68:男同士、密室に2人・・・。
「わぁーテントだぁ!!!」
「ヴァルゴのテントの中と全然違う雰囲気じゃが、ゆっくり休めそうじゃな!」
「うん!ベッドもあるよ!!」
「そうじゃな!!!」
(昔のテントと言ったら寝袋じゃが、今どきはベッドがあるんじゃな。)
「源五郎!早く寝よう!!」
アーチ少年がわしの手を引っ張って2人してベッドに倒れ込んだ。
「アーチ顔が近いぞ!」
「大丈夫!!」
(わしが大丈夫じゃない・・・。)
「アーチよ!この前みたいに抱きつかれたら大変じゃから少し離れて寝ますぞ!」
「僕に抱きつかれて嫌だった?」
(わぁー!!上目遣いでそんな事言うのは反則じゃ!反則!!)
「ねぇー源五郎!」
「ぜ、ぜっ、全然嫌じゃないぞ!!」
「やったぁー!!じゃあ今日も一緒に寝るー!!抱きつく!!」
アーチ少年はそう言うとわしに抱きついてきた。
(わ、わ、わ、わぁー。)
「じゃあ僕寝るねー!!おやすみなさい!!」
(あっ、寝た。この状況で寝た。この前は意図しない状況で抱きつかれたけど、今回は・・・。これは何かしてもOKという事なのか・・・。)
わしはもともと近かったアーチ少年の顔に顔を近づける。
「シャーーー!!」
(あ、あっ、シャルロット!?そうじゃな!そうじゃ!こんな事をしたらダメじゃ。変な事を考えて申し訳ない。)
「アーチもシャルロットもおやすみなさいですぞ。」
(ってやっぱり寝れないぞ!この状況では寝れないぞ!テントの中でテントの中で!!!
よーし。ここは必殺技じゃ。数を数えよう。アーチが一人、アーチが二人、アーチが三人・・・可愛すぎる!増えるアーチ可愛すぎる!!これじゃあますます寝れないなぁ。それじゃあヴァルゴを数えよう。ヴァルゴが一人、ヴァルゴが二人、あーあダメじゃ!全然ダメ!ヴァルゴじゃと途中で数えるのも嫌になる。どんどん増えるヴァルゴは強烈過ぎる!しょうがない、コッコを数えよう。コッコを数えよう。コッコが一匹、コッコが二匹、コッコが三匹・・・なんだか嫌な記憶も蘇るが寝れそうじゃ。コッコが四匹、コッコが五匹・・・。)




