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63:振り返るとヤツがいる。

「わぁー!!外だぁ!!」


「ダンジョンから無事出られたんじゃな!!気がつけば夜になっていたのかぁ。」


「星が綺麗だね!!」


「そうじゃな!!ダンジョンの入り口とは別の場所みたいじゃから明かりが見える方向に進もうぞ!!」


「うん!!」


わし達は明かりが見える方向に進むとダンジョンの入口に到着した。


「夜なのに人が沢山いるなぁ。さすがダンジョンじゃな。」


「そうだね。」


わし達がそんな会話をしているとダンジョンの門番が声をかけてきた。


「もしかして、源五郎さんとアーチさんですか?」


「そうじゃが。どうしたんじゃ?」


「あーあ、良かった。お二人が昼過ぎにダンジョンに入って夜になってもダンジョンから出て来ないという話を冒険者のヴァルゴGTさんに話しをしたらダンジョンの中を探しに行くと大騒ぎになりまして。」


「そんな事になっていたのか!?ダンジョンで何かあっても自己責任だったと思うんじゃが。」


「ヴァルゴGTさんがあいつらは低層にしか行かないと言っていたから夜になってもダンジョンから出て来ないのはおかしい。低層でトラブルがあったんじゃないか。低層でトラブルがあると他の冒険者も危険なんじゃないかと騒いでて・・・。あっ、ヴァルゴGTさん。」


振り向くと例の露出高めな装備の20代後半の茶髪ロンゲ冒険者がいた。


「おまぇら!!!無事だったのかよ!!!!今から低層に探しに行こうと思ってたんだぜぇ!!!」


(こいつヴァルゴGTという名前だったのか・・・。)


「ご心配かけましたが無事でした。湖の横の穴の中にあった宝箱を開けたら転送罠だったみたいで死にかけましたが無事ですぞ。」


「最下層まで転送されたけど無事だった!!」


「なぁにぃぃーー!転送罠だとぉぉ!!湖って言ったらまだ低層じゃねぇかよ!!それに最下層だとぉぉ!よく生きて戻ってこれたなぁ!!!!」


「おじさん心配してくれてありがとう!僕と源五郎はもう大丈夫!!」


「だからよぉ!!!何度も言ってんだろ!!ふざけんじゃねーよ!おじさんだと!?お前、お兄さんだろぉ!!」


「やっぱりこの人怖い。」


「そうじゃな。」


「お前らボソボソ何を話してんだぁ!!無事戻って来れたなら酒飲みに行くぞぉぉぉ!それからダンジョンで何があったか詳しく話を聞かせろよぉぉぉ!!」


「僕たちまだお酒飲める年齢じゃないからお酒は無理。」


「そうじゃった!そうじゃぞ!!」


「じゃあご飯に行くぞぉぉ!!どうせ何も食べてないんだろぉぉ!!」


「そうじゃな。朝から何も食べて無かったなぁ。」


「そうだね。色々あったから忘れてた。」


「決定!決定!決定だぁぁぁ!飯に行くぞぉぉ!!」


「この騒がしさじゃと門番も困惑するなぁ。」


「そうだね。」


「よっしゃぁぁ!者共!!!近くの野営食堂にいくぞぉぉ!!」


「全員で行くみたいじゃな。」


「そうだね。」


こうしてわし達はヴァルゴとご飯を食べに行く事になった。


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