひゅアヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
やめてーこちょこちょしないでー
いい。凄くいい。悶えてる貴方素敵だよ。 ルナ
やめてー!あはははハハハヒャヒャアヒャヒャヒャ リアム
やっぱりやべえ人だった。
助けて師匠ーー
一時間後開放
じゃあまたねリアム ルナ
はい。∩^ω^∩リアム
またねじゃねぇよ。二度と会わないようにしよう。
それから王宮門から出る前に白仮面謎の男使徒七とすれ違う。
時は満ちた。
天は自由を与えずそして命を与え我らを導く。
神の復活は近い。
何を? リアム
あれ。いない。
今男とすれ違ったはず。
護衛警備隊は何をしている。
あの。すいません。
今さっき男の人が門を通ったと思いますが。
見ませんでしたか?
いや。30分程誰も通っていないぞ! 護衛警備隊1
誰も通っていないよなぁ 護衛警備隊2
見間違え? リアム
いや確かに通っていた筈。
うーん。
まぁいっか。
それよりも家に帰って師匠に‥‥‥
帰りたくないー!
でも帰らないと(´;Д;`)
いや。
今日は怖いから町の宿屋に泊まろう。
宿で寝るリアム
謎の男がリアムの前に 黒の仮面の使徒
リアムの夢の中
何で僕を庇ったりなんかしたんだ。 リアム?に似た少年
君がいないと僕は生きていけない。
君が僕の全てだった。
場面が変わる
貴方を愛している。 謎の女性
この気持ちは私の気持ちだよ。
場面が変わる。
貴方は生きて! 謎の女性
生きて 謎の女性
場面が変わる。
そうかそういうことだったのか リアムに似た少年
この世界は
場面が変わる。
てめーは覚えていないんじゃない。 リアム?
教えて貰ってないだけだ。
幼少期の記憶
嫌だー リアム?の幼少期
やめてー
痛いよ
誰か助けて
ぐわーー!
こいつが救済者かまだわからんのか? 博士
こいつが救済者であるならばこの程度の実験は耐えられる筈
しかしこれ以上は精神に悪影響が 博士助手
構わん 博士
場面切り替わる
誰か助けて リアム?
痛い。
もう嫌だ。
誰か
場面が切り替わる
クククク リアム?
博士
被験体が暴走し始めました
場面が切り替わる
貴様らが俺を無理矢理起こしたんだ。 リアム?
楽に死ねると思うなよ。
それにいくじなし
お前もだ。
場面が切り替わる
リアム、お前じゃ駄目だ。
お前は‥だ。
起きるリアム
‥‥ リアム?
お前だろ。
無理矢理俺を起こしたのは
‥‥‥ 謎の黒の仮面の男
おかえりリアム リン、フェイ
‥‥‥ リアム?
リアム? リン、フェイ
リアムおかえり アキ
リアム?はいきなりアキに攻撃魔法を唱えた
破壊魔法、メテオブラスト リアム?
ドン
ドーン。
リアムの攻撃魔法に気付いたアキの母親は瞬時に魔法を唱えた。
空間魔法、デリートレイン リン
防御魔法、シールドプロテス
駄目、人の持っている魔力の領域を超えている。
このままでは‥
一瞬の判断で防御魔法シールドプロテスの範囲を村から家の周りにリンは狭めた。
村のみんなごめんなさい。 リン
余りにも強大な力に防御魔法の範囲を狭めるしかなかったリンは泣きながら村の住民に謝罪した。
お願い間に合って
よかった。なんとか
‥‥ リアム?
リアム?一瞬でアキの前に移動しアキを攻撃しようとした。
しかし瞬時にアキの母親はアキの前に立ち防御魔法を唱えたが間に合わなかった
しかしリンより一瞬遅れてアキの父親フェイが削除魔法を唱えリアムの魔法の効力をかき消した。
だがリアム?の圧倒的なスピードと力になす術もなく風の魔力を拳に纏いアキを攻撃しようとしたアキを庇いリンは死亡
そしてフェイもアキを庇ったがフェイの屈強な肉体はなんとかリアム?の攻撃に耐えた。
そして瀕死の状態でリアム?と戦う
アキはあまりにも一瞬の出来事に困惑しリアム?に攻撃しようとしたが、フェイが危険を察知し睡眠魔法スリープでアキを眠らせ防御魔法と空間魔法を使いアキを守った。
格闘シーン
‥‥まだ実力の十分の一も出してないが
フェイ、貴様の力はその程度か? リアム?
く‥ 流石にこれほどとは‥ フェイ
余りにも強大な力になす術もなくフェイは命を代償にした魔法を使い魔力、身体の強化魔法を使い魔力の底上げを図った。
そして空間魔法、睡眠魔法を使いリアム?を眠らせることに成功した。
実際は眠らせる睡眠魔法ではなく‥‥
なるほど、これは魔法ではないな。 リアム?
お前もあの女の力‥‥ が‥
まぁいい、またいずれ‥‥
俺‥‥ は‥
意識を失い倒れるリアム?
それでも瀕死の状態でリアム?を眠らせることにフェイは成功した。
だがフェイは命を代償にした強化魔法で身体が持たず倒れかけ這いずりながら、そして涙をながしながらアキの元に向かった。
リン、すまない。 フェイ
アキごめんなぁ。
睡眠魔法にある程度耐性があるアキは薄れゆく意識の中でリアム?と両親が倒れる所を見ながら意識を落とした。
場面が切り替わり
連絡を受けて王国軍がやって来た。
村は焼け野原になっており、クレーターがいくつも出来ていた。
そこにはリンの遺体、眠るリアム
アキを庇うようにフェイの遺体があった。
一体何があった。 王国護衛軍
兵器でも使わないとこれ程まで‥
隊長 医療隊
生存者数名発見致しました。
残念ですが他大多数の村の住民は息絶えており
それと大変いいにくいのですが‥
なんだ 医療隊
言ってみろ
元王国護衛総隊長が‥‥
何だ、はっきり言え! 隊長
はい。 医療隊
死亡していた1人が元王国護衛総隊長でした。
何だと! 隊長
あり得ない。
この国で
いや世界でも5本の指に数えられる最強の方だぞ。
別人とかではないのか?
今のところ本人の可能性が高いかと
‥‥ 隊長
まずい。
まず、王国新鋭隊に連絡。
それと、重症者を至急手当し病院へ搬送しろ。
ハ! 医療隊、一般兵。
あと重症者が目覚めたら事情聴取をしろ。 隊長
わかったな。
ハ! 医療隊、一般兵。
国の緊急事態だ。
他国の侵略か、
いやこんな小さな村を襲っても他国にメリットはないはず。
元からフェイさんの暗殺が目的だったのか‥
場面が変わり
リアムの夢の中
過去の転生者達
貴方は絶対私が戦争には行かせないから! 謎の女性
‥‥、それは僕の言葉だよ。 リアムに似た男性
多分この戦争は負ける。
敵国は新兵器を使うつもりだ。
君だけは‥
死んだか。 リアム?
あの野郎。
まぁいい。
お前はこの場所に来てはいけないリアム。
真っ黒な視界に変わり目覚めるリアム
う、 リアム
俺は
あれ
ここは病院?
なんで
俺は宿で寝てた筈
どうして
いつぅ
怪我?
起きたかね! 王国護衛第一隊隊長
えっと、‥‥‥
誰だっだけこの人 リアム
見たことあるようなないような!
その顔は直属の上司を忘れたのかね 王国護衛第一隊隊長
リアム、私だティモシーだ
あ、やば リアム
隊長どうしてここにいるのでしょうか?
やば、隊長!、じゃない ティモシー
君は大変失礼な部下だね。
まぁそんなことはどうでもいい。
単刀直入に君に言おう。
ここに私がいるのは君に事情聴取をする為だ。
君は現在元王国護衛総隊長と村の住民150名の殺人容疑がかけられているんだ。
な、
いきなり何を言っているんですか? リアム
それに殺人って
まさか
師匠の身に何かあったのでしょうか?
ふー ティモシー
殺人って言葉でわからないかい。
死んだってことですか? リアム
あの最強の師匠が‥‥
それに僕が師匠を殺せるなんてあり得ない。
それは僕達もそう思っている。 ティモシー
ただ1番の問題はそこじゃない。
君が殺した証拠が山ほどあることが問題なんだ。
証拠ですか。 リアム
証拠って何があるんでしょうか?
証拠は総隊長の娘さんが君が総隊長と総隊長の奥さんを殺したと証言したんだよ ティモシー
そんな、あり得ない。リアム
アキが証言した?
俺が師匠を‥
待って下さい。
リンさんも俺が‥
ああそうだ。 ティモシー
ア、アキに会わせてください。
多分何かの勘違いです。
アキと話をさせて下さい。
‥‥‥ ティモシー
意識は取り戻して話せるようになったが
今は会わない方がいい。
意識って リアム
アキ
アキは大丈夫なんですか?
一体何で‥
やはり本当に覚えていないのか ティモシー
いや、もしかしたら君じゃないのかもしれない。
だが話さないといけない。
いいかい。
落ち着いて聞いてくれ。
娘さんもきみが殺そうとしたんだ。
‥‥ リアム
あり得ない。
俺がアキを殺そうとする筈がない。
貴方は嘘を言っている。
いいから落ち着けと言っている。威圧 ティモシー
‥ リアム
混乱するのも無理はない。 ティモシー
だが事実だ。
村の生存者数人も君をあの日見ているんだ。
証拠もある。
アキちゃんとも話をさせるつもりだ。
それまで頭を冷やすといい。
‥‥ リアム
はー ため息 ティモシー
だが私は君を出来るだけ弁明するつもりだ。
また来る。
申し訳ありません。 リアム
手を振るティモシー
‥‥ リアム
フェイさん、リンさん、アキ、みんな‥
何で
う、う
唇を噛む締めるリアム
場面が変わり
アキは再び目覚めた。
絶対に許さない。 アキ
リアム、お前だけは
場面が切り替わりリアム夢の中
またお前は俺に責任をおしつけるのか! リアム?
お前は
うるさい。リアム
う
起きて下さい。リアムさん ローラ
貴方は? リアム
初めまして
私は王国司法隊の弁護官です
今回貴方の弁護を担当します。
よろしくお願いします。
ローラと申します。
えっと、申し訳ありません。 リアム
弁護官という事は私は裁判にかけられるのでしょうか?
はい。 ローラ
そんな リアム
そ、そうだ。
アキに会わせてください。
アキと話を
話をさせて下さい。
誤解を解きたい。
私は何もしていません。
えっと、まずリアムさん。 ローラ
落ち着いて下さい。
いいですか?
はい‥‥ リアム
まず結論から申します。 ローラ
今回の裁判についてリアムさん。
貴方は99%の確率で負けます。
今回の証拠を覆すような証拠が出ない限り
‥‥ リアム
ですがアキさんとは裁判の前に今日会うことは出来ます。
本当ですか? リアム
はい。 ローラ
アキさんも自分の想いをリアムさん
貴方に伝えたいと思っております。
よかった。 リアム
これで誤解が解けるかもしれない 心の中
‥‥ ローラ
リアムさん
失礼だったら申し訳ありませんが
貴方は現実を受け止める覚悟がありますか?
それはどういう リアム
そのままの意味です。 ローラ
‥‥‥ リアム
リアムさん
とりあえず話を詳しく聞く前にアキさんと会いますか?
‥‥はい リアム
お願いします。
場面が変わり
ガラス越しで2人で再開をする。
アキ、大丈夫か? リアム
身体は痛くないか?
‥‥ アキ
手を握り締めている
アキ、俺は リアム
‥し、 アキ
え、? リアム
親殺し、親殺し、親殺し、親殺し、親殺し、親殺し、人殺し アキ
アキ リアム
私はお前を許さない。 アキ
お父さんとお母さんを殺したお前を!
アキ
聞いてくれ
俺はやっていないんだ。 リアム
信じてくれ。
信じる?私がお前を アキ
お前は私の目の前でお父さんとお母さんを殺したんだ。そして村のみんなを‥‥
間違いなくお前だ。
嘘をつくな。
アキ‥ リアム
俺は
うるさい。うるさい。うるさい アキ
お前の声なんか聞きたくない。
アキ。 リアム
私を名前で呼ぶな。 アキ
‥ リアム
お前なんかお父さんが拾ってこなければよかったんだ。
‥ リアム
親殺し。人殺し。人殺し。人殺し。 アキ
‥‥リアム
私は
お前に‥‥お前にいつか
復讐
してやる。
‥リアム
アキとの会話を思い出しているリアム
リ、アム ローラ
リア
リアムさん
聞いていますか?
リアムさん聞いていますか?
あ、 リアム
はい。
すいません。
‥‥ ローラ
うーん。
やはり記憶を失っているか、別人か。
わかりませんね。
‥‥ リアム
ただ、リアムさん
落ち着いて聞いて下さい。
フェイさん、リンさんの血がリアムさん
貴方の身体、衣服にもついていたんです。
‥ リアム
なので今回の裁判は覆ることは確率的にかなり低いです。 ローラ
それでも否認致しますか?
‥‥ リアム
はい‥
わかりました。 ローラ
私も覚悟を持って今回の裁判に挑みます。
ですからリアムさん
貴方も頑張って下さい。
‥‥ ありがとう リアム
ございます。‥
ではまた ローラ
まだ若い子
あの年で裁判をかけられるなんて
本当に殺したようにも見えない。
一体何が‥
‥‥ リアム
場面が切り替わり
人殺し アキ
親殺し
やめてくれアキ。 リアム
うるさい。うるさい。うるさい。うるさい
私はお前に‥‥
復讐してやる
リアム‥‥、
お前を絶対に‥ アキ