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7:歩こう村までの巻

村に到着するまではアーチ少年と雑談をしながら歩いた。


わしが転生した森は大地の森という場所らしい。


スライムばかり生息している森で

あのスライムは赤く光る事からレッドスライムと呼んでいるとの事。


レッドスライムは石を投げるだけで倒せる雑魚モンスターとアーチ少年から聞いた時は

わしの苦労を返して欲しいと思った。やはりスライムは初心者向けなのか!?


また、アーチ少年の住む村は100人程が住む集落との事。宿屋などのお店は無いとの事。


食事が出来る場所など無いか確認したら、命の恩人なので食事をご馳走してくれると可愛い笑顔でアーチ少年が言っていた。


寝る場所もあるから宿泊もしていいと言っていた。

(美少年で優しいなんてチートじゃ!)


そんな事を思いながら雑談していると村に到着したわしとアーチ。


「ここが僕の村ステラだよ。」


「可愛い響きの村じゃな。」


「アーチおかえり!その隣の人は?」

鎧を着た筋肉ゴリゴリの村の門番がアーチ少年に声をかける。


「この人は源五郎。僕の命の恩人。リトルエイプに襲われている所を助けてくれたの。」


「村長が知らない人連れて来たらダメだってアーチも知っているだろ」


「でも、命の恩人だし。困ってたので。」


「なら村長に説明してこい!」


「源五郎待ってて。説明してくる。」


「わかったぞ!お兄ちゃんが病気なんじゃろ。

わしは待っているからお兄ちゃんに薬草を届けるといいぞ。」


「ありがとう。源五郎!」

アーチ少年はわしに手を振り村の中に入っていった。


(ちゃんと戻ってくるかな。)


しばらくしてアーチが村長と戻ってきた。


「源五郎殿、私はこの村の村長です。アーチを助けてくださったようでありがとうございます。」


「いえいえ。困っている人がいたら助けるのが筋ですので。」


「アーチの言う通り良い人そうじゃな。それでは今回は特別に村に入る事を許可しよう。」


「ありがとうございます。」

わしは村長に一礼する。


「行こう!源五郎!!」

アーチ少年はわしの手を取り村の中へと引っ張る。


(アーチ君は本当に無邪気じゃな!)


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