94:海の月の夜(前編)
かぐやに言われて全員相部屋になりそうじゃったが、アタルが一人でゆっくり休みたいと言った事で全員一人部屋になった。
「それじゃあ明日の朝、食堂に集合じゃな!」
「分かりました。源五郎さんも皆さんもありがとうございました。おやすみなさい。」
「じゃあ俺もよぉぉ!部屋に行くぜぇ!!色々あったからよぉぉ!!明日の朝の訓練は無しにしてやんよぉ!そんじゃあなぁ!!」
「じゃあ僕も部屋に行きます。皆さんありがとうございました。」
「それではおやすみぞ!!ってアーチよ。なんでついてくるんじゃ?部屋はそっちじゃろ!」
「僕は源五郎と一緒がいい。」
(アーチ可愛すぎじゃろ!)
「今日も色々あったからなぁ。いいぞい!!」
「やったぁ!!」
部屋に入ると豪華な装飾でまるでスイートルームのようじゃった。
「すごい部屋だね!」
「そうじゃな!でもベッド一つしかないぞ。」
「また一緒に寝れば大丈夫だよ。」
(一つのベッドにアーチと二人・・・今日も寝れなさそうじゃな。)
「そういえばシャルロットは大丈夫なのか?」
「うん。ラビにお願いしたから大丈夫!会えないの寂しいけどお城に来たら大変な事になっちゃうかもだから。」
「ラビにお願いしたなら安心じゃな。」
「それにしてもアーチはすごいなぁ!光魔法のスキルレベルがアップしてヴァルゴを回復させて。もしわしが大変な事になってもアーチに任せたら安心じゃな!」
「源五郎、縁起でもない事言わないでよぉ!でも、僕もっともっと頑張ってスキルレベル上げる!みんなの力になるんだぁー!」
「えらいなぁ!!」
「源五郎はいつもすごいから、僕もすごくなる!!」
「じゃあわしもすごくなるぞ!一緒に頑張ろうぞい!!」
「うん!!」
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「そういえばよぉぉ!腹減ったなぁ!!他の奴らはよぉぉ!なんか食べてたみたいだけどよぉぉ!!ずるいじゃねぇかよぉぉ!!食べ物探しに行くしかねぇなぁぁ!!」
ヴァルゴは部屋から出て食べ物を探しに行った。
「かぐや様、この度は王様に対して失礼な行動申し訳ございませんでした。」
「父の行動は目に余るものがあったのは事実ですし、今回の件で父の考え方が変わってよりよい国になるはずです。なので謝らないでください。ラビ。」
「ありがとうございます。かぐや様。」
「おぉーお前ら!腹減ったんだけどよぉぉ!!食べるものは無いのかよぉ!!」
「あっ、お前は・・・。」
「お前じゃないだろぉぉ!ヴァルゴっていう名前があるんだからよぉぉ!!」
「ヴァルゴ様。かぐや様はまだヴァルゴ様と親族という事に慣れていないんです。」
「そうなのかよぉぉ!!かぐやは俺の叔父さんなんだろぉ!気を使う必要ないだろぉぉ!!」
「お前が俺の甥っ子というのが容姿的な理由で許せないんだよ。そもそもお姉さまは絶世の美女なのになんでこんな容姿がひどい子供が生まれるんだよ。それに言動もおかしいし・・・。」
「かぐや様。心の声が漏れております。」
思っている事を口に出してしまったかぐやは焦りながらラビに助けを求めた。
「そんな事かよぉぉ!俺がカッコ良すぎるから妬いてるんだなぁ!!分かるぜぇ!分かるぜぇ!!」
ヴァルゴの発言を聞いたかぐやとラビは目を合わせて笑い始めた。
「ここまでだと全てがどうでも良くなったよ。」
「確かにそうですね。ヴァルゴ様はお腹を空かれているんですよね?私が食堂まで案内します。」
「それはよぉぉ!!助かるぜぇ!!かぐやもありがとうなぁ!それじゃあよぉぉ!またなぁ!!!」




