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70:何度でも振り返るとヤツがいる。

結果から言うとかなり過激でハードなトレーニングじゃった。

寝起きのおじいちゃん(わし)にさせるようなトレーニングじゃない。

アーチは泣きそうな顔になりながらハァハァしていたし、マールは爽やかさを残しつつも苦悶の表情でハァハァしていた。ヴァルゴは指示を出すだけで何もしていなかった。


(よし。やっぱりヴァルゴを置いて行こう。)


「アーチよ!やはりヴァルゴを置いて行こう。こんなトレーニングが毎日続くなんてトレーニングで死んでしまうぞ。」


「そうだよね。僕トレーニング嫌。」


「そうと決まれば行くぞ。」


「お前たち!!やるじゃねぇーか!!俺のトレーニングに耐えるとはなぁ!!!」


振り返るとヴァルゴがいた。


「俺らと一緒にマールも行く事になったからなぁ!!」


「源五郎さん、アーチさんよろしくお願いします。」


(げっ、ヴァルゴ!?それにマール!?)


「わし達はやっぱりアーチと二人で行こうと思いまして。なぁ、アーチ。」


「うん。」


「だからよぉぉ!それじゃダメだって言ってんだろぉぉ!!」


「どうしても一緒に行く気か?」


「だからよぉぉ!!そうだって言ってんじゃねぇかよぉぉ!」


「源五郎、ダメみたい。」


「そうじゃな。」


「何こそこそ話してんだよ!それじゃあ飯食ったら行くぞぉ!!!」


「ヴァルゴ、マールよ。よろしくお願いしますぞ。」


「よろしくね。」


わし達はヴァルゴに連れて行かれ朝ごはんを食べた。ご飯は美味しかった。


「よーし!飯も食べたし、行くぞぉ!!西の方角に街があるからよぉ!まずはそこ目指すぞぉ!!!」


「街があるんじゃな。かしこまりぞ!」


「どんな街かなぁ。源五郎楽しみだね。」


「そうじゃな!!マールも一緒に行く事になったけど元々の旅の目的があったんじゃないのか?」


「旅の目的は魔王を倒す事だったんですが、パーティーを追放になったのでしばらくはヴァルゴさんに鍛えてもらって同じ目的の人がいたら一緒に魔王を倒そうと思って。」


「魔王!?魔王がおるのか!?」


「北の方にある島に魔王がいます!僕が育った村が魔王の軍勢に襲われた事があり、その時は村の人達がなんとか魔王の軍勢を退けたのですが、このままだといつ魔王に村が滅ぼされてもおかしくないと大騒ぎになっていた時に村の占術師が魔王を倒せるのは僕だってなって魔王を倒す旅に出る事になったんです。」


「そりゃ大変じゃったなぁ。マールの村はどの辺にあるんじゃ?」


「グロースの街の南の方です。」


「ひょえーそんなところまで魔王の軍勢が来ているんじゃな。」


「マール大変だろぉ!!!魔王に苦しめられている人は山ほどいるんだぜぇぇ!!!

だからよぉぉ!マールが魔王を倒せるように鍛えてやるってわけよぉぉ!俺様がなぁ!」


「そうじゃったのかぁ。」


「今日初めてヴァルゴさんのトレーニングをしたのですが強くなった気がします!」


「本格的なトレーニングはまだまだこれからだぜぇ!!!」


(まだまだこれからなのかぁ。)


アーチはわしを見て泣きそうな顔になっている。


「よーし!お前ら行くぞぉぉ!出発だぁ!!」


「旅の目的は違うが一緒に行く事にしようぞ!!」


「出発!出発!!」


「よろしくお願いします!!」


こうしてわし達は新たな仲間と一緒に旅に出る事になった。


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