64:賑やかな雰囲気と騒がしいのは違う。
わし達はヴァルゴに連れて来られてダンジョンの近くの野営食堂に到着した。
「者共!!!源五郎とアーチの無事を祝して乾杯!!!!」
「「「「「かんぱーい!!!」」」」」
ヴァルゴの掛け声と共にダンジョンにいた人達がお酒を飲み始めた。
わしとアーチ少年は水を飲んだ。
「おい!お前ら!!!ダンジョンで何があったか詳しく聞かせろよぉぉ!!!」
わし達はダンジョンで何があったのか細かくヴァルゴに話をした。
「最下層そうなってるのかよぉぉ!!赤鬼!?伝説の生き物だろぉぉぉ!!!
ダンジョンの主!?そんなのいるのかよぉぉ!!お前らよく無事で戻ってこれたなぁぁ!!!」
「源五郎すごーいんだよ!源五郎がいれば平気だよぉ!」
「アーチ照れるなぁ。嬉しいなぁ。」
「このままじゃダメだ!ダメだろぉ!!源五郎がいても危なすぎだろぉぉ!!
死にそうになったんだろぉ!!!」
「そうだけど、大丈夫だよ。」
「お前らの旅の目的は何か教えろよぉぉ!!」
「さっきも軽く説明したけど、アーチの両親探しじゃが。」
「この坊主の両親探してんのかよぉ!!偉いじゃないかよ!!!どこにいるのか分かるのよぉぉ!!」
「さっきも伝えたけどダンジョンで手に入れたコンパスでお母さんとお父さんのいる場所が分かるの。いる場所は北の方角みたい。」
「北は危険な山岳地帯だからよぉ!西から迂回して北に進むしかねぇなぁ!!!」
「そうなんじゃな。教えてくれてありがとうぞい!」
「そんな事より!俺もお前らと一緒に坊主の両親探してやんよ!!!」
「「えっ!?」」
「だからよぉぉ!!俺も一緒に行ってやるって言ってんだよ!!!」
「一緒に来なくて大丈夫じゃぞ!」
「うん。源五郎がいれば大丈夫だから大丈夫。」
「はぁ!!ダメに決まってるだろぉ!決定事項だぁ!!これは決定事項だぁ!」
「アーチよ。こいつ絶対ついてくるパターンじゃぞ。」
「うん。でも僕この人、怖い。」
「わしもじゃ。」
「何こそこそ話ししてるんだよぉぉ!!よーし今日は飯食ったら俺が泊まってる場所に行くぞ!!この食堂の近くにテントがあるんだ!分かってんだろう!」
「「えっ!?」」
「どうしよ。源五郎。」
「一緒に行くしかないなぁ。何かあれば守るぞ。」
「うん。」
「よーし!お前らこそこそ話してないでそうと決まれば飯食うぞ!!お前らちゃんと食って栄養つけろよぉぉぉ!!!」
わし達は肉料理やパンなどを食べたが、ヴァルゴのせいで味がしなかった。




