79:海はパラダイス
結果、海で遊ぶのは楽しかった。というかわしは知らないうちに泳げるようになっていた。転生したからかのう。
「源五郎!!海ってすごーい楽しいんだね!!!」
「そうじゃな!海はすごい楽しいなぁ!!マールも楽しかったじゃろ!」
「僕、海で皆さんと遊べて感動です。」
(またマールが感動しておる。それにしてもパラダイスじゃったなぁ!海はパラダイス!)
「そうだろぉぉ!!海はすげぇんだぜぇぇぇ!!」
わし達が海を満喫して海から出ようとしていると後ろから声が聞こえた。
「もしやあなたは!間違いありません!!ずっと海から見ていたのですが間違いありません!!」
海の中から銀色の長い髪の毛の若い男が声をかけてきた。
「ずっと海からわし達を見ていたって不審者じゃないか!」
「不審者!不審者!!」
「私は不審者ではありません。そこの茶髪の髪の毛が長い方!」
「俺の事かよぉぉ!!!」
「そうです!やはり間違いありません!姫様!!こんな姿になってしまって・・・。」
「「「姫様!?」」」
「俺はよぉぉ!男だぜぇぇぇ!!それに俺は元々この姿だぜぇぇぇ!!」
「なんという事でしょう。王様が待っていますので今すぐに行きますよ。」
「行くってよぉぉぉ!どこにだよぉぉ!!」
「海の中です。私はずっと姫様を探していたのです。ですがこんな姿なので陸には上がれなくて。」
銀色のロンゲ男性をよく見ると下半身が魚になっていた。
(こいつはまさか人魚なのか。)
「さっきから話が全然分からねぇんだけどよぉぉぉ!!!」
「おぉーまさか姫様は記憶喪失。それでは説明しますね。姫様は地上の男と恋愛をしたいと言って怪しげな薬を飲んで地上に行きました。追いかけようとしましたが、その時に姫様の尾びれは消え足が生えてきてすごい勢いで走って行き、追いかける事が出来ませんでした。」
(どこかで聞いた事がある話じゃな。まるで○○姫のようじゃな。)
「あとから薬を渡した奴に話を聞いたところ、真実の愛を見つけないと大変な事になると言っていたのですがまさかこんな事になっているとは・・・。」
「真実の愛を見つける事が出来なく、こんな茶髪ロンゲのおじさんになったって事じゃな。」
「そうです。」
「はぁー!?おじさんじゃねぇだろぉお兄さんだろぉぉぉ!!!」
「ヴァルゴさんは真実の愛を探せなかったんですね。」
「ヴァルゴ可愛そう。」
マールとアーチがそう言った。
「真実の愛ぃぃ?そんなの関係ないだろぉぉぉ!!俺は元からこの姿って言ってんだろぉぉ!!」
「こうして姫様と会えなかったら・・・。せっかくですから皆さんも行きましょう。」
「行くってどこに行くんじゃ?」
「海底にある海の月です。」
「海底じゃと!?海の月!?」
「海の月は私達が住む場所です。」
「でもわし達は呼吸の問題があるので海底に行く事は無理じゃぞ!」
「それなら大丈夫です。トランスラグーン!!」
銀髪ロンゲ男がそう言うとわし達の下半身が魚になった。
「なんじゃこりゃ!」
「すごーい!」
「僕の足が!?」
(アーチとマールの人魚姿、神!!)
「時間が来ると元に戻りますが、海の月までは大丈夫です。私達と同様に呼吸も出来るようになります。姫様も行きましょう!」
「俺が行かないとどうなるんだぁ?」
「行かないという選択肢はありません。どちらにしても満月の夜、地上に機動部隊を出して迎えに行く予定でしたがいち早く発見出来たので良かったです。」
(まるで○○○姫のような話じゃな。というかヴァルゴの下半身が魚になっているのやばいなぁ。)
「しょうがねぇなぁ!じゃあ行ってやんよぉ!海の月に!でもよぉ!俺は姫じゃねぇぜぇ!!それを王様に伝えればいいんだろぉぉ!!」
「姫様も行く事が決定しましたのでそれでは皆さん海底の海の月に行きますよ!ついてきてくださいね!」
(気がついたらわし達全員で行く事になっているなぁ。でも、面白そうじゃから行くとしよう。)




