71:強烈!強烈!!
(今日も天気がいいなぁ。青い空、広がる大地。吹き抜ける風も気持ち良いなぁ。
そして隣で笑うアーチ。可愛い。)
「だからよぉ!この道を行けば着くんだよぉぉ!街に!!源五郎、聞いてんのかよぉ!」
(せっかく大自然とアーチを堪能していたのに。ヴァルゴのやつめ。)
「聞いてるぞ!あれじゃろ!色んな種類の肉を食べれるという話じゃろ!」
「源五郎、全然違うだろぉぉ!!話聞いてねぇのかよぉ!!」
「源五郎はいつも食べる事ばかり考えてるんだね。」
「源五郎さんは食いしん坊なんですね。」
「そういえばヴァルゴとマールのジョブは何なんじゃ?わしは調教師でアーチはヒーラーですぞ。」
「調教師ぃ!?そんなの聞いた事ねぇな!!何を調教するんだよぉぉ!!」
(何を調教するって知っておるが言うとややこしい事になりそうじゃから知らないふりをするとしよう。)
「わしもよく分からないが縄に鞭や蝋燭を出現させて戦う事が出来ますぞい!」
「へぇーそうなのかよぉ!俺はなぁ!魔道士なんだぜぇ!!イメージにぴったりだろぉぉ!!!」
(イメージでは盗賊か盗賊かシーフだと思っていたんじゃが・・・。)
「ヴァルゴは魔道士なの?じゃあ魔法も使えるの?」
アーチがヴァルゴに質問した。
「当然だぜぇぇ!!!試しに魔法使うからお前ら見てろよぉぉぉ!!!ボルケーノ!!」
ヴァルゴがそう言うと5本の指から火を放った!!
「どうだ!すごいだろぉぉ!!!」
「すごいなぁ!」
「すごーい!!」
「さすが!ヴァルゴさん!冒険者の憧れです!!」
(えっ、冒険者の憧れなのか!?ヴァルゴが!?)
「そうだろぉ!!他にも出来るんだぜぇぇ!!ライトニングストーム!!」
ヴァルゴは変な動きをしながらそう言うと今度は目の前に雷が落ちた。
「これは本当にすごいなぁ!強烈じゃな!!」
「強烈!強烈!!」
「ヴァルゴさん!さすがです!!」
「だろぉぉぉ!!他にも水を出したり風を出したり色々出来んだぜぇぇぇ!!!」
「これは本当に頼もしいなぁ!!マールのジョブは何なんじゃ?」
「僕は吟遊詩人です。」
「だから前のパーティーのやつらは歌って言っていたんじゃな!」
「そうです。」
「どんな歌を歌う事が出来るんじゃ?」
「色々あるのですが、歌によって味方の攻撃力を上げたり、モンスターを弱らせたり、眠らせたりします。」
「それはかなり強いんじゃないか!すごい歌じゃな!!」
「うん!うん!すごい歌!!」
「そうですかね・・・。」
「当たり前だろぉぉ!!こいつはすげぇーんだよぉぉぉ!!」
「皆さんありがとうございます。僕、嬉しいです。」
マールは泣きそうな顔をしながら嬉しがっていた。
(前のパーティーでどんだけ不遇な扱いじゃったんだろう。)
「わし達はマールがどんな獣人でも受け入れるので安心して欲しいぞ!」
「うん!うん!!」
「当たり前だろぉぉ!!!」
「本当に皆さんありがとうございます。」




