72:種
「そういえばよぉぉ!!お前らダンジョンで種を手に入れたって言ってたよなぁ!!!俺が見てやるよぉぉ!!」
(種を見せて欲しいとシンプルに言えないものなのか・・・。)
「これだよ!これが種だよ!!」
アーチが種を取り出してヴァルゴに見せた。
「これはあれじゃねぇかぁ!!!ってちょまってよぉぉ!!」
ヴァルゴが種をアーチからもらって見ようとした瞬間、シャルロットが種を食べた。
「シャルロットダメだよ!種出して!!!」
「シャーー!!!」
「おい!おい!おい!!そいつが種食べちゃったじゃねぇかよ!!いいのかよぉ!」
「どうせ大した種じゃないから大丈夫じゃろ。」
「それはなぁ!!世界樹の種だぜぇ!!ウルトラ貴重な種なんだぜぇ!もったいねぇな!!」
「えっ、そんな貴重な種じゃったのか・・・。」
(どうしようかのう。切り裂いて種を取り出すしか・・・。)
わしが物騒なことを考えているとシャルロットの体が光った。
「わっ!?シャルロットどうしたの?大丈夫?」
「アーチよ!種を吐かせるんじゃ!!」
「おい!おい!待てよ!!!これってよぉ!!」
「シャルロットさんなんか光って綺麗です。」
シャルロットが光り終わるとそこには白い蛇じゃなく白い小さな馬がいた。
「これはどういう事じゃ!?」
「シャ、シャルロット・・・かわいい!!!」
(白い体、大きさはポニーくらい。頭には金色のふさ毛が生えている。これは確かに可愛いぞ。)
「ヒヒーン!!」
「鳴き声までかわいい!!」
アーチはニコニコでシャルロットを抱きしめている。
「これはよぉぉ!進化だなぁ!!!」
「進化じゃと!?」
「世界樹の種食ったっからよぉぉ!!進化したんだろぉ!世界樹の種はウルトラ貴重だからよぉ!進化くらいおかしくないだろぉぉ!!」
「シャルロット進化だって!良かったね!!」
「この姿のモンスターは知っておるか?」
「蛇の姿だとよぉ!コッコだったけどよぉぉ!!この姿のモンスターは見たこと無いぜぇ!!」
「僕も初めて見ました。」
「という事は新種という事じゃな。」
「シャルロットすごいよー!誰も見たことが無い姿になってるんだってー!!」
「ヒヒーン!!」
「まぁ、今まで通り害も無いじゃろうし、さらに可愛くなってアーチも喜んでるから問題は全然無いだろう!!」
「お馬さーん!お馬さーん!シャルロットは可愛いお馬さーん♪」
(アーチがとても可愛い。)
「こうなったらしょうがないだろぉぉ!!じゃあお前ら行くぞぉぉ!!」
「皆さんあれを見てください。」
「モンスターがいるなぁ。」
「あれはオークだろぉぉ!!!」
「オークか、よし!それじゃあ新たな仲間もいるわけじゃし、皆さんにわしのスキルを披露するとしよう。」




