9:異世界飯
「お待たせ!源五郎!」
「その料理はまさか!?ラーメン!?」
「源五郎この料理知ってるの?うーめんっていうの!」
(見た目は完全にラーメン!しかも醤油と鶏の出汁のいい香り。
これはテンションあがりますな。まさか異世界でラーメンが食べれるとはニッコリ。)
「それじゃあ。うーめん実食じゃ!いただきまーす!!」
(まずはスープ。醤油と鶏の出汁が奏でるハーモニー。美味しさが体の中を駆け巡る〜!
うますぎじゃろ!それでは麺!つるつるしこしこでのど越し抜群!ほのかに野菜のうま味も感じる事が出来る麺!これもうますぎじゃろ!!)
「うまいぞ!!!!!」
「源五郎に喜んでもらえて僕、嬉しいよ!」
「本当に美味しいぞ!」
(角煮のようなチャーシューを一口!肉のうま味が口全体に広がり、脳が覚醒する!うまい!!!)
「この肉は何じゃ?」
「これはオークを煮込んだ肉だよ!」
「オーク!?オークうますぎじゃろ!」
(スープも麺もオークチャーシューもうますぎる!箸を動かすのが止まらない!
このままだとアーチ少年の料理中毒になってしまう!異世界飯最高じゃー!!)
「オークは村の大人たちが狩ってくるんだよ。オーク肉美味しいよね。僕も好き!
ってもう食べたの?源五郎早すぎだよ。」
「早くて申し訳ないなぁ。あまりにも美味しすぎて。」
「源五郎が美味しいって言ってくれて僕嬉しい。」
(なぜそんな笑顔を出来るんじゃ天使かな。天使じゃな。)
そんな事を思いながらアーチ少年の顔を見る源五郎。
「あれ、わし眠くなってきたかも。お腹いっぱいになったら眠くなってきたかも。」
「源五郎眠くなってきちゃったの?あっちに僕のベッドがあるから寝ていいよ。」
「ありがとう。アーチまた明日・・・。」
急激な睡魔で眠りに落ちた源五郎。近くの部屋のベッドに倒れ込むように寝てしまった。
次の更新は7月25日月曜日16時ですぞい!