74:丘を越えて行こう!
わし達は何度か遭遇したオークを燃やしながら街へ歩いていた。
「もう昼時なんじゃないか?」
「源五郎、もしかしてお腹すいたの?」
「だいぶ歩いたからなぁ。」
「あと少しでよぉ!!街に着くぜぇぇ!!!だからよぉぉ!そこで飯食おうぜぇ!!」
「そうじゃな。今から行く街はどんな街なんじゃ?」
「僕もどんな街か聞きたいです。」
「この丘をよぉぉ!超えればよぉぉぉ!!見えるぜぇぇ!街がよぉぉ!!!」
「だからどんな街なんじゃ?」
「ほら、見えてくるだろぉぉ!!」
「源五郎!あれ何?」
「おぉぉーー!!あれは海じゃな!!という事は港町か!」
「海?」
アーチが不思議そうな顔をして聞き返してくる。
「そうか、アーチは森の近くに住んでいたから海を見た事が無いのか。海は大量の水が森のように広がっている所の事ですぞ。」
「えーすごーい!!!」
「僕も海を見るのは初めてです。」
「海はよぉぉ!!海はよぉぉ!!最高なんだぜぇ!!!」
「そうじゃな。魚介類も美味しいから最高じゃな!」
「魚介類?」
「街に行ったら見に行きましょうぞい!!」
「わぁぁ!やったぁ!楽しみ!!」
「僕も楽しみです。」
「お前らよぉ!浮かれちゃってよぉぉ!お花畑だぜぇぇ!!しょうがねぇなぁ!!今日はあの街でよぉ!一泊してから明日北に行くぜぇ!!」
「おぉー最高じゃな。」
「最高!最高!!!」
「僕もテンション上がってきました。」
「それじゃあよぉぉ!!!お前ら街に向かって競争だぜぇ!!!」
そう言うとヴァルゴが走り出した。
「歩きっぱなしだからわしは走れないぞ。」
「僕も。」
「僕もです。」
ヴァルゴが走って街に向かう姿を3人で見届けた。




