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66:全部脱いじゃうの?

声が聞こえた場所に行くと猫耳に銀髪のキレイな顔立ちの獣人の少年が服を脱ごうとしていた。


(なんてことじゃろう。こんな外でキレイな顔立ちの少年が全裸に・・・。確か装備品を置いて行けって言われてたなぁ。)


「お主達、一人の少年を寄ってたかって、けしからんぞ!!」


「誰だよ!お前!!」


目が鋭く鼻が高い金髪の少年がわしに話しかけてきた。


(こいつがリーダーで話しが長い一番偉そうなやつじゃな。)


「近くのテントにいたんじゃが、お主達の声がでかくて話している内容が聞こえたので様子を見に来たんじゃ。」


「お前には関係ない話だろう!それとも俺様に喧嘩売ってるのかよ!!」


次にわしより身長が高い短髪の筋肉ゴリゴリのごつい兄貴がわしにはなしかけてきた。


(なにやら戦闘狂みたいな会話していたやつじゃな。こいつなんか怖いなぁ。)


「別に喧嘩売ってるわけではないんじゃが。話の内容を聞いていてあまりにも人としてどうかと思ったので・・・。」


「だからそれが俺様に喧嘩売ってるって言うんだよ!」


わしが話しているとゴリゴリ兄貴が話を遮り、背中にあった大きな武器を手に持ち替えて襲ってきた。わしはとっさに縄をイメージしてゴリゴリ兄貴にカウボーイスタイルで縄をかけた。


「いきなり斬りつけようとしてくるなんて恐ろしいやつじゃな!!」


「なんだよ!こんな縄すぐに・・・。」


「力が吸い取られて縄から逃げ出せないじゃろ。」


「すぐに力で解決しようとするからこうなるのです。うちの脳筋が申し訳ないですね。」


わしがゴリゴリ兄貴をさらに縄で縛っていると円縁メガネで知的な顔の青年が声をかけてきた。


(変な色目で見てる発言の獣人嫌いと言ってたやつかな。こいつは話が通じそうじゃな。)


「話を分かってもらえそうで良かったですぞ。」


「要するに関係ないあなたは私達に喧嘩を売ってきてるという事でよろしいですね?」


(こいつもダメだったー。全然ダメだったー。)


「喧嘩は売っていないぞ。自分で購入した装備と本人のお金を置いていけというのはまるで盗賊のような行動じゃないか。パーティーから追放したいという目的が達成出来たから良いではないか。ほら見ろ。お主達が装備を置いていけと言ったから外で全裸になろうとしているぞ。この光景を見てお主達は何も思わないのか。罪悪感は感じないのか?」


「でもこいつは俺たちの恩を仇で返したんだぞ!!」


「戦えないこいつの後ろからモンスターが来るかもしれないという事を警戒していないお主達の責任なんじゃないか?」


「なんだぁ!なんだぁ!!!どうしたってんだよぉぉ!!」


わしが金髪・ゴリゴリ・円縁メガネの三人と話をしていると後ろから聞き覚えのある声がして振り返るとヴァルゴがいた。


「「「ヴァルゴさんお疲れ様です!!!」」」


三人がヴァルゴに挨拶をする。


「お前ら!!パーティーメンバーをいじめてんだってなぁ!!!」


「こいつはもうパーティーメンバーじゃないっす。」


「じゃあパーティーメンバーじゃないやつをいじめてんのかよぉぉぉ!!!ありえねぇな!!最近お前ら活躍してるって話聞いてたけど聞いてた話と違うなぁ!!」


「違うんです。こいつがパーティーを抜けたいって言ったんです。だから装備も返してもらおうと。そうだよな!!」


「・・・。」


「ほら抜けたいって言ったって言えよ!事実なんだからそんくらい言えるだろ!」


「僕が抜けたいって言いました。」


「ヴァルゴよ!装備はこいつが自分で買った装備じゃよ。」


「そうなのかよぉ!!!俺に嘘つくんじゃねぇよ!!!どうなんだよぉぉ!!」


「装備は間違いでした!おい、お前!パーティーから抜けたんだったらどっか行けよ!!

ヴァルゴさんお疲れ様した。もう大丈夫なんでもう大丈夫っす。」


「本当に大丈夫なのかよ!!!まぁいいぜぇ!今後何かあるなら俺は容赦しないって分かってんだろぉ!!」


「「「はい。」」」


「そしたら源五郎行くぞぉ!そこの坊主も行くぞぉ!!」


(あの三人を言い負かすなんてヴァルゴってすごいやつなのかもしれないなぁ。

あっ、そういえばゴリゴリ兄貴縛ったままじゃった。)


ゴリゴリ兄貴を見ると今にも力尽きそうな顔をしていた。


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