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82:海の王

扉の中に入ると天井がとても高く、入り口で見た武装した人魚よりさらに強そうな武装した人魚が大勢いた。


(金髪ロンゲの大きな人魚が王様なんじゃな。失礼の無いようにしなくてはな。)


「師団長ラビよ。私の可愛い娘はどこだ?」


「ここにいる茶髪の方が姫様です。」


「ラビよ!ふざけているのか!!こんな男が私の娘な訳があるか!!」


「薬でこのような姿に変えられている模様で、ジャッジメント・ロッドでも一致しました。」


「ジャッジメント・ロッドが壊れているんだろ!!!こいつらを牢屋に入れろ!無礼千万!!私がどれだけこの時を待っていたのか知らないわけではないだろ!!」


(これは牢屋に入れられるなぁ。ヴァルゴの存在そのものが失礼じゃったか。)


「ですが、王様。ジャッジメント・ロッドは・・・。」


「師団長と言えど、こいつらを連れて来たお前も極刑に値する!ラビも牢屋に入れろ!!!」


「さっきからよぉぉ!!聞いていればよぉぉ!!俺は姫じゃねぇぇって言ってんだろぉ!でっけぇおっさんもよぉ!どいつもこいつもよぉぉ!!」


「海の王である私に歯向かう気か?」


「海の王かなんだか知らないけどよぉぉ。理不尽な事はよぉぉ!嫌いなんだよぉぉ!!」


「姫の名を語る偽物よ。そこまで言うなら今すぐ死ぬ準備は出来ているのだろうな。」


王様がそう言うと先が3つに尖った槍を空間から出現させた。


(うわぁ、大変な事になったなぁ。こんな所でドンパチする気なのか。とりあえずアーチとマールを守るとしよう。)


「王様!ここでそのような戦いをすると以前と同じ災害が起きてしまいます。」


「こいつをやった後はお前だからな!こいつを連れて来た事をあの世で永遠に反省するんだな!」


ラビが必死に王様を止めようとするが、完全に逆効果。激怒した王様は止まらず槍でヴァルゴを攻撃した。


「こんなでけぇぇ槍ぐらいよぉぉ!躱すのは余裕なんだよぉぉ!!魚には火だろぉ!!ボルケーノ!!!」


ヴァルゴは指先に火を宿し、王様に放った。


「安易!安易過ぎる!」


王様は槍を回転させて火を防いだ。


「やるじゃねぇかよぉぉ!じゃあこれはどうだぁぁ!!ライトニングストーム!!!」


ヴァルゴは変な動きをしながら雷を王様に当てた。


「笑止千万!私に雷も効かぬ!!」


ヴァルゴの放った雷を槍に纏わせ王様はそう言った。そしてその槍でヴァルゴを攻撃した。


「こんなのよぉぉ!聞いてないぜぇ!!!」


ヴァルゴは雷を帯びた槍を躱すので精一杯だった。


「アーチ、マール大丈夫か?」


「うん。大丈夫!源五郎が壁作ってくれたから!」


「僕もです!!」


わし達は蝋で壁を作りその後ろに隠れていた。


「しぶとい生き物だな!これならどうだ!オーシャンプリズン!!」


王様が魔法を唱えると大量の水でヴァルゴを閉じ込めた。


「俺はよぉぉ!水が駄目なんだよぉぉ!!!助けてくれよぉぉ!!!」


水の中でパニックになっているヴァルゴが叫んだ。


(あー終わった。これはダメじゃな。)


「海の王の私に挑んだのが間違いだ!その愚かさをあの世で永遠に悔やむが良い!!」


王様が雷を帯びた槍でヴァルゴを攻撃した。


「あ"ーあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!」


わしはヴァルゴを助けようと走ったが間に合わなかった。


「ヴァルゴ!!!!アーチよ、ヴァルゴを手当てするんじゃ!!」


「うん!!」


アーチはヴァルゴにヒールの魔法をかけた。


「お前らも私とやろうと言うのか?」


王様がわし達に敵意を剥き出しで話しかけた。その瞬間ラビが王様にこう言った。


「この人達を連れて来た私の責任です。処罰するなら私を。」


「お前を処罰する事はもう既に決まっている事だ。よーしこいつらを牢屋に連れて行け!!」


わし達とラビは武装した人魚に城の地下へと連れて行かれた。

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